415. 競り落とせない日もあることが正常なこと ・・・ (2023/12/17)
写真と文面にあるオークション会場とは直接関係はありません |
つまり月が5週あるとしても、最初の段階では月に1台仕入れ、あとの4週は、オークションに行っても良いが、仕入れる予定がない(買わない)のに行くことになる。万が一、買ってしまうと、月2〜3台という目論見を超えてしまい、ひいては在庫過多になりかねない(東京都内に住む私にとって、長期に車を保管する場所を確保することは、とてもコストがかかることだから)
ということで、競り合いのなかで、無理しないで済む金額である場合だけ
買うようにすれば良い(こんな感じで、しっかり利益を確保したい)。このあたりの塩梅は、ある程度オークション慣れしてないと、ついつい軽い興奮状態の中で、買わなくて良いものまで、もしくは利益が出にくい(?)金額で買ってしまう?(POSボタンを押し続けてしまう)ことになる。
(某月某日)本日の競り内容を振り返ると、売れ筋の「軽トラ」と「軽SUV」には競りでどんどん金額が吊り上がってきた。私も一緒にせり上げていったが、これ以上は止めた方が良いと判断し、降りた。これは正常な判断。もし意地になってあげてしまうと、その分は利益を圧迫という形で表れてくるからだ。
このところ競りを眺めていて(競りの結果を分析してみ)思ったのは、必ずしも売れ筋車両を仕入れることが利益を最大化することに繋がらないこともありそうだ、ということ。たとえば、私が先日買った(競り落とした車は)けして一番売れる車種でもなく、おそらく3番手か4番手の売れ筋車両。現車確認してみれば、競りリストの中で目立たなかったのか品質的に悪くはないのに競り合う相手がおらず、1回競りボタンを押しただけで落札出来てしまった。
終了後、落札できた車輌を綺麗に掃除し、写真を撮影した。(業者さんに頼めば2000円程度で写真撮影もしておいてくれるのだが)あえて自分で写真を撮影しながら、この車のどの部分をアピールすれば良いだろうかなどと考えるようにしている。結果、アメリカ人の特性を推測して「軽トラ野郎」というステッカーをカメラで大写しした。帰宅して、これに英語で「トラック野郎って書いてあるんだよ」とアピールした。これが結構受けたようだ。
さらに、金額は、最初は高めに設定し、2週間ほどたったところで、値下げした。実は、当初より、値引きしたあとの値段で引き合いがくればと、最初の値付けを少しだけ高めにしたのだった(輸出サイトの車輛には、掲載先のページに値引きの%が表示され、これが結構、買い手にアピールしているようだ)
こうした私の目論見が、私が考える以上にヒットしたみたいで、2週間後、値引き表示をした直後の週末に、なんと問い合わせがバタバタと10件もあった。
今回の海外向け輸出サイトとは、販売交渉も代行して貰う契約になっているが、10人もの問い合わせがあったわけだから、誰かと成約するだろう。ちなみに5万円以下で仕入れたこの車、粗利益が15万円を越えそうだ。今回の成功(中古車輸出ビジネス再開の第一段)をはずみにして、今後この仕事を続けていきたいと思う。(その後、実際に成約をし、私が陸運局へ出向き、輸出書類を発行して貰い、それを乙仲さんに転送し、具体的な船積を依頼した。希望的には1月以内で船積出来ればと期待している)
※
私がもし現在、会社勤めをしていると想定するなら、本業の傍ら、副業で月、数十万を稼ぐことは十分可能と思っている。しかし、その前提となる中古車の仕入れのノウハウ、販売のノウハウは、そう簡単に身に付くものでもなさそうだ。
現在会社勤めをしている人が「即、収入が得たい」という向きには中古車輸出は不向きだろう。というのも、一見、見た目がネットビジネスのように見えるのかもしれないが、この仕事にはそれなりの(行動を通じて得た)
経験の積み上げが必要だからだ。