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 血圧をコントロールしたければ、まず体重をコントロールすること  ・・ (2023/08/06)

 遺伝的に、高血圧体質の方には、効かないかもしれませんが、私はこんな方法で血圧を下げました。


 心筋梗塞で入院した先の病院に、年に1度だけ定期検診に通っていました。昨年、担当医が変わったとたんに、私の健康データでは将来心筋梗塞再発へと繋がりかねない、と投薬数が2つから4つに増えた。

 振り返ってみると、2011年に退院した時に一念発起して体重を落とした。心筋梗塞の要因をまずは無くしておこうと思った。記憶では1ヶ月ほどで7〜8kg体重を落とした。こんなに落としても全然問題ないほど当時は太っていた(80kg近く体重があった)

 体重を落としたお陰で、退院後の10年ほどは(年に1度の定期検診でも)まったく問題は指摘されなかった。ところがである、昨年(2022年)11月の検診で問題点が指摘された。どうやら、2011年に体重を落として血圧が安定していたのに、気がゆるんだようで、毎年じょじょに体重が増えてきていたようだった。





 そこで再度やりなおしをした。昨年時点で68.4kgあった体重を65.2kg程度まで落としてみた。体重を落とす方法は食事の絶対量を減らすこと。聞けば、そもそも日本人が1日3食食べるようになったのは、明治期以降なんのだそうだ。ならば、サラリーマン時代の3食は止めて2食プラス軽食、程度に落としてみる(例えば昼は、ドーナツ1つとコーヒーとかに、更に晩ご飯時のご飯を食べる量も減らしてみる)。これだけで体重は減少傾向になる。

 つぎに、もっとも効果的なのが歩くこと。1日に1万歩も歩く人がいるが、1万歩はかなり大変。特に夏場は熱中症になりかねないので、目標値を下げて5000歩程度に落とした。昼間は暑くて無理なので、早起きの私は朝5時台に散歩するようにした。足は第2の心臓といわれるのだそうですが、歩くと足から血流を促すのだそうで、それも血圧をさげるのに効果的なようだ。

 余談だが、たまに銭湯にいくのだが、そこで気がついたのがシニアの人の筋力の低下。腰掛けていないと靴下が履けないのです。あなたも試してみてください。片足立ちしたままでもう一方の足に靴下を履かせることが出来るかどうか?を。私の場合、毎日5000歩歩いているお陰か、片足立ちして、もう一方の足に片足立ちしたままで靴下を履かせることが出来ます。

 自分の両親を見ていて感じたのは、父親は小太りしていたので、晩年は車いすで移動するようになっていた。84歳で亡くなった。かたや母は、死ぬまで自分の足で歩いていた。母が亡くなったのは95歳の時だった。男女差はあるにしても、私にはこの差は、晩年、自分の足で歩けたのかどうかが深く影響していたように感じている。


 つい先頃こんな書類が届いた。これは昨年「区」指定の健康診断を受けた際に腹囲が平均より上回っているから、健康指導(主に食事指導)を受けるように、とのことだった。これは少しでも高齢者が元気でいてくれて、ひいては健康保険料の負担が減ってくれれば、という思いからなのだろう。

 面談に際して、自分の、主に体重管理のプランを持参した。区の健康指導で気にしているのは腹囲だが、私はこう反論した。確かに若干体重は増え気味だが、こんなプランで減量を薦めている。腹囲は、筋肉のたるみもあるので、必要以上にこだわらないで欲しい、と。

 今年も7月に区指定の健康診断(主に、癌検診だが)を受けた。その時の身長、体重、などの情報が区に伝達されたのだろう。そして、私の現状のデータを見て、感心してくれたのか、こんな「修了証」なるものが送られてきた。私の視点では、彼らの指導に従ったわけではなく、自分で考えたプランで体重管理をし着実に実行した、ということだ。結果が良かったもので、それを第三者としても認めてくれた、ということだ。


 余談だが、先頃、資産の運用を頼んでいた信託銀行から「次はどうされますか?」と問い合わせがあった。前回は、2018年から5年間の運用をお願いしたので、それが満期になったからだ。
 外貨での運用ゆえ、日本円の運用では得られないリターンがあった。信託銀行の担当者いわく、お薦めはコレ、と。なんと2023年から10年の投資運用プランなのだ。現在、私73歳ゆえに、満期になる時には83歳になっている。まあ、余剰資金とはいわないが、日頃はあてにしなくても生活出来る額の預金なので、信託銀行の担当者のアドバイス通り、10年という期間での運用をお願いすることにした。

 じつは、これは自分の健康を10年間は維持してみせるぞ、という意思表示とも裏腹な関係なので、ちょっとした決心が必要だった。これが満期になった時には、家内を連れて海外旅行にでも行こうと思う。(別に満期を待たずとも、いけないこともないが、今の家内は仕事をすることに熱心なもので、10年先なら、遊びを優先にしてくれるかもしれないので)


 振り返って思い出したのは、定年を直前にした時に先輩から言われた言葉を。シニアになったら義務だと思って、何か運動をするように、と。これ、あまり難しく考えなくて良いのだと思う。歩くことを義務にすれば良いのだから。そしてもっとも歩数を稼げるのがゴルフだということも付け加えておきたい。



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