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  ペエペエ と PayPay ・・・ (2021/06/06)


 先日のこのコラムで紹介した植木等を知っている我々世代にとっては、ペエペエとは「平社員 」を意味する、やや自虐的な言葉でした。それがいつからかスマホによる「QRコード払い」を意味するようになってきたのには驚きました。同世代のゴルフ仲間とこの話してみたら、スマホで飲食代を支払うなんて信じられない。誰かにごまかされても分からないじゃないか、と。また別な人は、釣りの計算をしないと、ますます認知症予備軍になっちゃうじゃないかと、やらない理由をいくつも上げてくれました。(ようは分からないから手をださない?もしっくはだせない?だけなのだと思いますが。笑)



 「QRコード払い」は中国の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)が提供するキャッシュレス決済システムAlipay(支付宝・アリペイ)から始まったように記憶しています。中国消費者に最も使われている決済アプリ Alipay(アリペイ) が、訪日外国人(中国人)の爆発的増加にともない、日本でも導入し始め、 運営のデジタル化・売上と集客の拡大を図るようになってきました。私の住まいの近所でも、交差点にあるごく普通の飲料の自動販売機に”Alipayで使えます”とあったことからも日本での普及度が推測出来ます。
 その後、このAlipayが日本にいる日本人でも使えるようになったそうですが(私としては、日本人でAlipayを使っている人を知りませんが)それがきっかけとなり、まずは海外情報に敏感なソフトバンクから「QRコード払い」がスタートしたと記憶しています。



 日本発「QRコード払い」がスタートした頃、割引の大盤振る舞いをプロモーションにに各社自社サービスへと勧誘合戦を始めました。当時のネットの書き込みをみると、数種の「QRコード払い」に加盟した結果、自分の銀行口座とリンクし、残高が不足してくると、自動で銀行口座から引落、「QRコード払い」時の残高不足にならないよう所定の残高をキープするようになったそうです。そうこうして、あちこちの「QRコード払い」準備に所定の残高が残った状態になり、割引で得をするはずが、あちこちに無駄な残高を残した状態になったようです。


 いまでもQRコード決済による「○○Pay」が乱立している感がありますが、以下の調査によれば、決済手段について、PayPayの63.8%で頭一つ抜け出しているそうです。第2グループとしてLINE Payの29.6%、楽天ペイの28.8%が続いています。第3グループになるのはd払いの19.7%、そしてメルカリが提供しているメルペイ18.5% だそうです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/syunsukeyamasaki/20200130-00161039/



 メルカリのやり方(高い手数料)に違和感を感じている私は、PayPayフリマにゴルフ用品を出品してみました。結果、売上金は所定の手数料、品物の発送料を差し引かれた上で (プレゼントキャンペーンで少額の残がある)私のPayPay口座に振り込まれました。私の世代にしてみると、それって本当に使えるの?と疑心暗鬼でした(笑)。




 受け取った数日後、いつも行く回転寿司屋がPayPayでも支払えるのを知っていましたので、家内をともなって行き、支払に使ってみました。やってみれば、簡単なことでしたが、年を取ると新しいものに飛びつかない、それが自分の身を守ることと考えているのです。(ホント?笑)





 恐らくはこの春からかと思いますが、セブンイレブンは自社のアプリに PayPayのアイコンを取り入れ、PayPayでの支払を優遇するような策に出ました。若い世代と違って、それほどコンビニエンスストアを利用する訳ではないのですが、それでも一番近場のセブンイレブンでの利便性が高まるというのは歓迎ですね。






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