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353.  明日を今日よりいい日に、と思えるよう行動すること   ・・・ (2021/11/28)

  先日24日、半年ぶりに両親の墓がある御殿場までレンタカーを借りて行ってきました。標高が高いもので、また時期的なこともあり、ひんやりとする温度でしたが、天気もよく、また風もなかったもので、快適に墓参をしてくることが出来ました。


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 最近読んだ本が樹木希林さんの娘、内田也哉子さんと、脳科学者の中野信子さんの対談集「なんで家族を続けるの?」でした。この本を手に取る方の興味は樹木希林さんと内田裕也さんの、なんともイレギュラーな夫婦関係に興味を持ってのこと。なのになんで家族を続けて来られたのか、だと思います。私も当初はそこに興味を持ったのですが、この部分、興味のある方はこの本をお読みいただくこととして、それ以外の部分で私が興味を持った部分をご紹介させて貰います。

 それは中野信子さんが解説する「幸せのカタチ」のくだり。中野さんいわく、幸せって絶対量ではなく何かと比べないと分からないもの、と。そこで2つのケースを引き合いに出し、

Aさん、生まれたときに100持っていたが、だんだん減少してゼロとなるとしましょう。Aさんを幸せだと思いますか・

Bさん、生まれた時にはマイナス100でした。しかし少しずつ増えて60歳を過ぎてプラスになり、70歳の手前でAさんを上回り、さらに上がり続けています。

解説:(この2つをグラフにして)この右上がりの傾きの程度を「幸せ」の程度と私たちは感じているようだ、と。人生は誰でも多かれ少なかれ山あり谷ありで、下りの局面のたびにどんな人でも不安を感じる。一方、幸せは、グラフの山の頂点Pで感じるのではなく、Pに向かって上がっているときにこそ感じているということ

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 平均寿命が延び、人生は100年だと言われている。だとすれば、60歳、もしくは70歳で定年となり、残りは自分の「意思」で作っていく時代になるわけです。私は自分の「意思」を反映させる一番良い方法が個人で、それがたとえ小さな事業でも良いから起業してみることを選びました。

 これが正解だったことをあらためて感じたのは、コロナ時期に、せっかく始めた中古車輸出ビジネスが休止したことから、再度、ある種勤め人的に、シニア向け団体に登録をしてお仕事を貰った時のことでした。「指示された通りにやってください」、「問題を起こさず平穏にお願いします」。特に言葉で言われたわけではありませんが、自分に求められていることがこうであったことは敏感に感じ取りました。

 せっかく定年後「自分の意思」で行動できるようになった私にとって、これは幸せ感をもたらしてくれることではありませんでした。あらためて定年後に起業し、「自分の意思」 を反映させられる「仕事」を作ってきたことは正解だと思いました。

 今考えているのは、アフリカ・ガーナにいる友人と頻繁にメール、こう伝えています。定年後に始めた中古車輸出の仕事、止めるにしても、続けるにしても、もう1度ガーナに行ってから決めたい、と。というのも私が定年後に個人で中古車輸出の仕事をしてみよう、と思いついたきっかけがこのガーナ旅行だったからです。


 前の文章、中野信子さんの言われる「幸せは、グラフの山の頂点Pで感じるのではなく、Pに向かって上がっているときにこそ感じるもの」を体現するには、自分が信じることに向かって行動を続けて行くこと、と理解しました。

 明日を今日よりいい日に、と思えるよう行動すること。



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