「ユーラシア・ダイナミズム」を読んでみて、普段意識することがほとんどなかったカザフスタンをはじめ、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタンなどの旧ソビエト圏の国々、中央アジアの国にあらためて目を向けさせられた。(そもそもこれらの国がどこにあるのか、地図上の位置すら分からなかった私です)
特に、ロシアのウクライナ侵攻により欧州から経済封鎖をされたロシアが困窮を深めていき、旧ソビエト圏の国々と力関係が大きく逆転してきていることも興味深かったですね。
また中国はそれまでどちらかというとロシアとは反目しあっていた部分もあったが(中央アジアの国々は、ロシア人を信じても、中国人は信じていないようですので)、すっかり変化してしまった。中国は、ロシアによるウクライナ侵略戦争による混乱を上手く取り込んで、抜け目なく(?)自国の勢力拡大に最大限活用するであろうことが容易に想像出来まずね。
あと私個人として気になるのは、知人のいるモンゴルがそうした周辺国との関係で、生きずらくなるのではないかと心配でなのです。
今後とも、この地域の動向は、折に触れて情報入手を試みておいた方がよさそうですね。