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345. チャンスに乗る人、乗らない人 ・・・ (2021/07/11)


 いつだったか(2週間くらい前?)、NHKの朝ドラが終わったあとの番組、あさイチに「世界の終わり」のリーダー、Fukaseさんが出演していました。いろいろな彼にまつわるエピソードが紹介されたなかで、かつての同級生のコメントが紹介されました。それによれば、かつての同級生はFukaseさんのことを大親友だと思っている様子で、熱くFukaseさんのことを語っていました。

 そんな親友のコメントに司会者が「そんなにあなたのことをこんなにも慕ってくれている彼をなぜ”世界の終わり”のメンバーに誘わなかったのですか?」と。するとFukaseさんが「誘いましたよ。でも、彼が”先の見通しがたたない”と断ってきたんです」と。思わず笑ってしまいました。


 世の中(たぶん自分も)そうですが、

1.お膳立てが出来ていないと参加しない人

2.お膳立て出来ていても参加しない人

3.お膳立てが出来ていなくとも参加する人


 の3タイプがいるのだろうな、と。71歳になって自分を振り返り、自分を成功者だなどとは思わないが、そこそこ楽しい仕事生活を送ってきたとは思えている。それには少なくとも3だったからかな?と考えています。ただ何にでも参加してきたかと言えばそうではなく、相手からの申し出に対して結構適切な判断、選別が出来ていたかな?と。

 たとえば大学を卒用して最初に入った会社で、職場の上司が独立起業するにあたって私を誘ってくれました。しかし、自分が持っているその分野の基本的な知識と照らし合わせてみて、どこか元上司の言う技術的根拠に問題があると思えました。結果、私はその申し出をお断りしました。その後しばらくして、かつての上司だったその人のビジネスは失敗したと聞きました。

 こんな具合に、何か提案に乗るにしても、自分なりの鑑識眼を働かせて判断していたようです。それと、相手がやる何かに乗る、というよりは”自分がそこに行ってやれることに未来が描けるかどうか”で判断した場合には、基本、よい転職になっていた気がします。


 転職経験豊富な先輩より。




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