ホーム目 次 / 前ページ次ページ  


367  堀江貴文 著 「やりきる力」 ・・・ (2022/05/08)


 
 堀江貴文氏が書いた本を始めて読んだのが「記録」によれば2011年の3月末だったようだ。偶然、東銀座を歩いて本屋を見つけ、たまたま手にとってパラパラとページをめくってみたのがこの本、「君がオヤジになる前に」だった。

 どちらかというと堀江貴文なる人物に興味はなかった。が、この本を読んでみると、彼の言っていることの多くを私にも正しいことと感じたのだった。

 その後彼の本を沢山読んだ時期は彼が逮捕され”刑務所に収監された時代のころを書いた本数冊だった”。当時の彼の書いた本の内容は、正直に自分の心に語りかけていたように感じた。しかししばらくして、再び彼がLivedoor時代のイケイケ的な雰囲気の人間に戻っている印象で、この当時の彼の著作とは遠ざかっていた。

 コロナ時代には、とにかく読書が進んた。年間40〜50冊の本を読んできた。書籍の予約は区の図書館サイトから読みたい本を選び、受け取る場所として自宅から近場の図書館を選べば良いのだ。いつも、これも読んでおこうかな?と思う本を10冊程度リスト(リクエストを出して)しておく。そうすると、「順番が回ってきましたよ」というメールが届くので、いそいそと取り寄せ館に受け取りに行くのだ。

 その中の1冊がこれ、「やりきる力」だった。久しぶりに堀江氏の本を読んでみて、我が意を得たりという感じだった。私は息子に常々こう言っている。「まずは好きなことを見つけろ、そうしたらそれに一生懸命のめりこめるはず。そうして時間を経過していけば自然とその狭い分野でのエキスパートになれているだろう」と。
 この本にも同様のことが書いてあったのだ。「10代のうちに、好きなことにハマりまくれば、誰でも成し遂げる可能性を持っている」と。うんうん。

 堀江貴文氏を崇拝している若者がいるようだ。しかし堀江氏にとっては、これら若者からの質問がどうもピントが外れていると思われるものが多いようだ。たとえば、「僕は○○というプロジェクトをやりたい。でもやり方が分からない」などと。私は堀江貴文氏を崇拝などしていないが、(恐らくは)年齢、経験を経ているなかで、彼の言っていることの意図、意味などは良く分かるようになっていたようだ。彼の言っていた「自分で調べろ!考えろ!」なんて、あたりまえのことなのだが。

 さて、この本のタイトルは「やりきる力 ( 堀江貴文)」だ。この本の終わりにはこんなことが書いてあった。

               やらない後悔より、「やってみた後悔」を選ぼう

 言われる通り!先日読んだ、小澤竹俊氏 著の「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」にも、同じ事が書いてあった。小澤先生はホスピス病棟に勤め多くの人を看取ってきた。死に行く人が言うのは、「ああ死ぬ前に、もっとああしておけば良かった」と。つまりそのほとんどが、やらなかったことへの後悔なのだそうだからだ。

 私は今年2月で72才になっているが、まだまだやりたいことがある。死ぬ前にすべてを終えられるかどうかは不明だが、やり続けていれば納得は出来るだるお。



追伸:
 今月から週1回、「イタリア語会話」に通うことにしている。英語は話せるので、もう一カ国語くらいはやっておこうと思ったのだ。家内には、「次回イタリアに一緒に行く時には、オレが美味しい料理の注文をしてあげるね」と。




ホーム目 次 / 前ページ次ページ  

inserted by FC2 system