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373  シニア男性には生活のリズムを作るためのトリガーが必要なのかもしれない ・・・ (2022/07/31)   


  あるところから月に1度程度、各種資格試験の「試験監督」を依頼される。そこで一緒に仕事をした女性達(おばさま)とランチ弁当を食べながら話しをした。いわく、「ウチのダンナは、定年後何もしようとしない。○○さんはエライですね」と(笑)。
 私のことをエライと言われると、どこか面映ゆい。 


 左は5月18日から7月6日まで計8回受講したイタリア語講座の案内です。比較的料金が安いこと、講師がイタリア人だということ、そしてコロナが収束したら行きたい場所のトップがイタリアだということで、これを受講することにしたのだった。

 講師の先生、日本語はあまり得意ではなさそうで、詳しい説明を飛ばして、いきなり高度なことを指導してくるので、授業中の緊張感が半端無い(^^;)
 また、テレビのイタリア語講座と違って、先生と、もしくは隣り合った受講者とダイヤログ(対話)を行う。今回あらためて、受け身で勉強をしてきたテレビ講座とは、充実度、密度がまったく違うと、とても納得しながら、また楽しみながらこの講座に参加してきた。

 先生からは、「毎日少しずつ、5分程度で良いからやるように」と言われていた。私の場合、日々いろいろとやりたいことがあって、水曜日のこの講座の前日、まとめて予習復習することが多かった。
 そんな講座も7月6日で終わった。あ〜あ、これで予習復習しなくて済む、とほっとした。ほっとしたら、なんだか気が抜けてきた。

 気がついてみれば、たった週に1回のこのイタリア語講座が私の生活にリズムを刻ませるトリガー(引き金)になっていたことに。

 冒頭の「ウチの主人は何もしないんですよ」とぼやくおばさま達の旦那さんと差ほど私も代わらない存在になっていた。
 女性達は、炊事洗濯など日々やるべき事が多く、あらためて生活のリズムがどうのこうのと言わなくてもしっかり行動している。どうやら定年退職したシニア男性には生活のリズムを刻むためのトリガーが何か必要なのかもしれない。





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