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195.  クラブ14本にバランスの自然な流れを  ・・・ (2009/07/12)

  道具へのこだわりの強さでは、日本人は特有のものがあるようです。ゴルフクラブも同様で、世の中には、ウェッジの重さ、バランスの調整にと、ドリルで穴をあけたり、鉛を貼ったり、グラインダーでバンスを削ったり、という職人肌のゴルファーもいるようです。

 私の場合は、ゴルフを始めた時、職場にゴルフをやる人がいなかった為に、相談出来ない状況でしたので、こだわりの持ちようがありませんでした。それで初めて道具を購入した際には何に頼ったかと言えば、雑誌に掲載されている市場情報、「売れ筋商品情報」を頼っていました。結果、当時から売れ筋商品であったダンロップ、ゼクシオに辿りつきました。まあ、これだけ売れているのだから、これにしておけば間違いはないだろう、くらいなものでした。

  ですので、今でも「好みのブランド」といった部分、また同じ製品を「どこで買ったら一番安く手にはいるの?」、といったこだわりはあっても、その道具の特性、といったものには、こだわりはありませんでした。というか、こだわりだすと、自分の中の道具好きが目覚めてのめり込むのが怖いような気すらしていましたので。

  そんなことでしたので、このホームページにも過去、何度か投稿いただいたゴルフ作家、山口信吾さんとも、この(下、写真)本にまつわるお話しのやりとりをメールでした際にも、いくつかのアドバイスがあっても、どちらかというと道具の話しからは話題をそらしていたくらいでした。
  私は初心者ですので、何かスウィングに問題が出たとしても、それは、ひとえに自分の技量がないのであって道具のせいではない、と。また、道具を加工したとしても、たとえばアイアンのヘッドに鉛を貼ったとしても、その違いが分かるのかどうか、それが好スコアに結びつけるだけの自信もないもので。

  
 振るだけで10打縮まる「ぴったりクラブ」の選び方 icon 山口信吾/著  日経ビジネス人文庫 730円

 右写真の本や「定年後はイギリスでリンクスゴルフを愉しもう 」を書かれた山口さんの最新刊。一般にゴルフ歴の長い人は、そのゴルフ人生の中で、幾度と無くクラブのことで悩み、新しいクラブセット購入にチャレンジし、一喜一憂してきたことでしょう。

 著者もまさにそれを実践してきたようで、そこから学んだことがこの1冊になっています。著者は評論家などではありませんのでメーカに気兼ねすることなく、ずばりと指摘している。



 さて、そんな私が道具の「こだわりの世界」に片足を突っ込み始めています。私のドライバー(テーラーメイド、07モデル、バーナー)、かつて知人にも「軽い!」と言われていたので、本当に軽いの?という素朴な疑問からでした。
 ある日、家内に料理用の秤を借りて、1本、1本を計ってみました。結果は、やはり私のドライバーは軽い!でした。

  それが、千葉県勝浦の保養所に行った際に立ち寄ったいつものゴルフ練習場にこんなものがあるのを見つけました。なんとなくこれがクラブのバランスなるものを計る機械なのだ、ということくらいは私も知っていました。練習後、これを使わせて貰い、14本のバランスを計らせて貰いました。結果は以下のような内容でした。


番手 

重さ 

ロフト

長さ 

バランス

SW

435g        

D3

SW

390g

56度

35inch

D1

AW

390g

49度

35inch

D1.5

PW

385g

43度

35inch

C9.5

9I

380g

38度

35.5inch

C9.5

8I

370g

33度

36inch

C9

7I

365g

29度

36.5inch 

C9

6I

360g

26度

37inch

C9

5I

350g

23度

37.5inch

D0

9W

315g

23度 

41inch

D1

UT

325g

20度 

41inch 

D1

5W

310g

18度 

42inch

D1.5

1W

300g

10.5度 

46inch

D6


 ネットで調べるとバーナーのバランスはD5だという。この違いはもしかしたら私のバーナーが並行輸入ものだからかもしれない。
 



  私自身は、この結果がどういうものなのかは判断付かないのですが、ベテランゴルファーの方に意見を聞いてみると、軽いと思っていたドライバーは、むしろこの長さからすると私には重すぎる、という意外な結果だったのです。言い方を変えると、重量は軽いが、バランス的に重い、つまり”軽い”竹ほうきでも、柄が”長いと”振り回すには重さが効いてくる、というのだそうです。
 
  あと同じダンロップの同じモデルのユーティリティではあっても、この組合せはなんともバランスが悪いようです。それが理由なのかは分かりませんが、上手く使いこなせていないもので、過去ゴルフスクールに相談 していたのも、このユーティリティーでした。当たれば200ヤード近く飛距離の出るものなのですが、14本の流れの中ではバランスが悪く、バックから抜いた方がよさそうですね。


  私はこのようなホームページを作り、ゴルフクラブの安値情報を提供している関係から、たまにオヤ!と思うような安値情報を入手することがありますが、この時もそんな感じでした。

  「有賀園ゴルフ 」 でゼクシオプライム2005年モデル、定価  235,200 のものが 49,800 (税込・送料込) で出品されていたのです。かつて、ある練習場で試打クラブを借りて打った時の飛びが素晴らしかったことを記憶していたので、早速購入しました。

  さて、皆さんご存じでしょうが、このプライムというシリーズは、腕力の落ちてきたシニアの人のために設計したモデルですので、仕様もそれなりに作られているようです。どうやら私のクラブセットは、ここで大きく方向性が変わってきたようです。

  前述の山口信吾さんも、ベテランの方も、異口同音におっしゃるのが、クラブはアイアンを中心にラインナップを考えるように、と。しかし、世の中のゴルファーと同様、私も、ドライバーに目移りし、ドライバーだけを変えてしまう、ということもしばしばでした。
  つまり、西欧人並の腕力を想定している「ドライバー」と、腕力が落ちてきた人を想定してデザインした「アイアン」とが、逆の方向を目指しているようなのです。

 



  バーナーというドライバー、(ヘッドが効いているのか)当たると本当に飛ぶんですけどねぇ〜。ただ、私の力量だと、どこか無理をしているのかもしれませんね、当たり外れが多すぎます。

  それで今考えているのは、アイアンの方向性と同じように、ドライバーも同じ方向性「腕力の落ちたシニアを想定したクラブ」例えば、同じく、ゼクシオ・プライムで揃えようかと考え初めています。

  いや〜、ゴルフクラブの選択って、あらためて難しいと考えています。
  




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