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46.いま、なぜ「アフリカ」なのか  ・・・ (2009/10/25)

  前回、私がアフリカで働くかもしれない、ということをお伝えしました。まだ詳細は決まっていませんが、私って、案外夢だけで走れるのです。それは単純に秤にかけたりはしないからでしょう。

  「現実」と「夢」とを秤にかけるとどうなるか。「現実」は実態なりの重さがあるのに対し「夢」はまだ実態がありませんから重さがありません。単純に秤に乗せると、当然現実が重くなり、夢については「やめておこう」となる訳です。これだと、いつまでたっても「夢」へ移行できませんから、それなりの加重調整が必要になるのでしょう。


  アフリカからアメリカに留学していた彼をとても信頼しています。こんなエピソードがあります。ある時休暇を利用してアメリカ旅行をしました。東海岸から西海岸に戻ってきて、到着したのは、ロサンジェルス郊外のオンタリオ空港。そこで事件が起きました。スーツケースの上に乗せていたショルダーバックを抜き取られたのです。気がついた時はすでに時遅く、誰が盗んだのかは分かりませんでした。

  とにかくレンタカーを借りて友人のアパートまで行きました。そこで彼にことの次第を話しました。彼は、幾度か空港警察に電話してショルダーバックが発見されたか確認してみてくれました。3日目です。気落ちしていた私が彼に「どう思う?」と聞いたのです。すると彼は、「聞かれたから答えるけど、まだアメリカに4日間居るんだろう?無くしたバックは残念だろうけど、それを引きづったままで残りのアメリカ滞在4日間を過ごすのと、それは、それとして、残りの時間を楽しむのと、どっちがいい?」というのです。

  その後も折に触れ、この言葉の意味を考えることがありました。そうなんです、人間、どれほど過去に引きづられて(本来はまっ新であるべき)未来をダメにしていることか。彼のアドバイスには、今でも感謝しています。

  さて、さて、前置きが長くなりましたが、そんな彼と一緒に仕事が出来るかもしれない訳ですから、この「夢」に乗りたいと思います。今は、情報の不足がちなアフリカについて、一生懸命勉強しているところです。

アフリカ進出の敵は
中国・欧州勢

株式会社ウェッジ 発行
 400円(税込)







民間大使ガーナへ行く icon 
浅井和子/著 
文芸社,
価格  1,155円(税込)






  アフリカ動きだす9億人市場 icon
ヴィジャイ・マハジャン/著 松本裕/訳 英治出版、2009年07月発行、価格  2,310円(税込)  







 



<編集後記>

  先日、大手企業で顧問を最後に定年退職された、尊敬する先輩(元々は私のお客様だった方)から、二人での泊まりがけゴルフの約束をしました。私の定年を祝ってくださるのだそうです。その話しの中で羨ましいお話しが。その方、つい先日、会社のOBが11人集まって、泊まりがけでゴルフをされたところなのだとか。大きな会社にいると、いろいろな人脈を社内に求めることが可能で、あえて外に人脈を求めずとも、ことが足りてしまうわけですね。

  私のように転職を繰り返した人間、しかも大企業は好まない私には、こうしたOB会などといったものは、持ちようがないのです。私が組織の外に人脈を求めたのは、必然だった訳ですね。

  そういえばゴルフを始めた時もそうでした。小さいITベンチャーゆえ、また、世代の若い人ばかりの会社ゆえ、社内にゴルフしている人がいなかったのです。ゴルフクラブを買うにも相談する人もおらず、ゴルフ雑誌なるものを購入し勉強。XXIOを買ったのも、「売れ筋商品」だったから、というシンプルな理由。それからゴルフ場のメンバーにもなり、またこのホームページを通じてなど、知り合いも出来ました。

  いろいろ教えてくださった方々には感謝しています。



編集後記(2009/11/03)

アフリカ最新情報の入手には、案外 YouTube が役立ちそうです。

  President Obama's Visit to Ghana

    アメリカ大統領、オバマ氏が最初に訪問したアフリカの国ってどこだかご存じですか?父親の母国、ケニアではなくガーナなんです。





 ※ 最近気になっている本




  死ぬときに後悔すること25 icon  

 著者/訳者名 大津秀一/著
 出版社名 致知出版社 (ISBN:978-4-88474-852-4)
 発行年月 2009年05月
 サイズ 250P 20cm
 価格 1,575円(税込)






内容紹介
ほとんどの人は死を前にすると後悔するという

では、人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。
本書は、終末期医療の専門家である著者が、
1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介。
儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられます。
例外なく、死はすべての人に訪れます。
だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。
心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が
綴った切実なメッセージが心に響く1冊です。


死ぬときに後悔すること25

1 たばこを止めなかったこと
2 感情に振り回された一生を過ごしたこと
3 遺産をどうするか決めなかったこと
4 故郷に帰らなかったこと
5 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
6 会いたい人に会っておかなかったこと
7 結婚しなかったこと
                                      ・・・など

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大津 秀一
1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウイル(LW)受容協力医師、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、平成20年5月より東京都世田谷区の松原アーバンクリニックに勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療の実践を行っている。現在多数の終末期患者の診療に携わる一方、著述・講演活動を通じて緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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