インプレス社 PC
Watchより(再開発中の秋葉原周辺)
95．オールド秋葉原からニュー秋葉原へ (2005/12/25)
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「子連れ、年配、若いカップル。以前のアキバ（秋葉原）では見かけなかった客層が増えたのだそうだ。そういえば昨今の秋葉原は話題に事欠かなかった。新線（つくばエクスプレス）開業、駅前再開発、そしてインターネットが縁で出来上がったストーリー「電車男」は小説どころか映画やTVドラマにまでなってしまった。そして今年の留めはヨドバシカメラ秋葉原店の開業だった。
実は私もかつては秋葉系だった。などと言うと昨今の風潮、コスプレだのという訳の分からない世界の存在からすると誤解されかねないのだが。父の取引先が神田・秋葉界隈にあったもので、たまにお供をすることがあった。狙いは万世橋のたもとにあるレストラン。分厚いカツを挟んだサンドイッチ「万カツサンド」や、今はなくなったが、チーズやスモークサーモンを上に乗せた「洋食寿司」というのを買ってもらえたからだ。
そのうち近場の電気街にも足を伸ばし、ラジオ作りに興味を持った。それがその後アマチュア無線、オーディオに、更にパソコンからインターネットへと発展し、ついには転職までしてIT産業に来てしまった。今でも半田ごてを持たせたら、中島 誠之助氏（なんでも鑑定団）に、「いい仕事してるねぇ〜」と言って貰える位だと自分では思っている。
そんな流れで何年か前までは、私の自宅はコンピュータ関連の雑誌、書籍があふれていた。なにせ取材に来た雑誌記者に、自社のライブラリーより充実していると感心されたほどなのだから。またパソコンも最盛期にはアップルのマッキントッシュから始まって６、７台はあっただろう。
時代変わって２００２年。健康診断の結果がきっかけでゴルフなるスポーツを始めた。以来、パソコン雑誌は年末の大掃除のゴミに。換わって家の中に入り込んだゴルフ雑誌が巾をきかせてきた。またかつてパソコンが置いてあった場所には、今やゴルフバックが数個、それにはちょっと使っただけというクラブが何本もささっている。
そんな私が先日、ほんとうに久しぶりに秋葉原に行った。もちろんお目当てはヨドバシカメラ秋葉原店。しかし、行き先はアップルコンピュータのパソコンでもiPodでもなく、最上階にあるゴルフショップだった。
昨今、東京で最も変わったのが秋葉原だといわれているが、家内に言わせれば、「一番変わったのはアナタよ」でした。