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317. ポジティブなメンタルを持つために必要なこと ・・・ (2020/08/30)


  これは私が先日読んだ本、「12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと」の著者、モカさんがリストしてくれていたものです。

  彼女、最初は新宿2丁目で働いていたが、翌年には銀座で働くことに。さらには自分でクラブを経営するまでになる。というのも、以前からイベント企画力が優れ、漫画家としての才能も開花し、次々と成功を収めていた。まだ30歳前の彼女、ついには年収も1000万円を越えたが、裏腹に心には悩みがオリのように溜まってくる。住んでいたマンションの屋上から飛び降りてします。

 全身骨折、しかし死ねなかった。これは神様がまだ死んではいけないと言っているのだと感じ、そこから自分は何をすべきかを考え始める。復帰してスタートしたのは悩み多き人たちのカウンセリングを無料でしてあげる。というのも、日本では毎年3万人を越える人たちが自殺している。(2007年の交通事故死者数はおよそ5800人。自殺者数はその5倍以上にのぼります

 それらの相談から受けた印象をまとめたものが下記なのだそうです。



 1.部屋を片付ける

 2.人と会う時間と、一人でいる時間を、バランス良く取る

 3.忙しくしすぎない、暇になりすぎない

 4.ポジティブになる

 5.自分を信じる、自信を持つ

 6.人にしてあげる、頼られる

 7.時には人に甘える

 8.完璧を求めすぎない

 9.未来や過去ばかり考えない、いまを生きる

10.あせらない、忍耐することも力である

11.体を癒す

12.素直になる、心の声に耳を傾ける

13. 攻撃しない、受け入れる

14.相手の気持ちを考える

 



 


 実はこれは何も、若い人だけにフィットするものではない気がします。先日、友人(シニア男性)とメールのやりとりをしていて、ん?何かへん!と感じたのでした。彼は数年前に奥さんを亡くし、一人で暮らしている。彼から感じたのは、この2項目。

2.人と会う時間と、一人でいる時間を、バランス良く取る

3.忙しくしすぎない、暇になりすぎない

 彼は定年後ゆとりがあるのか、仕事はしていない(金銭的な意味では何もする必要はない)。人と会っていない様子がこのコロナ時代で更に加速した感じ。せめて彼の好きな海外旅行でも出来れば良いのだが、それも今の時代では叶わない。つまり大量のヒマがあるのに、裏腹にすることが無い、人と会うこともないという状況。こうした状況が、どこか彼自身も気付いていないおかしな思考に繋がっているようだ。

 私などは晩ご飯の時、奥さんとたわいもない会話をしているが、実はこうしたことが人間のメンタルヘルスには必要なのだとあらためて感じる。


 繰り返します、上記の項目、自分の行動と照らし合わせてみてください。不足している項目を補充してください。ちょうど食事のように、不足している「栄養素」を見つけ、補うように心に”栄養を”あたえてください。

 こうしたコロナで心理的に抑圧されている時代であればこそ、前向きに生きていきたいものですね。





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