ホーム目 次 / 前ページ次ページ       


 映画でみつけた美味しそうな料理

  映画 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」  ・・・ (2023/11/19)

  この映画をご覧になったこと、お有りでしょうか?家族でも安心して一緒に見ることの出来るとても素敵な映画なのです。(3回見ました、笑)


 かいつまんでこの映画を説明すると、腕は確かだが言葉の表現のいまいちなシェフが、レストランのオーナーと意見対立をして首になる。しかたなく別れたキューバ人の美人元妻に相談すると、夏休みのあいだ一人息子を預かる条件で助言を貰う。まずはマイアミ行きを薦められるのだが、マイアミに行くと、元奥さんの、さらにそのまた元夫がいて、フードトラック(日本で言うところのキッチンカー)を使った料理提供方法を薦められる。
 レストランビジネスに忙しく、別れた奥さんとの間に出来た一人息子(小学生高学年?)と中古のフードトラックの快走を始める。そこにかつて一緒にレストラン料理を作っていた同僚が助っ人に来てくれる。彼のスペイン語能力のお陰もあって、フードトラックの改装も順調に進む。この男性、シェフ、そしてシェフの一人息子の3人でフードトラックでの旅が始まる。



 料理の腕は確かだが、宣伝方法に疎い大人二人に対して、息子はバリバリのスマホ世代。ツイッターやらYoutubeやらで宣伝すると、味の良さもあって、たちまち有名になり、毎日フードトラックの行き先の前に大行列が出来る。

 この映画の中で見た料理は、いずれもキューバで有名な料理のようですが(簡単に言うと、キューバ風サンドイッチ?)いずれも私は知らないものばかり。でも、料理シーンを見る限りでは、ぜったいに美味しいはず、と思えるものばかりでした。

 とくに私が興味を引かれたのがこれ。








 なんだか、これ焼き過ぎじゃない?と思えるほど真っ黒な肉のかたまり。しかし、どうやらこれがめちゃくちゃ美味しい肉のようなのだ。



 抜群に人気を博する料理なのだが、この映画だけでは、どういう料理で、なぜ美味しいのかが分からなかった。ところがである、これまたNHKBSの番組に、この黒い肉のかたまり料理の正体を知ることとなった。



 その番組がこちら。「突撃!ストリートシェフ @メキシコシティ」だ。



 なんと店の名前が「クソ アメリカ野郎のバーベキュー」というのだそうだ。この店は、かつてアップルで働いていたメキシコ人とアメリカ人の同僚二人が始めたもの。二人は、映画同様に、フードトラックからビジネスをはじめ、現在は、メキシコシティで複数の店舗を構えるまでに大きくしたのだった。



 創業時のなごりなのか、いまでもレストラン内にフードトラックが置いてある。
その料理の中心は映画にも出てきた黒い肉のかたまりを使ったサンドイッチだった。


 この黒い肉(BBQ)の作り方を学ぶために二人で行った先はアメリカのテキサスだった。
そこで教えて貰ったBBQ(バーベキュー)の作り方が独特のものだったのだ。












 焼き方が独特で、直火で焼くのではなく、煙でいぶす、つまり燻製にするのだそうだ。この為に直火で焼く方法の何倍かの時間を要するのだそうで、焼き上がるまで何度も調味料を足したり、また焼け具合を確かめたりしなければならないのだそうだ。



 こうした調理法のおかげで、本来は硬い肉質の部位が、とても柔らかく調理でき、しかもジューシーな仕上がりになるのだ。この番組の中でも、実際にこの肉を使ったサンドイッチを食べたお客が、「とても柔らかい!」「肉汁がたっぷりでとても美味しい!」と感動して食べていたのだ。


 機会があれば、テキサスに寄った時にでも食べてみたいものだと思ったが、ネットで調べてみると、冒頭の映画を見たのか、実際にこの料理を始めたレストランが都内にもあることが分かった。そう遠い場所ではないので、一度機会を作って行ってみたいと思う。


ホーム目 次 / 前ページ次ページ    
 

inserted by FC2 system