ホーム目 次 / ページ次ページ       


309. アフターコロナ、私の場合? ・・・ (2020/06/21)


 楽天で買い物をしだしてどれくらいの年月が経つのだろうか。そもそも楽天のビジネスが大きく拡大したのは、インターネットに「常時接続」という概念がもたらされた時からだ。その時の主人公はソフトバンク、彼等のADSLによる常時接続が大きく寄与したようだ。
 そんなことを勘案すると、楽天とのお付き合いは10年ではきかない、多分20年以上のお付き合いがある。”しかし”ここへ来て、Amazonに鞍替えした。最大の理由は「送料が無料」なこと、更には翌日には届けて貰えるということ。

 大きなもの、例えばお米とかドッグフードとかが送料無料で届けて貰えると、もう実店舗は商品知識を取得するだけにして一旦手ぶらで帰り、実際の購入はAmazonから、となる。
 楽天が計画している「1店舗で顧客が3980円以上を購入した場合送料を一律無料にする」では対象から漏れてしまうような小物でも(一定の条件はあるようですが)Amazonなら送料は無料で届けて貰える。こうなると、選択に迷いもなくなる。

 更に映画好きの私にはもってこいのAmazonn Prime Video がある。BSチャンネルのDlifeがなくなってしまったあとの空虚感を埋めてくれたのがこのAmazonn Prime Videoだった。途切れてしまったSUITSの続編を観れたのは感動だった。

  これには副作用があって、Videoを見すぎるため本を読まなくなってしまったという弊害はあったが、そこはなんとかふんばって、視聴時間をそこそこに留める努力をした。なんだかまるで薬物依存からの脱却努力みたいだ(笑)


 息子家族は同じ戸建ての上階に住んでいるが、午前中、1階に住む私がデスクの前でパソコンのメールチェックなどをしていると、毎日のように、ピンポンというインターホンの音とともに2階とのやりとりが始まる。そのほとんどがAmazonからの配達。どうやらAmazonを多用している様子。考えてみれば3人の子供を抱える主婦(息子の奥さん)、さらに5人家族の家庭にとって、コロナによる外出自粛時の対応方法としてはとても助かる購入方法なのだろうと思う。
 当方はシニア夫婦ゆえ、そこまではAmazonに依存しないが、かなりの変化だ。楽天でなら、年に4〜5回しか買い物をしなかったものが、Amazonにしてからは、気軽に買えてしまうもので月に1度は何かを買うことになった。それもこれも、ひとえに”送料無料の誘惑”に絡めとられた結果だ。


 新型コロナウイルスの蔓延状態が収束したあとの世の中、通称、アフターコロナはどうなるだろうか。前号でお話ししたように、シニアである我々夫婦にとってはさほど大きな変化はなさそう。特に家内はシニア世代の主婦ゆえ、実店舗(たとえば地元の小規模スーパー)へ行き、その日の特売食材を見るのが好きなようだ。変わりそうなの従来実店舗で買い物をしていたもののうち、持ち帰るには少々重い、といったもの(例えばお米やペットフード)から順次、Amazonでの購入に変わっていくように思える。この変化は楽天からもたらされることはなかったもの。やはり「送料無料マジック」なればこそ、だ。


   魔法の呪文のような言葉「送料無料」、この誘惑には私も抗い(あらがい)ようがなかった。



ホーム目 次 / 前ページ次ページ     
 

inserted by FC2 system