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94.ゴルフ以外のスポーツに学ぶグリップ  (2006/02/16) 


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  日経新聞夕刊にマイゴルフというコラムがある。2006/02/16日号、中野晶プロの話にこんなのがあった。なんでも中学時代まではテニス部だったのだそうだ。そんな彼女が感じたのは、

  テニスとゴルフには共通点があり、ラケットの動きを見ることでクラブフェースの動きを確認することが出来る。例えば、テニスのクロス(右コートから対角線に)はゴルフのドローボールの打ち方に似ている。また、逆クロス(左コートから対角線に)は、体を開いてカット気味に打つ感じで、ゴルフのフェードボールを打つイメージと近い。

 だそうです。テニスラケットは面が広いので、フェースの向きの大事さを理解させるのに適しているようで、ゴルフ初心者に教える際にテニスラケットを使うインストラクターもいるようだ。ベテランゴルファーも、スランプに陥った時などは手近なテニスラケットを振って気分転換するのも案外良いのかもしれない。



94.ゴルフ以外のスポーツに学ぶグリップ  (2005/12/18) 

  ティーチングプロの話によれば、グリップおよび立ち姿をみると、おおよそのその人の力量が分かるのだそうです。私自身はゴルフ初心者ですので、過去自分が覚えた他のスポーツから得たものの中から流用出来そうなものを選んで、もしかしたらこういうことかな?と推測しながら練習をしています。

  さて、実は私、30代はテニスに凝っていました。仲間とプロのコーチを頼んで、軽井沢でテニス合宿までした程の入れ込みようでした。真夏の合宿、しかも大学生対象とした指導でへとへと。ただただのどが渇いて水分が欲しいだけで晩御飯を食べる元気もなかったほどでした。

  さて、ゴルフ超初心者なもので、分からないことがあると、ふとテニスの場合は?と考えることがあります。ゴルフ指導でも、小さなクラブフェースでは面が意識しずらいと、わざわざテニスラケットを持たせ、フェースの向き意識させる練習方法があるほどです。テニスからゴルフに入った人にとって、もしかしたら以下は参考になるかもしれませんね。

★出典:IPA「教育用画像素材集サイト」より

 フォアハンドの場合は面と手の向きが一致

 バックハンドの場合はナックルが見え親指が押している

 

こちらは村口史子プロの「シンプルゴルフ」に掲載されたグリップの例です。

 左手親指がシャフトの右側にくるようにあてがい、人さし指、中指のナックルが見えるように握る

 とあります。テニスをやっていた者からすると、ゴルフってテニスで言うところのバックハンドグリップを左手で再現すればいいのだと気がつきました。ゴルフでは左手の役割が大きくて、テニスラケットよりもずっと長くて重たいクラブを振ろうと思ったら、おおいに左手に仕事をして貰う必要があります。ならば自然と左手を深めに握らざるを得ないでしょう。

 ※内藤雄士プロの解説書でも、グリップは「左手は2ナックルの「状態で握るように」とありました。


2005年10月27日付け日本経済新、スポーツ版より

 宮本勝昌プロ マイゴルフDより抜粋

 フックかスクエアか、その人の握りやすい方でいいだろう。だが、どんなグリップにも共通する大事なポイントがある。スイング中、アドレスで握った 時の手首の角度をフィニッシュまで決して変えないことだ。角度を変えるとフェース面も変わり、球が右へ行ったり、左へ行ったりする。
 角度を変えないという鉄則を、アマの方は意外に知らないのではないか。その重要性はテニスラケットで考えると理解しやすい。ボールを真っ直ぐ打ち返すには、基本的にラケット面を地面と垂直にし、そのままの状態で振らないといけない。右手打ちの場合、途中で手首を右の角度にひねるとラケット面は上を向き、ボールを打ち上げてしまう。逆に手首を左に曲げるとラケット面は下を向き、ボールを地面にたたきつけてしまうことになる。
 ラケットと違い、ゴルフクラブは長いシャフトの先にヘッドがあるので、グリップとフェースとの密接な関係が分かりにくい。フェースの向きがロフトで違ったり、形状によって異なるからなおさらだ。一度テニスラケットをフックやスライスグリップで握って素振りをし、イメージをつかんでみるのもいいだろう。
 とりわけ、アプローチが苦手な人はグリップの角度が変化していることが多い。最初の角度を絶対に変えないという意識がないと、球がフェースに乗らないし、ラインも出ない。この点をおろそかにしている人も少なくないようだ。

 

<管理人>

 ドライバーを振るとき、手首をこねるクセを押さえるのに私はこうしています。クラブシャフトのグリップよりも30センチほど下、ちょうどグリップが右手肘関節内側に届くくらいを握って素振りをします。この状態はちょうど、骨折や捻挫時の添え木の状態になっているので、手首をこねると振りにくくなります。素振りは大きく、ゆっくりと「布団たたき」式に振ってみてください。これで素振りをしてから本番にいどむと、通常のグリップに戻しても、利き手である右の手首のこねるクセをおとなしくさせることが出来ています。




 次に「握る」という行為で思いついたのが剣道の「竹刀」。これも竹で出来た長い棒状のものを素早く振る必要がある訳ですから、原理・原則は同じはず。インターネットというものはこういう時にも便利ですね。ありました、竹刀の握り方の解説が。

竹刀の握り方 剣道学科解説)より

左手は小指を柄頭いっぱいにかけて上から握り、右手は鍔元から
わずかにはなして、上から握る。両手とも小指、薬指でしめ、中指、
人差し指、親指は力を抜き(親指は下方に向くように)親指と人差し指の
分かれ目に竹刀の弦の延長線がくるよう、やんわりと握る。


だそうです。 「両手とも小指、薬指でしめ」 「やんわりと握る」 といったあたりがポイントのようですね。

 


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