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67. 100切り間近、もう一度基本に戻って (2005/03/19)

 初めてゴルフ練習を始めたのが2002年の9月。それから通算7ヶ月程度はひたすらゴルフスクールに入り、残暑の暑い日も、まためずらしく東京に雪が降った時なども、ひたすら練習場通いをした。そしてそのほとんどは7番アイアンの練習に費やした。2003年5月、私がコースに1度も出たことがないのを知った友人が厚木国際に誘ってくれた。それが私のコースデビューだった。知り合いのアレンジでとても楽しくプレーをしたが、スコアは150を越えていた。唯一の自慢は、飛距離は別として、私だけがドライバーショットでのOBが無かったことだった。

 さて、1年半ゴルフスクールには通ったが、これでいいのかという疑問があったので、またショートアイアンをしっかり練習したかったので練習場を、打ち放題が出来、目標に出来るグリーンがいくつか設定されているような場所に変えた。それで結構上達はしてきたと思う。120〜130くらいだったスコアも110〜120と下がってきた。

 その次に課題だったのが、ロングホールの2打目に距離が稼げていない、だった。フェアウェイウッドが上手く打てなかったからだ。そこでこんどは練習場でフェアウェイウッドばかり練習した。上手く打てなかったフェアウェイウッドも少しづつ上達し、ロングホールの2打目がすっ飛んでくれた時は心底嬉しかった。


 1つ課題がクリアされると、次の課題が生まれた。アイアンがダフルのだ。あれだけ練習場で練習し、まだスコアが120台の頃でも、パー3のホールには自信があって、ワンオンすることもままあった。そのアイアンがダフッたりトップしたり。すっかり自信を失った。先輩ゴルファーにそのことを伝えると、「フェアウェイウッドとアイアンでは打ち方が違いますから」と言われ、はたと気がついた。「そうか〜、打ち方が違うんだ〜」と。さて、違うのは分かるが、それを自分自身で上手く打ち分けが出来ない。そんな時に発行された左記の雑誌はタイムリーだった(週刊、ゴルフダイジェスト、3.15号 "アイアンのダフリとトップはこう直す")。

 練習場では出来るだけアイアンだけ集中して練習するように心がけてきた。山口さんの「30ヤード以下の練習を徹底的に」のアドバイスも役立っていて、スコアも100台になってきて、ハーフでは50を切った。そろそろ丸2年が近づいてくるが、いまだに100が切れてはいない。もう1度基本に返って、今の自分に何が足りないのかを考えているのが今である。

 

 そんな中、私が参考にしたものが沢山あるゴルフ解説書(蔵書)の中から以下の2冊。1つ目、、山口信吾さん 「普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法」の著者。これは本当に参考になる。ご本人が寄稿してくださっているので私が解説などする必要はない。ぜひこちら、50歳でゴルフを始める人へのアドバイスを読んでみて欲しい。とても良いアドバイスが書かれている。

 2つ目も同じくアマチュア・ゴルファーでシングルになった川合平夫さんの著書「ゴルフは頭で100を切れ」だ。山口信吾さんもこの川合さんも、お二人ともお仕事が技術系で、その関係か物事を論理的に考え分析、また解説力がすばらしい。しかも、プロと違って体力的にも我々アマチュアと大きな差はなく、また彼らも試行錯誤を繰り返して現在の域に到達したという苦労があるだけに、これがとても参考になるのだ。

 

 さて、ここでは川合さんの言っておられることを紹介しておきたい。しばらくぶりに読み返してみて、山口さんが言われていることと共通点も多いのにあらためて気がついた。

●多くのゴルフ解説書の教え「力を抜いて」はアマチュアに勘違いをさせることが多い
 むしろ「下半身に力をこめて」のアドバイスの方が分かり安い

●早く100を切ろうと思ったら、7番アイアン以下のクラブでなければならない
 テークバックは小さく(せいぜい10時か11時くらいの高さ)、しかし鋭く振りぬく。

●腰を回せは絶対ではない
 腰を回すよりもむしろ"肩を回せ"といっている。肩を回すと身体がねじれる。(ねじれて戻る力を利用するのだが、これも、あまり意識されると逆効果になって、上半身にばかり力が入っていまうから要注意)

●スイングが安定しない最大原因は?
 パワーの源泉である下半身(腰、脚、足)に無関心であるため、スイングのつど、土台がいつもぐらついていることにいっこうに気がつかない。下半身を活かすために必要なことは、スイングに入る前に、あらかじめ下半身がショットに参加できるような"構え"を取ることだ。アドレスが完了したら、軽く前方に曲げた膝、とくに右膝を意識的に内側(左膝のほう)かつ後方にねじり込むぐらいにする。

 こんな具合にシングルになったアマチュアならばこその貴重なアドバイスだ。これ以外にもドライバーショット、パッティングなどそれは沢山の貴重な情報が書かれているので、ぜひ上記2冊とも自身で読んでみられることをお薦めします。
 

 ゴルフ川柳の入賞作、愛知県、藤原一太さんの言葉ではないが、レッスン書を読んでもゴルフは上達しないが、ゴルフが上達すればレッスン書の言っていることが分かるようになる」の通りだという気がする。やはり本は、頭での理解と並行した練習があってこそ効果的なのだ。

 さあ、これらを参考にしながら練習とコース経験を積んでいこう。コースデビューから丸2年になるこの5月までには100を切りたいものだと思う。季節も大分暖かくなってきたので、しばらくは週1ゴルフに徹してみよう。それも仲良し友達とではなく、トライアルメンバーになったあのコースでメンバーの方に交じってみて。がんばろっと。



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