47.あなたはいくつ(何歳)まで働きたいですか? ・・・ (2009/10/31)
この質問をゴルフ仲間の52歳の外資系企業社長に投げかけてみました。答えは「分からない」でした。そうだと思います、私も、今後の方向を決められるようになったのが60歳を目前にしたここ数年、特にここ数ヶ月で、でしたから。
まさに今、子供の扶養といったことの為の仕事が終わる交差点にいる感じ。今現在の気力、体力、やりたいことが見えてきたか、そして何のために働こうと思うのか、などがはっきりしてきて、ようやく前へ進める感じになったのですから。
私の場合、おおざっぱに区分すると、20〜40歳までは、主に教育・国際交流を仕事としていました。40〜60歳まではIT関係で、パソコンの黎明期、そしてインターネットの勃興を目の当たりにし、わくわくしながら仕事をしてきました。さて、いま60歳(ちょっと前)、何歳まで仕事をしたいかと問われれば、自分にとって楽しいと思えることって何なのかを考えながら(60〜)70歳まで仕事をしてみようと思う、と答えるでしょう。
皆さん、同じのようで、日本経済新聞、本日(2009/10/31)が最終回となった安居氏の「私の履歴書」にもこうありました。「自ら人生設計らしきことを考えたのは、50歳代半ばを過ぎて思い描いた定年後の生活である」
さて、定年に際して未完了だったものを「完了」させておきました。(仕事は勿論のこと、個人のことで、です)
・歯医者に行って、健康診断をしてもらう ・・・ 今すぐ治療を要する虫歯は無し
・区から案内のあった無料「癌検診」を受診 ・・・ 特に異常無し(胃ガン、肺ガン、喉頭ガン)
・眼科に行き、老人性白内障の進行具合を確認 ・・・ まだ軽度で、特に病状の進行も見られない
・溜ってしまっていたゴルフ雑誌を処分 ・・・ 積み上げると1mほどになりました
・会社から支給の、ベネフィット・ポイントを(マッサージ受診で)使い切ってしまうこと
・ペインクリニックへ行き、五十肩の治療を受け、にぶい慢性的な痛みと決別すること
・後期高齢者とされてしまった母、そしてNGOで働く家内を連れて(千葉)館山へ小旅行
久しぶりにやってみたこと
・ジーパンを買いました。いつからかは忘れましたが、久しぶりに履いた感じです。きっかけはジーパンが
安くなったという単純な理由ですが、ウエストを細め、股下を長め、と少しだけこだわってみました。
・館山湾(千葉)の見渡せるホテルから、早朝、北斗七星を眺めました。もしかしたら小学校以来かも、、。
・初めて見た時に強い印象の残っていた映画「タクシードライバー」をDVDをホテルのライブラリーで
見つけて部屋のテレビで観ました。
マーティン・スコセッシ
監督、ロバート・デ・ニーロ、ジュディ・フォスター主演の映画ですが、ロバート・
デ・ニーロがこんなにも若かった時の作品だったとは、、、。
・久しぶりに小説を読みました(三井物産社員で芥川賞受賞の磯崎憲一郎氏著「終の住処」)
文藝春秋9月号に氏が受賞に際してのインタビューを受け、こんな話しをしていた。
. | 仕事と家庭で自らを切り替え、役割を使い分けるのではなく、まず人としての生き方があって、それを仕事とプライベートでいかに統合し、提示していくかではないかと考えています。 世間で言われているほど、家族とか夫婦の関係は弱くはないんじゃないかと思いました。どんなに危機的な状況が続いても、どちらかが息を引き取るまで一緒に過ごしてしまったらそれはやっぱり立派な夫婦なんじゃないか。そんな夫婦の関係を、流れた時間で描いてみたいと思いました。 こんなこと早く終わらせなきゃ、と思うような些細な出来事の連続ですよ、中年男性の生活なんて(笑)。なのに、そんなものたちによって人生が構築されているという不思議さ。過ぎ去ってしまった後の懐かしさ。 |
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Israel Kamakawiwo’ole
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ブラッド・ピット主演の「ジョー・ブラックをよろしく」という映画のエンドロールに流れていた歌でした。ウクレレの音とともに流れてくる歌声に魅入られました。いったい誰が歌っているのだろうかと思っていました。 |
. | Dire Straits の Sultans of
Swing ギターが めちゃくちゃ上手いですよね。いや〜浸みるなぁ〜。 |