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 「牛も知ってるカウシルズ」・・・ (2021/03/21)


 ご記憶の方はおられるでしょうか?私が高校生であった頃のテレビ番組に「ビートポップス」がありました。大橋巨泉がMCで、ディスコのような雰囲気のテレビ音楽番組でした。その中でしばしば語られたダジャレの1つがこれ、「牛も知ってるカウシルズ」でした。

 ふと思い出したこのカウシルズというシンガー(どうやらグループ?)Amazon Fire Stick を取り付けたテレビでYoutubeを選択し、このカウシルズなるシンガーを検索してみました。

 ※ウィキペディアを見たらそこにもこのダジャレの話が出ていたのには思わず笑ってしまいました。  『雨に消えた初恋』(The Rain, the Park & Other Things)は、カウシルズのシングル。1967年9月発売
 


 カウシルズというグループがどういうものかは当時、全く知らずに過ごしてきましたが、そこに出てきた画面で歌っている彼らの姿を見て初めて分かりました。母親と息子たち、そして一番小さいのが娘の家族のようでした。



 さらに近年作られたと思われる動画が別にありましたが、そこには大人になった(年を重ねた?)息子二人と娘の3人が昔聞いたあの同じ曲を歌っているシーンがありました。当時高校生だった私がいまや71歳になっているように、彼らも年を重ね、年長者は亡くなり、残った家族の3人が歌っていたのです。さらにウキペディアによれば、彼らがビートルズを目指して活動を始めた都市は、なんとプロビデンス(ニューヨークとボストンの中間)でした。偶然にもプロビデンス は私が1976年に留学した先で、思い出のある土地でした。

 私が小さな感動を覚えたのは、1967年から2021年の54年間私が知ることもなかったちょっとしたことが時空を超えて分かったことでした。こうして自分の過去とリンクさせた歴史がひもとけることは、ある種、人間が作った英知とも感じています。


 私は映画好きで、一時期自分が観た映画をパソコンでデータベース化して楽しんでいた時代がありました。ある時「インターネット・ムービー・データベース」というものがあることが分かりました。それはそれは詳しくその映画にまつわる事実がまとめてあったのです。その時に感じたのは、もはや自分で作る時代は終わり、組織だって作ってくれたものがあるならば、それを利用する方に自分のエネルギーを使った方がずっと良いのだ、ということを。




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