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 松村秀樹 医師著、「容赦なく長生き!」  ・・・ (2023/10/08)



 こうしたタイトルの本が目に止まるのは、私自身が高齢になったからでしょうね(苦笑) この本の中で、私が注目した部分を2つほど紹介します。

(90ページ)あなたが、「平均寿命まで生きればよい」、あるいは「平均寿命まで元気なら、あとは寝たきりでよい」というのであれば、マラソンでもジョギングでも、すきなだけやってください。多少無理をしても、股関節、膝、足首などの関節はたんとか持つでしょう。
 平均寿命を越え、最高齢まで元気で歩きたいのなら、マラソンはやめましょう。


 これを読んで思い出したのが、タモリ氏の言葉、何かの番組の中で「スポーツは健康に悪いから止めましょう」と、まあ冗談めかしてではありますが、こう発言したのです。いわく、スポーツをやって死んだ人の話は聞くが、スポーツをやらないから死んだという話しは聞かない、と。

(96ページ:最高齢をめざすあなたなら)
 良質なタンパク質を取る。体重を管理する。運動をする(出来るだけ歩く)



 私なりの解釈はこう。ある年代を過ぎて 身体的なポテンシャルが落ちて来たところからの過度な運動は、関節などに障害が出てくるので、くれぐれも無理はしないことだと。典型が、マラソン・ジョギングは、シニアになってからのスタートは、かなり負担が多いような気がします。もっとも、ジョギングをされているシニアの方の中には私が早歩きする速度よりも遅いスピードでジョギングしているご年配の方もおられるが(苦笑)

 私が61歳で、仕事のストレスもあって心筋梗塞になった時のお話し。退院して思ったのは、勤め人だった時代と同様の食事(量的)を取っていて、反対に動くことは少なくなっていた(中古車輸出の仕事の半分はパソコンで、でしたので)。いきおい体重は増えていた。さらに仕事のストレス(その後、責任者が謝罪に来たが、加害者側の損保ジャパンの営業の無礼な態度に電話で怒鳴り合いをした)が引き金となって心筋梗塞を発症したと思っている。

 そこで改心して(苦笑)やったのが、ノルディック・ポールを持ってのウォーキング。これならば、心臓への負担もそれほどには大きくないからだ。効果はてきめんで、当時1月で7〜8kg体重を落とすことに成功した。当時は血圧は計測していなかったが、発病前はかなり高かったはずだ。


 以降、昨秋までは良い状態だった。昨秋までは、という意味は、昨秋の年に1度の検診で、血圧等の変化を医師から指摘されたからだ。振り返ってみれば、あれから(入院から)10年以上がたっていて、気が緩んできたのだろう。ふたたび体重が増加していたのだ(それまでは60kg代を維持していたのが、70kgを越えていたのだ)。

 そこでやったのが、ウォーキング。今度は以前ほど長い距離は歩かなかったが、それでも体重は60kg代前半、時々60kgを切ることもあった。この段階のウィエイト調整で考えておかなくてはいけないのが食事。勤め人時代のように、三食がっつり食っていたら痩せません(笑)。でもまあ、そんなにストイックにやることもないので、前日脂こってりのラーメンを食べたら、翌日は仙人のような生活をしましょう(大げさ!)。まあ、三食のうちの一食は軽くしましょう。これで体重は上下しながらも、所定の範囲に収まるはずです。




 たまたま新聞の広告で、雑誌ターザンの今月の特集に目が止まった。いわく「健康な人は、みんな歩いている」です。

 私の父は84歳で亡くなりました。母は95歳まで生きました。違いは何か?母はとにかく歩いてどこへでも行く人でした。区役所(地下鉄で1駅)へも歩いて行く人でしたし、徒歩で20分〜25分程度の距離にあるJRの駅へも(私がバスに乗ったら?と言っても)歩いて行く人でした。父と母の違いはというと、歩くのが苦手な父は小太りし、歩くのが好きな母スリムでした。そんな両親を見てきたもので、歩く事は有史以来人間がしてきたことで、「生きていく力」大きくかかわるのではないかと思っています。

 雑誌のタイトル「健康な人は、みんな歩いている」は、あながちウソではないと思っています。

 ※Amazonのサイトで試読してみると、シューズなどのCM的記事が多いようですが。






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