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408.あなたは何歳まで働きますか? ・・・ (2023/09/10) 


 以下はスマホで読んだメールニュースの一部、職場を存続させる切り札はシニアの労働力だ、という内容のものです。

 2010年、私が外資系IT企業を定年になった際、会社をあとにして最初に行ったのが「ハローワーク」。実は私は何度も転職しているにもかかわらず、失業保険の給付は受けていなかった。というのも、そのほとんどが次が決まった上での退職・転職だったからだ。まあそうした事情はともかくも、せっかく通い始めたハローワークで定年後の仕事探しもしてみた。なかなか希望にあう職種が見つからなかったこと。また、履歴書を送ってはみたものの、返事すらこない状態でした。事前にかつての同級生で私より一歩先に定年になった人からそうした状況は聞いていたもので、大きくがっかりはしないで済んだのだが、シニアの雇用に関する現状を思い知らされた。

 結果、ならばと自分で起業したので、それはそれで良かったと言えるのだが、当時の風潮は、定年になった人を積極的とは言わないまでも、雇って行こう、という雰囲気は感じなかった。それが、その後の雇用環境の変化によって(労働力不足)、シニアも雇っていこうという状況になったようだ。

 現在73歳になる私は、ようやくコロナ流行も収まったことから、中古車輸出を再開させようと準備しているところだ。かつては1時間以上もかけて都心から神奈川や埼玉のオークション会場に出向き、現車確認をし、それを落札し、さらに雑巾でざっとヨゴレを落とした上で、写真撮影までを済ませて帰ったものだった。今は仕入れもネット、販売は(相手が海外の人なので)当然のようにネットでの販売となる。ここで最近の若い世代が、中古車輸出を「ネットビジネス」と勘違いしたようだが、それが1つの落とし穴になっている気がする。

 中古車売買の世界は、いまでもアナログ的なやりとりがメイン。輸出だろうが国内向け販売であろうが、かつての整備工場の社長、おっさんの世界がメインであることに代わりはない。仕入れが成功の9割といわれるこの世界ではアナログ的な仕入れが成功の鍵のような気がする。そして私は、中古車輸出ビジネスの中でも、こうして中古車オークション会場を走り回るのが好きなのです。とまあ、73歳になった今、どこまでこれが出来るか分かりませんが、コロナ流行以前にやっていたような、ある種泥臭い仕入れを楽しみながらやりたいと思っています。

 最後に、高齢化は、とても個人差の大きい世界。60歳代で介護のお世話になる人もいれば、80歳代でも、元気に動き回っている人もいる。一律ではないので、その人の健康状態と意欲に応じて働ける環境が整っていくと良いですね。

 

 


 


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