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  軍隊組織と病院組織 ・・・ (2020/04/26)


 このところのTVニュースを見ていると、墨東病院のケースのように院内感染で医療関係者の隔離・入院が増えているようだ。





 以下は、4月24日付けのNHKホームページの記事 より


NHKは、各自治体の発表や医療機関への取材などをもとに、3日前の今月21日の時点で各地の院内感染の状況をまとめました。

それによりますと医療機関で新型コロナウイルスに感染した、あるいはその疑いがある医療従事者や患者などは、全国のおよそ60の医療機関で合わせて1086人に上りました。

医療従事者は513人で、このうち医師は109人、准看護師などを含む看護師は181人となっています。
また、患者は534人に上っています。
(※内訳不明者などその他は39人)。

地域別では、
▽東京都が454人、
▽大阪府が155人、
▽北海道が123人、
▽福岡県が62人、
▽兵庫県が60人、
▽埼玉県が55人などとなっています。

集計した3日前に国内で感染が確認された人は合わせて1万1541人で、院内感染が疑われる人は全体の1割近くに達することになります。

感染者が出た医療機関では、患者の受け入れを一時休止するなどの影響が出ているところも多く、院内感染が相次げば医療崩壊が起きるおそれもあり、感染をどう防いでいくかが大きな課題となっています。





 話しは少しそれるが。かつて自衛隊にいたことのある友人から聞いた話し。彼との話の中で、ふと彼に「自衛隊が国民を守って、、、」と発言しかかったところで彼から待ったがかかった。彼いわく、軍隊というものはまずは軍隊を守るもの。なぜなら軍隊という組織はその数割の機能を失っただけで戦力が大幅にダウンしてしまうからだそうだ。

 なるほど、チームを再編し、そこに武器を再配置する。それも戦時下、情報伝達の難しい状況でやらなければならないのだから、そうなのだろう。機能を失った軍隊など、国民を守るどころの話ではないだろうから、なにがなんでも軍隊そのものを守る必要があるわけだ。


 コロナウイルスとの戦いを戦時下と考えるなら、同様に自分をしっかり守ることを考える必要もあるのかも。

 「サンケイデジタル」 集団感染が発生したクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』の船内対応、チャーター便帰国者の一時宿泊施設への物資搬送など、新型コロナの感染拡大を受けて様々な任務に自衛隊の医務官達が従事してきた。しかるに、感染者は出ていないというのだから、さすがだ。どうやら、指示命令系統がしっかりと決まっていること。任務への意識が高いこと。そして感染予防への手順を決めた、しっかりとしたマニュアルがあるそうだ。納得!




   昨日のテレビニュースに登場した安倍首相が医療関係者にもっと支援をしたいと発言していたが、遅い!!

 犬を抱っこしてお茶を飲みながらYoutubeに登場したり、新型コロナウイルスの特措法が成立した直後の先月15日に昭恵夫人が大分県を訪れ、集団で神社を参拝したそうだが、なんとも感覚がズレている。




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