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374  定年後起業なんて誰にでも出来る、と思う5つの理由 ・・・ (2022/08/21)


  変化する世界に生きることがあたりまえにあり、好きだったのかも。

 定年後起業なんて誰にでも出来る、と思う5つの理由

1.脱サラなんて考えたことがなかった私でも起業出来たこと、それも定年後にです。

  父親が経営者だったもので、その大変さは感じていました。ですので、なんだかんだと言っても勤め人の方が楽だとずっと思って定年まで過ごしました。

  一般的には先が見えてきた50代では転職したくとも転職出来ない中で、私は50代に4度転職しました。ただし、自分から転職したいと思ったというよりは、知人社長から「自分のところに来て、手伝ってよ」と言われてでの転職でした。いずれも立ちあげ、もしくは立て直しを前提にした採用でした。

 こんなでしたので、定年(60歳)になってもいくぶん楽観的に考えていたのですが、新しい職業分野でのお仕事をハローワークで探したのですが60歳の私を雇ってくれるところはありませんでした。というのも、せっかく新しい世界(定年後の世界)に一歩踏み込んだのですから、もうIT系は終わりにしていいなと考え、新しい世界を探そうとしたことも、定年後就職が上手くいかなかった理由だと思っています。

 ハローワークであらたな職が見つからない中で、かつてアメリカ留学した時代の友人(ガーナ人)がアメリカからガーナに戻っていることが分かったので、彼を訪ねてガーナに行きました 。そこで日本車(中古車)が活用されていることを知り興味をもったわけです。 → 行動すると先が開けてくる典型(?)

 帰国後、調べたところ当時はまだ個人事業主が東アフリカ向けに中古車を輸出は、盛んに行われていた時代でした。(2010年代後半に、市場が「大手」に席捲されてしまいましたが)
 ほとんど思い付きといった起業でした。こんな起業でも、ピーク時には年間売上が2千万円を越えた年も(税金も納めました)。


 ・定年後を余録と考えることが出来るのであれば、手がける分野にはあまりこだわらなくても良いような気がします。

 ・机の前に座っていても、ことは動きません。何か行動を起こしてみて始めて次の展開が得られる気がします。



2.私には社長というポジションに特に憧れはなかった

  → 人を雇わなければ、経営者の苦労の半分は消える
   自分で考え、自分で行動し、すべての結果を受け止めることが社長の仕事とすれば、それはとても貴重な経験だった

 ・ある貿易セミナーでお会いした同年代の方から声をかけられました。聞けば中古車輸出をやろうか迷っていると。しかし貰った名刺には「株式会社」とありました。えっ、ならば定款にヤル予定の事業を記載しているはず。つまり迷わないはずが、起業してまた迷っていることに?

 ・組織の形態、株式会社でないとイヤだ、とか代表取締役社長と名刺に書きたい、といったみかけ重視は順番が違うのではないかと。つまり、料理の種類を決めてからお皿を選べば良いのに、この方、お皿を決めてから、まだ料理内容をどうするかを決めかねていたようですね。

 ・私は個人事業(青色申告事業者)でスタートしましたが、お付き合いする相手企業(例えばトヨタ・オート・オークション)から差別されたことはありませんでした。強いて言えば、相手企業にとっては、取引高だけが重要なので、会社組織は次のこと、と思っていたのではないかと。




3.組織を利用してこそ大きな仕事が出来ると思っていたが

  過去私が在籍してきた外資系IT企業(すべてソフトウェア)はそれなりの大きさでした。その時感じたのは、扱う商品で規模が定義されるのではないかと。プロ向けのユーティリティソフトとか、計測ソフトとかを扱う事業は、あまり大きな組織にはなりえないようです。反対に、OS(マイクロソフト)とかデータベース(オラクル)とかはインフラを扱うわけですので、スケールメリットがものを言う世界。反対に小さくては成り立ち得ないのでしょう。

 ・一人でも、外部の人材を利用することで、そこそこ大きな仕事(中古車輸出)が出来るものだ。
  中古車の買付には、多くの中古車オークション会社が存在するので、そこを利用。買付が出来れば早速陸送会社から電話が入り、「是非、当社に扱わせて欲しい」と。陸送して横浜、川崎あたりの指定ヤードに持ち込めば、取引している乙仲さんが、輸出の手配をしてくれます。(貿易の知識、例えば通関士、といった程のものは必要ない)

 ・こんな具合に、買付が出来てしまえば、陸送、輸出手配と、一気通観で業者さんがやってくれる。私自身ががんばってやらなければいけないのは、売る、こと。こんなだから個人事業主でも十分輸出の仕事はなりたつ。

 ここまでのまとめ   

なんと言っても、一歩踏み出すきっかけが大事 アメリカ留学時代の同級生を尋ねガーナに旅行



4.長く営業をやってきていたので、相手に頭をさげることに抵抗はなかった。
    たまたま小規模(50人以下)の外資系企業のセールス担当なんて、タイトルがどうであれ個人のプレーでしたので。

5.貿易という仕事をやってみたいという思いがあった。
    たまたま留学経験があったことから英語を使う仕事を選択してみただけ。


 定年後起業に際しては、自分の職歴、得意に何があるか棚卸ししてみると良い、と言われますが、まさにその通りだと思います。たまたま私は、転職経験が複数あるもので、履歴書に書き出す自分の得意というのを言葉にすることが上手かったかも。
 でも、何も自分には取り柄がないという人はいないかと。それでも分からないという人は、一度、キャリアコンサルタントにでも相談してみると良いでしょう。











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