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208.ダンロップのクラブ・ドクターに診て貰ってきました ・・・ (2010/04/16)


  このホームページの自己紹介のところにも書いてありますが、私がゴルフを始めた時(53歳)、勤めていた会社(外資系企業の日本支社)には、若い人ばかりで、ゴルフをやる人はいませんでした。

  そんなことで、身近に相談する相手もなく、頼ったのはゴルフ雑誌でした。ゴルフ雑誌に出ていた「売れ筋ゴルフクラブ」の欄にあった、ダンロップ・ゼクシオなるクラブの存在を知り、まあ「売れ筋商品」であるなら万人向けのはずで、これを購入しておけば間違いはないだろう、という思いで購入したのでした。


  それから7年になりますが、今でも、本当に今使っているクラブが一番私の体力、技量に沿ったクラブなの?通常タイプのXXIO から現在は XXIOプライムに変えているけど、これでいいの?更には、50歳を過ぎた初心者は(シャフトのフレックスは)柔らかい R が良いと信じて現在に至るのだけれど本当のそうなの?と、いった具合に、いろいろな疑問を抱いて現在に至っていました。

  ある日、ジーアテンド(GATTEND)というSRIスポーツ(株)から送られてくるメールニュースに「クラブドクター」なる、クラブ診断をしてくれる場所があることを知りました。最寄りのショップを調べてみると、以前、アイアンのシャフトを折ってしまい、修理をお願いした「ダンロップクラブハウス赤坂店」でも、このクラブドクターなる診断が受けられることが分かりました。

  以下は私がクラブドクターの診断を受けた結果をご照会したものです。


 こちらがダンロップクラブハウス赤坂店です。実際の場所は赤坂ではなく溜池山王から霞ヶ関ビルに歩く道の途中にあります(特許庁近く)。 前述のように、クラブシャフトを折ってしまった際にに修理をお願いした場所でもありました。

       皆さん、ゴルファー保険には入っておきましょうね。
   

 こちらがこの日お世話になったクラブ・ドクターの伊藤さんです。(先日のオデッセイのフィッティングの内容をお見せしたもので)診断にあたって冒頭おっしゃったのは、、こちらでも計測は致しますが、私のアドバイスは、数値によるものよりも、ゴルファーの方がゴルフをより快適にプレー出来る為にどうしたら良いかのアドバイスをさせて貰いますので、とのことでした。
 まずは肩慣らしにドライバーで何球か打ってから診断に入りました。まず計測したのは私が持参したXXIOプライムのドライバー。
               
 ヘッドスピードは38だそうでした(ゴルフショップで計測した数値では、お客の気分を良くするためなのか、今少し早い数値だったような気が、、、 (^ ^;)

 次にお店で用意してくれている最新モデルのXXIOでも計測してみました。結果、伊藤さん曰く、プライムの対象者にはヘッドスピードが35以下を考えていますから、プライムのドライバーはもう少し置いといて通常のXXIOが打てなくなったらプライムにしても良いように思います、とのことでした。
 つまりクラブがお仕事をする訳ですから、本人の体力が許すならば、より重たいクラブの方が、より大きな働きをするわけです。私のスウィングからすれば、プライムに移行するにはまだ少し早く、一般型のXXIOならば、より遠くへ飛ぶことが計測値からも明らかになりました。  
 次にアイアンです。まずは私のXXIOプライムの7番アイアン(R)で。その後、最新型のXXIOアイアンで計測しました。(RとSRを試打)

 Q: 以前、XXIOとXXIOプライムを試打したのですが、同じように打ったのですがプライムの方がより遠くへ飛びました。そんな記憶があったもので、XXIOプライム(アイアン)の方が自分に合っていると判断したのですがその考え方で良いですか?

 A: 従来のXXIO(2002年モデル)の打ち方プライムに換えたとすると、しばらくは当然プライムの方が飛んだだろうと思います。しかし人間の体はそれに慣れてくると、それにあった打ち方をするようになってくるので従来のXXIOと同じ程度にしか飛ばなくなると思います。

 アイアンもそうですが、私はトップでの切り返しのタイミングを診ていました。(極端な言い方をすれば、そこしか気にしていなかった)。心地よくトップで切り返しが出来るということは、それがよりお客様に合っているということです。

 ゴルフは自然の中でやるスポーツなので風の状態、芝の状態などいろいろ考えなくてはなりません。そんな中で、自分のクラブを信頼し、クラブのことには気を取られずに自然にプレー出来ることが大事と思っています。
 
 Q:
シャフトのフレックスについて
今はプライムのRを使っています(XXIO2002年モデル当時はSとRしか種類が無かった)。それって本当に私に合っているのでしょうか?

 A: まずプライムのRは通常のXXIOのRよりも、更に柔らかく作られています。次にシニアだからRを、といった考えはずっと昔のシニアならどうかもしれませんが、今の方は皆さんお元気で体力もあるので一律には言えないと思います。

  さて、XXIOのRとSRを打ち比べて貰い、それを拝見した範囲で言えば、SRで打ってもらった時の方がより芯に当たっていましたね。そのことからすればお客様にはSRがベターなように思います。
 あとはお客様個々人の判断になると思いますが、もし距離(より遠くへ)を重視するならRでもいいですが、方向性(それと正確な距離感)を重視するのならSRがベターかと思います。本来的なアイアンの役割からすれば、やはり後者かとは思いますが。



