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348.  田口智隆 著、初期費用ゼロで始める「定年プチ起業」    ・・・ (2021/08/01)


  ”定年” ”起業”というテーマで書かれた本を図書館で次々に借りて読んでみていますが、この本、とても良い内容だったのでご紹介します。

  定年を迎え、何かをしたいという人に、情報量として多からず、少なからず、丁度良いのではないかと感じました。また、伝えるべきはHow toではなくて、この著者と同様、「どう考えたらいいのか?どう捉えて行動したら良いの」をアドバイスしてあげることと私も考えていますので。


初期費用ゼロで始める 定年プチ起業 

   

 ※以下は前書きですが、これを読んだだけでも
     著者が伝えたいことが伝わってきますね。



あなたは何歳まで働くつもりですか?

65歳? 70歳?

それとも75歳?

今勤めている会社で、

あなたはその齢になるまで

働くことができるでしょうか?

そもそも、そんな齢になるまで、

誰かに雇われたいですか?

私は、からだと頭が許すかぎり、

「人は一生働くことができる」

と信じています。

でも、誰かに雇われてまで働くのは

ゴメンです。

50代を過ぎたら

第2の人生を準備しましょう。

第2の人生では、

自分が自分のボスになる。

それが「定年起業」です。

老後を豊かに暮らすのに

何が必要でしょうか?

貯金は老人の友と言います。

あれば越したことはないでしょう。

投資?

若いうちならいいでしょうが、

退職金をつぎ込むのはリスクが大きすぎます。
   
貯蓄がある人もない人も、

退職金が多い人も少ない人も、

誰でもローリスクで始められるのが

「定年起業」です。

結局、働くことで

毎月収入を得るのが

一番のセーフティネットです。

それも、自分の得意なことは

好きなことで。




以下は本の内容を読んでみて、私が感じた部分(黒文字)です。

p28 定年した後に本当の人生がスタートする

 私も同感です。それまでは生活の為が第一優先でしたが、これからは自分(+奥さんの)ため、となりますから。

p31 自分の意思で働けるのが一番

 誰かに雇われている訳ではなく、自分が自分の意思で行動するステージに入ります。

p34 年金プラスアルファを確保する

 まず収入ありきで働くわけではなく、あくまでゆとりを作るために働いてみるステージ。

p37 年金制度は続く。でも支給額は減っていく

 おっしゃる通りです。

p40 60歳以上は長期投資は不向き

 60歳から借金をするのは避けた方がいいですよね。

p45 労働収入は裏切らない

 普通預金の利息が年0.001%ですから、ちょっとアルバイトしただけの収入でもそれを軽く上回ります。

p47 定年後は楽しく働く

 人に使われていると思うから辛くなることが。自分がやりたい事をやりたい形でやれば良いのです。

p50 定年起業では自分自身が商品

  自分という人間が最良の商品になるべきなのでしょうね。

p59 初期費用ゼロ円でリスクをゼロに
   必要なのはパソコンとネット環境、それに名刺ぐらいのもの

  私も、起業以前からパソコンとネット環境は持っていました。

p62 法人化は考えない
   定年起業は借り入れもゼロで

  起業してみて、利益が2000万円を越えたら株式会社にしたら良い(法人成り)。

p64 カタチから入る人は失敗する

  株式会社でないと起業ではない、と思うのは大企業病なのかも?

p67 定年起業は一人でやる
   今までは組織の力を利用してきた。自分一人だけの力はどれだけのもの?

  自宅をオフィスに、人は雇わずにスタートした。儲かったらオフィスを持つのも良いし、人を雇うのもよい。

p72 やりながら自分の方法を発見する

  こうでなければいけない、と考えず、まず行動してみて、順次補正すれば良い。

p75 結果は後からついてくる

  お金は、やってきた努力に付いてくる気がします。

p77 マメな人が成功する

  この著者ならではの視点ですね。起業時には、なんでもかんでも自分でやる必要がありますので、マメでないとしんどくなるかもしれませんね。

p79 稼いでも年金は減らない

  おっしゃる通り。

p85 あなたの経験やスキルをお金に換える

  うまい言い方ですね。

p89 定年起業はコミュ力が勝負

  おっしゃる通り。何事も自ら伝える努力をしていかなくてはね。

p92 「自分が社長ならどうするか」という視点で仕事を見つめなおす

  
自分が自分の人生のリーダーになる必要があります。それに気付くのも起業した人だけが得られるメリットかもしれませんね。

p121 仕事をしたら対価をもらうと意識づける

  ボランティアでも構わないが、自分の貢献を図る尺度(対価)がない。

p131 プロフィールに書くためにも早く実績を作る

  実績を持つことが、次のステップへの売りになるからでしょう。





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