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277.  思い通りに行かない時に   ・・・ (2019/05/26)




 東京港区主催の「創業セミナー」に参加して知り合った方の一組が、キッチンカー(米国流に言うとフードトラック)のレンタル・ビジネスをやりたいということだった。セミナーにはご夫婦で参加していましたが、ご夫婦ともに立派な経歴をお持ちで、創業者にありがちな不安定さがありませんでした。このご夫婦との出会いで、私の目も自然とキッチンカーに向くようになった。

 こちらの写真はあるオークションでたまたま目にとまった車である。最初、キャンピングカーなのかと思って覗きこんでみたら、内装は新品、つまり改造したばかり。室内にある冷蔵庫も新品。さらには、床に置いてあったレジも新品。つまり中古車を購入して、キッチンカーとして改造を始めてみたが、何らかの理由であきらめたようでした。




 
 定年後に中古車輸出の仕事を始めた私ですが、4年ごとに転換期を迎えています。1度目は、輸出先の東アフリカの市場が拡大し、大手が一気にシェア拡大に動き、なんと毎月15000台もの中古車を専用船を使って東アフリカへ送ったものだから、さあ大変。市場は一気に飽和状態に。こうして私の手元から東アフリカ市場が抜けていきました。

 次は、中国で中古車販売をしていた人が、ニュージーランドに移住し、以前同様に中古車の仕事をしたいと。ニュージーランドの輸入中古車の9割が日本車ということから、日本にやってきて銀行口座の開設と、中古車オークションへの加盟をと考えました。あいにく、いずれも日本居住者でないと無理でした。そこで私にお声がかかり、日本での中古車調達の代行をして欲しい、となった訳です。
 こちらも3年続いたものの4年目に終わってしまいました。どうやら日本の中古車商社がニュージーランドの業者向けに、日本で開催される中古車オークションの出品車両をネット経由で買い付け出来るようにしたからでした。わざわざ私のような中間業者を入れなくても自分で買い付け出来るのであれば、その方が手っ取り早いですものね。とまあこんな理由で中国の人とのお仕事も終わってしまいました。


 現在私は69歳。定年時(60歳)、何も仕事をしていないとヒマを持てあますだろうなと思って自営業で中古車輸出を始めました。私は昔から多趣味。ゴルフは定年後を考えて53歳で始めました。今は月に2〜3回ゴルフに行っていますが、とても楽しいです。というのも、ゴルフ場へ行く頻度をあげたところ、一時期100が切れなくなっていたのが、再び100以下で周れるようになったからでした。アプローチとパットの精度がスコアメークには大事ですが、コースに出向いて芝の上で打つこと(練習、即実践)がとても大切と分かりました。

 あと映画は若い頃からの趣味。近場の映画館(目黒シネマ)に通っています。シニア料金900円で、なんと2本立て。先日も、クリント・イーストウッド監督の作品2本(運び屋スペースカウボーイ )を見ましたがちょっとした感動でした。評論家の言葉ではありませんが、「映画って、本当にいいですね!」

 その他、近場に図書館の出先窓口が出来たもので、ネットで検索しては、これはと思うものを取り寄せて読んでいますが、月にほぼ数冊、というところでしょうか。


  更に、私はインターネットホームページを複数立ち上げています。

1.50歳の手習いゴルファー、定年後に起業 (2003年、ゴルフを始めた年に始めた)

2.アフリカ旅行記 (2010年、アフリカ・ガーナへ視察旅行に行ったのをきっかけに)

3.ようこそ癒しの島、マナ島へ(復刻版) (1997年〜2001年まで)

4.Facebook (海外向けですので英語でやりとりを)

 基本、Facebookは毎日更新。1と3は、週末ごとに更新。この更新作業で半日はつぶれます。


 さて、定年時は仕事をしていないと退屈するだろうと思っていましたが、現状、ほぼ仕事をしていない状態ですが、まったく退屈しないのです。これが中古車輸出の仕事を再復活する意欲を弱めていると感じています。まさに「敵は己の中にあり」、という感じですね。(笑)


 定年後に仕事を始めたのは生活のためではありませんでした。振り返って考えてみると、定年後起業も、私にとって趣味の1つだったのかもしれませんね。





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