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376  70歳が老化の別れ道 和田英樹 著 (Part II ) ・・・ (2022/09/11)



 自分のことはあまり正確には分析しずらいもの。今回、さほど期待せずして取り寄せたこの本ですが、読んでみて、この本ほど自分の過去をきちんと分析させてくれる本はないかもしれないと感じました。

 何が?かを複数回にわけで、項目別に説明したいと思います。



 インプットからアウトプットに行動を変える効果(P79)

 高齢者になると自由になる時間が増えますが、そうした時間を利用して、これまで学びたかった語学や歴史などの独学を始める人もいます。しかし残念ながら、一人で読書に勤しむような自学スタイルは、前頭葉の老化を防ぐという面では役に立ちません。

 本を読んでインプットする行為よりも、会話などのアウトプットの行為のほうが前頭葉は活性化され、老化の防止になるのです。何か学びたいことがあるなら独学はせず、スクールやサークルなど何人かの集まりに参加して学ぶほうが、まだ、前頭葉を使います。他の参加者と意見交換するようなアウトプットする機会にも恵まれますから、前頭葉を使うことになります。
 誰かと話す機会がなかなかつくれないという人でも、いまではブログやフェイスブックなどのSNSがありますから、そこに自分の意見を書き込むようにすれば、直接の会話ができなくても前頭葉は活性化します。 

 70代になったら、どのような形であれアウトプット型の行動スタイルを心がけましょう。そして、何かを発信する機会には「物知りな人」より、「話の面白い人」を目指すことが前頭葉の老化防止には効果的です。





<私の感想>
 再度お伝えしますが、この本では、タイトルが70歳が境目というテーマで解説していますが、これは私の世代のように、定年が60歳であれば、本中にある70歳を60歳と読み替えれば良いのかと思います。


 私のホームページの冒頭に、このホームページを始めた意図を記載しています。

 定年後を意識してゴルフを始めたのが53歳の時。同世代の人との共通の話題になればと始めたのがこのホームページでした。
 2010年定年になって、それまで勤めてきた外資系 IT分野とはまったく異なる中古車輸出を始めました。ゴルフも仕事も成長にともなう苦労を楽しみながら毎日を送っています。

 ホームページを始めたのが、2003/07/20 (私、53歳の時)でした。今回紹介のこの本によれば、こうした頭の中で考えたことをアウトプットすることが前頭葉を活性化し老化防止になるのだそうです。であれば、50代からアウトプットすることを習慣化したことは、少なからず老化防止に寄与していたのかもしれませんね。

 まわりを見渡してみれば、同世代でFacebookなどで自分の紹介をしている人はほとんど見あたりません。こうしたことは良い習慣のようですので、引き続き、80歳になっても続けて行きたいと思います。



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