番手 

重さ 

ロフト

長さ 

バランス

SW

435g        

D3

SW

390g

56度

35inch

D1

AW

390g

49度

35inch

D1.5

PW

385g

43度

35inch

C9.5

9I

380g

38度

35.5inch

C9.5

8I

370g

33度

36inch

C9

7I

365g

29度

36.5inch 

C9

6I

360g

26度

37inch

C9

5I

350g

23度

37.5inch

D0

9W

315g

23度 

41inch

D1

UT

325g

20度 

41inch 

D1

5W

310g

18度 

42inch

D1.5

1W

300g

10.5度 

46inch

D6


 ネットで調べるとバーナーのバランスはD5だという。この違いはもしかしたら私のバーナーが並行輸入ものだからかもしれない。
  (以前のクラブで計測したものですが、もしご興味があれば、「こちら」をご覧ください) 
 


 上の写真を見て貰って、クラブ全体の流れを診てもらいました。(現在は、ドライバーがXXIOプライムに、またユーティリティがキャスコに。そして最後にパターはオデッセイのホワイトアイス・テロンになっています)



 それによれば、ユーティリティは、3番アイアン、4番アイアンに代わるもの、という位置づけなので、5Wと9Wをお使いなのであれば、ユーティリティは現在のXXIOで言えばU8(23度)あたりがフィットするでしょう、と。
        

 また「今でもXXIO(2002年モデル)フェアウェイウッドが手放せない、とおっしゃているのは、やはり使い始めたクラブに慣れそれがご自身に合っていると思っても良いのでしょう」。

 「クラブラインナップの一部を入れ替える場合でも、そのことを念頭に置き、当初使っていたものから、大きくはずれるスペックのものは避けるべきでしょう」と。

 ※ 確かに試しに息子の使っているキャロウェイのスティールシャフトのアイアンを試してみたが、全く私には使えませんでしたから。

 補足として、私の打ち方を診て、クラブの問題とは別にアドバイスがありました。

 「拝見していて気がついたのですが、ボールの置く位置に無頓着なようにお見受けします。ボールの位置の違いからくるボールの方向性、距離の誤差には大きなものがあります。ボールを置く位置について、今少し気を遣われると、より正確なゴルフが出来るかと思います」、とのことでした。
 診断終了後の立ち話で。

 その昔、片山晋呉プロが腰を痛めた時代に、楽なクラブをということで一時期XXIOを使っていたことがあったそうな。その時のなごりでしょう、私のコレクションにも45ウェッジ(晋呉ウェッジ)というのがあります。

 伊藤さんによれば、この45ウェッジはバンスの真ん中が凹んだ構造になっていますが、このウェッジでなくとも、サンドウェッジを沢山練習し、使用すると自然にこうした溝が出来るのだとか。不思議ですね。とまあ、その溝を最初から入れたのがこのウェッジなのだそうです。

  ※ ダブルバンスについては「こちら」参考までに。


 先日のオデッセイのフィッティングでも、担当の前田さんから話しがありましたが、皆さんそれぞれクセを持っているわけで、そのクセがより出てしまいやすいクラブと、クセを出させないで済むクラブがあるようです。今回ダンロップの伊藤さんも同様なことをおっしゃっていました。今回のクラブドクターでは、数値よりもより自然に振れるクラブ、といった視点でアドバイスをしてくれました。

 さて、本日のクラブドクターを受診して、不安というほどではないものの、今までは、本当にこれが私に合っているの?といった疑問を持っていましたが、これで合点がいきました。 

 最後に。診断中はメモを取れずに終了後に記憶を辿ってまとめた文章ですので、クラブ・ドクターの伊藤さんが言われたことと、ここに書かれたこととが微妙に違うかもしれません。それはひとえに私の理解不足からくるものですので、ご容赦ください。 




<練習後記>

  ダンロップのクラブ・ドクターにて私のスウィングを見てもらい、私に合うクラブってどういうものなのかを、あらためて見て貰いました。振り返ってみれば、53歳でゴルフを始めた時、ゴルフ雑誌だけを頼りにし、初心者なんだからアイアンシャフトはカーボンシャフトだろう、またフレックスはRが良いはず、と単純に思い込んで購入しました。

  更に定年が近づいてか、シニアになったので、従来使っていたXXIOからXXIOプライムに切り替えたりもしました。それらを持参して「チェック」して貰った結果は、アイアンはプライムでなく、レギュラーモデルのXXIOで構わないこと。しかも、私のトップでの切り替えタイミングを見て、RではなくSRでも良いくらい、とのアドバイスがありました。ドライバーについても同様で、シニア向けのプライム・ドライバーにはまだ早く、レギュラーモデルのXXIOのRで丁度良いと思いますとのコメントを貰いました。

  アドバイスで面白かったのは、私が「ある練習場で試打をした時、持参したXXIOより、借りて試したXXIOプライムが飛んだ記憶があったもので、プライムに換えました」との話しに対して、「確かに、全体的に軽く作ってあるプライムが飛んだでしょう。しかし、しばらくしてプライムに慣れてしまうと、その楽さに馴染んでしまい、結果、従来のXXIOと飛距離も変わらなくなりますよ」とのこと。

 ※ 余談ですが、試打会は、最初にフィーリングだけで判断した方が間違いがない、とのこと。
   時間をかけて試打してしまうと、合わないクラブに自分を合わせて行ってしまう危険性があるとのことでした。


  「ボールを飛ばす力としては、重い方がパワーがあるので、”きちんと振れる範囲で”重めなものを選んだ方が良い」とのアドバイスを貰いました。さて、そんなことを踏まえ、



 最後に。前回のオデッセイのフィッティングでも、また今回のクラブ・ドクターでも、いずれも診断は無料です。ただ、現役で多忙なビジネスマンには、平日にこうした診断を受けるのは難しいかもしれませんね。でも、機会があれば、是非診断してアドバイスして貰うといいですね。

 ※ 私のゴルフクラブ遍歴は「こちら」に。




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