220. あなたならバケットリスト(棺桶リスト)に何をかきますか? ・・・
(2017/11/12)
「棺桶リスト」とは、死ぬまでにやっておきたいことリストのこと。
ドクターグリーンが脳腫瘍で亡くなった、38歳だったそうだ。といっても DLife
TVで放映しているアメリカのテレビ番組のお話し。ER(救命救急)はマイケル・クライトン
が監督している連続テレビドラマ。ネットでの確認によれば日本ではこうしてTVで放映しているが、米国ではすでに2009年に終了しているようだ。
マーク・グリーン医師はシカゴの病院で戦場のような毎日が続くER部門を長く牽引してきた。しかしある日発作を起こして転倒、検査を受けると脳腫瘍だということが分かった。自分のいる病院の専門医の診断では癌の発生した部分が運動機能に関わる部分で手術は危険すぎて無理だと。奥さんで外科医のエリザベスと相談し、ニューヨークの名医を訪ねることにする。ここで手術可能ということで無事手術を受けることが出来た。しかし1年後癌が再発。毎日急患を救うなかで悟ったことは死に場所、死に方を自分で選ぶことを。
父が米海軍にいたことから彼は幼少時をハワイで過ごした。そんな彼が再婚相手のエリザベスと幼な子のエラをシカゴに残し、先妻との子レイチェルを伴ってハワイに渡る。彼はハワイで死を迎えるにあたり、死ぬまでにやっておきたいこと「バケットリスト」を作っていた。例えば、世界一周船旅、キリマンジャロ登山、スカイダイビング、(先妻との娘)14歳のレイチェルに車の運転を教えること、(再婚相手との間に生まれた)娘のエラにロックフェラーセンターでアイススケートを教えることなど。その中で一番優先したのが娘のレイチェルを諭すこと。というのも病めるアメリカの一面で、(母は弁護士、父は救命救急医ということで)家で放っておかれた14歳の娘はタバコと覚せい剤に手をそめていた。父であるグリーン医師は、娘と向きあいたいと思いハワイの郊外のテレビも電話もない別荘を借りて娘と二人で過ごす。そこで一緒にサーフィンを楽しんだりしながら、「自分がいなくなったあと、おまえ(娘)が心配なんだ」と一生懸命に諭す。
癌によってどんどん運動機能を奪われてくるなかで、娘が幼い時に父親に歌ってくれとせがんだ「オーバーザレインボウ」のCD音楽を、死を目前にベットに横たわった父の耳にイヤホンで聞かせてあげる。目をあけてほほ笑む父と娘は和解する。
思い出してみると、ここで流れる歌が、ハワイの歌手がウクレレを弾きながら歌う「オーバーザレインボウ
」。この歌、私が好きな映画『ジョー・ブラックをよろしく』(原題:Meet
Joe Black)のエンドロールにも使われていた。奇しくもこの歌手も亡くなってしまったのそうだ。
[あらすじ] ニューヨークのメディア会社「パリッシュ・コミュニケーション」の社長・ビルことウィリアム・パリッシュは、ある夜どこからともなく響いてくる声を聞いた。次の日、ビルは愛娘のスーザンとその恋人ドリューと共にヘリで仕事に向かっていた。ビルの「恋人を愛しているか?」との問いに、素っ気無い反応をする娘にビルは話す。「愛は情熱だ。その経験のない人生は意味のないものだ」と。
そして、その日スーザンは仕事場近くのコーヒーショップで一人の青年と出会う。最近この街に越してきた、という青年の気さくな態度に好感をもつスーザン。その夜、家族と共に食卓を囲んでいたビルの脳裏にまた同じ声が聞こえてくる。「私に会えるよ・・・ビル」。声に導かれるまま来客を招き入れるとスーザンがコーヒーショップで出会った青年が居た。以前から体調のすぐれないビルが心の中で問いかけていた「死期が近いのか」の言葉に青年は「イエス」と答えた。彼は青年の体を借りた死神だった。人間の生活に興味をもった死神が、ビルを連れて行く前に彼に案内を頼みにきたのだ。家族への説明に困ったビルは、青年をジョー・ブラックだと紹介する。出会った時と印象の違うジョーを見て初めは困惑していたスーザンだったが、次第に彼の不思議な魅力に惹かれていく。父親のいう“情熱”を確かに感じていたのだ。 (ウィキペディアより)
さて、最後にもう1つ、冒頭のタイトル、バケットリストが映画のタイトルになっている映画。映画『最高の人生の見つけ方』
The Bucket List(バケットリスト)
45年間、実直に務めてきた自動車工のカーターは、ある日、病院からの電話で自分が病気だと知らされて入院することになります。もう一方、大富豪で実業家のエドワードも、裁判の途中で血を吐いて自分が経営する入院することに。その病院は、エドワードの徹底した合理化策で、1部屋2人が義務付けられていたので、二人は同室になります。