“おひとりさまの看取みとり”を数多く行ってきた診療所が岐阜市にあります。患者と対話を重ね、寄り添うのは、小笠原文雄ぶんゆう医師と看護師やホームヘルパーたちで構成される《チーム》です。

寝たきりで認知症の女性、頼れる家族がおらず不安に押し潰されそうな男性、余命数か月と宣告された末期がん患者…。患者たちの願いは、「我が家で笑顔で暮らし、安らかに最期を迎えたい…」。そんなことが、本当に可能なのでしょうか。

患者の思いや暮らしを中心に据え、創意工夫を重ねている現場を見つめながら、笑顔での旅立ちを実現するヒントに迫る100分の長編ドキュメンタリー。