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420. 「考えたら負け」 堀江貴文 著、宝島社新書 ・・・ (2024/02/18) 



 以前にも私のホームページで紹介しましたが、ライブドア社の社長をやっていた当時、さらに自民党から立候補した頃の堀江貴文氏は、どこか遠い存在で、私とはまったく別の世界で生きている人、と思っていました。

 それがある日、本屋さんに平積みしてあった彼の本が目にとまり、手にとってパラパラとページを見てみると、とても良いことを書いていると感心したのです。

 さらに、彼が獄中の人となり、その時代に出版していた複数の書籍を読んでみると、とても親近感が湧いたのでした。


 彼は獄中の人となるまで、一気に人生を駆け抜けようとしていた印象があります。そこで躓いて獄中の人になった訳ですが、彼がその時代に掴んだであろう人生観のようなものは、かなり正確にいろいろな事柄を表しているという気がします。


 この本もその1つ。彼が考えた本のタイトルなのか、はたまた出版社が受けを狙って(本が爆発的に売れるのを狙って?)決めたタイトルなのかはしれませんが、いずれにしても、こうした本のタイトルは、ちょっと極端な表現をするようです。

 それを割り引いて考えれば、彼は「考えるな!」と言っている訳ではなく、「考えすぎるな!」と言っているのだと理解すれば良いでしょう。
 むしろ彼がここで言いたかったのは、「いろいろ考えるのもいいけど、行動しなさいよね!」と言っているのだという気がします。

 割と簡単に読み上げることの出来る本で、私は図書館でこの本を「朝」借りてきて、昼には読み終えていました。

 そんなですので、図書館で借りるも良し、その時間がまだろっこしいと思う人は、まずは本屋で買って、読み上げたら「メルカリ」にでも出品するとよいしょう。あらためてバイブルのように、ずっと手元に置いておくほどの必要もないと思いますので。






 余談ですが、コロナの流行で、良いことなどほとんど無かった数年でしたが、私に取って良い習慣が身つきました。それが読書です。コロナが流行して、「巣ごもり」というワードが流行しましたが、その期間に図書館に通い、年間40〜50冊の本を借りました。

 以前、引っ越しを経験していた私にとって、いざという時に本を「移動」させたり、「処分」したりするのは大変だ、というのが身にしみていたもので、以降、本は買わずに図書館で借りるもの、という感覚が身についたからのようでした。

 もとより、本を買うということは、本に書かれた「情報」に価値を感じている、ということであって、紙を買った訳でも(写真集でもないので)写真を眺めるために買ったものでもない、ということなわけですね。



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