91.ホームドクターから個人事業主への5つのアドバイス ・・・ (2011/10/30)
このところ胃の具合が悪かったもので、行きつけの診療所(ホームドクター)へ行った。原因は単純明快に食べ過ぎなので、あまり同情は得られなさそうなのだが(笑)
薬は、以前効果のあったものと同じものを処方してくれた。ついでに血圧を測ろうと言われた。どうも私の血圧は下が高い。医者に言わせると、運動不足が原因と思われるそうだ。
そこで、「ここ1年、起業初年度だったもので、好きなゴルフもやらなかった」と話したところ、医者(女医)も、診療所の開業してからの苦労を思い出してか、私の胃の話は置いといて、起業することに対するアドバイスをしてくれた。ちょうど昼休み近くで、待っている患者さんもいなかったので、拝聴することにした。
・起業して1年程度は、サラリーマン時代のような週末、休暇、夏休みをきっちり取りたいなどと考えてはいけないのだそうだ。彼女も、診療所を開業して1年くらいは、遮二無二働いたとのこと。彼女の知り合いで開業を失敗した医師を見ていてそう感じたのだそうだ。これは、私も同感です。さしずめ、武田鉄也の歌、「母に捧げるバラード」の歌詞のようですね(笑)。
働け 働け 働け 鉄矢 働いて働いて働きぬいて 休みたいとか 遊びたいとか そんな事おまえいっぺんでも思うてみろ そん時は そん時は死ね それが人間ぞ それが男ぞ |
・仕事は手際よくやることが必要なのだそうだ。お医者さんいわく、私のように自宅の一室をオフィスにしてしまっていると、ややもすると、だらだらと仕事を続けてしまう。誰に尻を叩かれる訳でもないのでそうなってしまうのだが、それを改めるように、と。つまり、てきぱきと仕事をかたずけ、仕事から離れる時間をきっちり持つようにとのアドバイスだ。
・組織にいる時と違って、自分の仕事の内容を熟知し、相談に乗ってくれる、せめて話し相手をしてくれる人でもいれば良いのだが、なにぶんにも個人事業主ゆえに、そうしたことは叶わない。せめて同業者仲間を探して、一杯やりながら、苦労話でも出来れば、精神的に楽になりますよ、と。同感だ。メンタル・ヘルスの観点からも重要なのでしょうね。
・1年やったら、その内容をきちんと「分析」するように、とのこと。これも同感だ。今、やっている事業は、初年度赤字だったわけだが、どこを改善したら、その赤字を解消できるのか、すべての要素について見直しをかけている。
かつての仕事仲間には、大規模なイベントをまわす時のように、走りながらモノを考えることが出来るスタッフもいたが、私はどちらかというと、一旦立ち止まらないと考えをまとめきらない方。そんな意味でも仕事を中断している今は、ここ1年やってきたことを見直すのにとても役立っている。勿論ただ静養している訳ではなく、再開に向けて、いろいろな人に会い、情報収集をしている。これで、2年目はしっかり利益を出して行けるのでは、いや出していこうと思っている。