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392. 儲かるようにやれば、儲かる?(Part I) ・・・ (2023/03/05)      


  私がTradecarviewに加盟していた時代、羽振りのよい会員さんが言っていた言葉に「儲かるようにやれば、儲かるんですよ」この言葉があったのを思い出した。その時は、「コイツ、好調だからと調子に乗っているな」と感じました。 しかし今になって考えてみると、まさにこの通りだなぁ、と。

  儲かる人は儲かるような行動をし、儲からない人は(本人が気付かないまま)儲からないような行動をしてしまっている のかも?と感じます。今回は、そんなあたりを解説します。




  「人は見た目が9割」。これはベストセラーにもなった本のタイトルです。同様に中古車輸出の仕事の場合は「成否は“仕入れ”で9割が決まる」と言って良いだろうと思います。

 少しでも多くの「利益」を多く確保するためには、オークション会場へ行くか、もしくはその会場が提供するネットシステム(例えばTAA会場に対してなら”TC-webΣ”ネットシステム)で仕入れをするべきでしょう。(更に、もしあなたが中古車買い付けの初心者であるのなら、会場に行って「現車確認」は必須でしょう)

 この仕事を始めたばかりの人は、ネット入札システムの「i-AUC」でスタートということも有りでしょうが、早々に各地のオークションに加盟されることをお薦めします。「i-AUC」は優れたシステムではあるのですが、落札ごとの手数料がダブル(各地オークション会場の手数料+i-AUCの手数料)がかかります。競争の激しい世界ゆえ、限定的な利用ならまだしも、継続的な利用では不利になりかねませんので。

 繰り返しになりますが、この仕事を始めようと思ったら、中古車オークションへの加盟は必須です。私は今でも9つものオークション会場に加盟しています(広域で活動している大手さんは、基本1つとカウントしました)。
 というのも、それぞれ特徴があり、アフリカ向けならココがベスト。ニュージーランド向けならココがベスト、と中古車オークション会場にも得意、不得意があるからです。

 同じ車種でも、どこの会場が希望車両と出会う確立が一番高いのか?(毎週の出品車両台数が多い方が出会える確率が高いのは確かなのですが、地域によって、出品車両の傾向が違うのです)。この違いは、買付出来る金額とも関係してきます。目的の車と同レベルの出品が多ければ、買い手の興味も分散しますので、そこそこの値段で落札が出来る可能性大です。反対に、目的に車が、たまにしか出品されない場合には、それを待っていた買い手が殺到し、あれよあれよと値段が上がってしまうことになります。
 基本は"競り”ですので、より高い値段を付けることが出来た人が落札出来るのはどこのオークションでも一緒なのですが、対象車輌が多く出品される会場で競りに望めば、低い金額で競り落とせる可能性が高いと言えるでしょう。

 こんな具合に、同じ車両でも各オークションによって「落札相場」に価格差があります。こうしたことは、「統計的視点」「経験則」 の両面で状況を把握する必要があります。

 1つ1つ、加盟オークション会場に加盟して、しばらく通ってみることですね。まずは、1週間の買付に裂く予定の割り振りを考えると良いかもしれませんね。(この程度のことを面倒だと思う人には中古車輸出の仕事は向かないのかもしれませんね)

(東京近郊/私の場合)

火曜 CAA東京(柏)、USS横浜(大黒ふ頭)

水曜 MIRAIVE(深谷),JAA葛西(西葛西)

木曜 TAA関東(千葉みなと),USS東京(野田)

金曜 アライベイサイド(川崎扇島)

土曜 TAA横浜(根岸)


 こんな具合に、(私の場合)月曜日を除く毎日が仕入れの対象日となります。(事前にネットで確認し、自分が買付したい車輌が出品されていない日があった場合、その日が”自由時間”となります)


 余談ですが、かつての友人たちは、60歳で私が定年になっ時、当然のようにゴルフ三昧の生活を私が楽しんでいるだろうと思ったようです。

 仕入れを熱心にやっていくと、好きなゴルフは、前述のように目当ての車両の出品が無い日だけとなります(苦笑)。幸い私がメンバーになっているゴルフ場は、前日予約が出来、一人エントリーも可能なので、明日は期待する車が出品されないぞ、ということが分かれば、即、ゴルフ場に電話をして翌日のプレー予約をする、という感じで動いています。

 仕事が出来るうちは仕事をして、仕事が出来なくなったら、(定年後に期待していた)ゴルフ三昧の世界に突入すればいいですね。
 


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