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57.あたりまえのことですが、練習しなければ上手くはなれないですね PartU (2004/12/25)


 前回、私はパットが下手、と書いたが、実はフェアウェイウッドも下手だ。下手を道具のせいにして買ったフェアウェイウッドの本数が3本。安いものを買うから上手く打てないのだと自分に言い訳を。ならばと、アイアンと同じブランドのゼクシオFWを買った。旧モデルでも4万円以上もした。これで打てなければ、道具のせいには出来ないと、自分を追い込んだ。でも、練習場のマットの上では打てても、コースでは大地が傾いていたりするため、あいかわらずだった。

 なぜ?と考えて得た結論はシンプルだった。アイアンは、先輩から「トラック1台分打たないと上手くならないぞ」と言われていたので、毎週1回は打ち放題をやっている練習場に行き、だいたい400〜600球もひたすらボールを打った。お陰でアイアイは、かなり自信がついてきた。これに比べると、FWは、あまりに練習量が少なかったのだ。結果は正直なものである。練習量の少ないクラブほど、結果が悪い。パターとFWがそれである。

WGD041228.jpg 週刊ゴルフダイジェスト毎号楽しみに読んでいる江連忠氏の「モダンゴルフ」がある。今号(2004/12/28号)のテーマが「FWが打てない!!」だった。その中にこう書いてあったのだ。FWが難しいと感じている人の大半はほとんどFWを練習していない。自分で難しいと決めているだけなんです」と。まさにその通りです。
 他の雑誌などでも、FWを苦手と思っている人が多いことからか、打ち方として、左側の壁を作れと、頭の高さを変えないといったアドバイスが出ている。実際にその通りなのだが、これらを会得するにも、やはり練習なくては上達は望み得ないだろう。

 前述のように練習場に通ってはFWを中心に練習していった。コースでもFWできっちり打てるようになった。ドライバーで飛距離の出ないアマチュア・シニアにとって、ロングホールの2打目としてFWが上手く使えるかどうかは、大事なポイント。嬉しかった。が、割と自信のあったアイアンがダフったり、トップしたりが頻発した。これにはまいった。それを、私が仕事でもゴルフでもお世話になっている、ベテランゴルファーと飲む機会があったので相談してみた。さすがベテランである、すぐさま答えが返ってきた。「それは、FWとアイアンでは打ち方が違うからですよ」と。そうか、あまりにFWばかり練習をし、それでコースでもFWが使えるようになって、嬉しくてしかたなかったので、FWを多用した。それでアイアンの打ち方まで変わってしまったようだ。

 で、また毎週1回は打ち放題をやっている練習場に行き、みっちり2時間ボール(400〜500球)を打ち込んでいる。ただし、今度はアイアンも、FWも、まんべんなく練習するようにしている。やれやれ。

 以前レーサーが言っていた話だが、富士スピードウェイを走っていて、第1コーナーが苦手で、何度も、何度も、そのコーナーに挑み、苦手意識を克服した。次に苦手なコースが出現するので、その次、その次と苦手を克服して行くとすべてのコーナーへの挑戦が終わる。と、思ったら、なんと一旦克服したはずの最初のコーナーがまた苦手になってくるのだそうだ。こうして、同じことを、何度も何度も繰り返しているうちに、一流のレーサーになったのだと。
 ゴルフも同じなのかもしれない。14本もあるゴルフクラブ、すべてをそこそこにレベルにアップするというのは、結構大変なものなのかもしれない。

 

補足:
  予断だが、女性はウッド系が上手い。中学校の同級生のマダム達となんどかゴルフをやった。非力な分、アイアンを嫌い、ウッド系に頼る傾向がある。ある日、頼まれてインターネットで購入してあげたFWを渡すと、いきなりコースで使い始め、しかも上手いのだ。私がこれ程苦労しているのにである。
 同じ号の雑誌に、「スウィング作りはFWに任せよう」というコラムがある。この中にその理由が書いてあった。いわく、「女性やシニアの人たちは、腕力がないから、体の力をうまく引き出してクラブを操っている」と。反対に男性がFWを苦手にしているのは「腕力や手首が強い為に鋭角にクラブを上げてしまい、上から叩きつけるように打つから」だそうだ。

 


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