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370.  他法人の中古車輸出への展開をお手伝いすることに ・・・ (2022/06/19)

 (区主催の創業セミナーで知り合った)女性経営者のWさん、あらたに中古車の輸出をやってみたいというのでいろいろ情報を提供させて貰っています。


 それに先立ち、行動力のあるWさんは、5月の1ケ月かけて天然素材の化粧品を手がけるべく「スイス」、そしてその原材料の提供国である「南アフリカ」に出張していた。しかも、まだ1歳になっていない息子さんを連れての旅行だとのことでした。旅行中もFacebookに行き先々の写真を紹介してくれていたので様子は推測出来ました。
 そこから見えてきたものが2つありました。1つは子連れなんて大丈夫なのだろうか?と私は思いましたが、写真を見ながらそれは杞憂だったと感じました。彼女なりに現地の状況を下調べし、大丈夫と判断してのことだった。むしろWさんにとって1歳とはいえ男の子を連れての旅行は心強かったようでした。(のちにご本人に確認しても、そう言っていた)

 もう1つ、南アフリカについては、かつて行ったことのあるガーナ、ウガンダの首都を私がイメージしていたもので、これまた子連れで大丈夫と思った。しかしこれも同様に私の杞憂だった。ご本人がFacebookにアップロードしている写真を拝見すると、まるで欧州にいるような感じだった。どうやら長く白人が統治してきた南アフリカは、地区を限定すれば、ガーナやウガンダとは違い、欧州の街並みを思わせる景色でした。


 さて、それまで1日に1度はメールで中古車ビジネスに関する情報を提供していましたが、出張中のWさんの足手纏にならないようにと、しばしストップしていました。Wさんは5月末に帰国したのですが、留守中の雑事を処理しておく必要があるだろうとのことで、お会いするのを帰国した後の少し先、6月16日とした。(コロナ流行中につき、Wさんとお会いしたのは、今年はこれで2度目だった)

 都内のコロナの感染者数も着実に下降線を辿ってきていたので、またメールで何かを伝えるには長文を書かなくてはいけない手間があったので、今回はランチをしながら1時間半のレクチャーをさせて貰うことにした。



 お話ししながら感じたのは、かつて私が中古車輸出を始めた頃は、個人がアフリカへ中古車輸出する為の輸出・販売サイトがあった。何度か説明しているように、時代は変わってしまって、もはや個人が中古車輸出に使えるような輸出・販売サイトは存在しなかった(いまでもそれらしいサイトがあることはあるが、自分で英語を使って現地アフリカと交渉する方式ではなく、販売はすべてお任せとなっていた) 

 しかし私自身、アフリカ向け輸出販売サイトがその売上を萎ませてきた時点で見切りをつけ退会していること。さらに、その後新しい人脈をみつけてニュージーランド向け輸出をして成功してきたことなどを体験していることから「何とか別の方法が見つかるはず」と感じていた。そんな視点でお話ししてみた。次は座学からフィールド学習へ、ということで次回は(加盟を前提に)中古車オークション会場にお連れして差し上げることとした。


 Wさん、いずれは日本からスイスに本拠地を移したいと考えているそうで、人脈つくりの上手な人だけにスイスからネットで販売を行うというイメージで、中古車を調達する部分は私が肩代わりすることも当時は考えていました。今時点での私の心積もりは、秋までには基本的な知識と経験として十分なものをWさんに提供しておきたいと考えています。



 PS:余談ですが
 今回の天王洲にあるこの場所は、私がインターネットがらみの業界団体に勤めていた時代に、日経新聞の記者他と懇親した場所でした。本来は業界団体に加盟している企業から推薦されてきた参加者のみの視察団体でしたが、ある時、日経新聞の記者から相談の電話があったのです。聞けば、私がアレンジした内容が、@ラスベガスで開催されるインターネットの展示会(私の見所説明付き)、A日本への帰路、西海岸、シリコンバレーの企業を複数訪問するというものだったことに興味を持ったのだそうだった。

 記者いわく、これだけの訪問先を自分でアレンジするのも大変だが、さらに相手からOKを取るのが大変なのだそうだ。というのも、新聞記者が相手企業を訪問するとなると、相手企業の広報担当から「どんなことを質問したいのか?」を事前に伝えないといけない。どうやらその交渉が大変なようでした。

 たしかに私がコーディネートしたグループ旅行は、基本業界団体に加盟している企業グループだからその一員として参加してしまえばそうした面倒な事前のやりとりは必要とされなかった。






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