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90.55歳からの手習いバイク  (2005/11/12) 

  別にゴルフに飽きたわけではありません。また、とりたててバイクに興味があった訳でもないのですが。
 私の家には車(乗用車)とバイクがそれぞれ1台あります。バイクは息子がアルバイトをして買ったもの。自損事故の多いバイクゆえ、最初は私も反対していたのですが、「ならば自分で買うから」と買ってしまいました。幸いに事故もなく、そのうち息子も徐々にバイク熱が醒めてきたようでした。

 私も30歳の頃、原付二輪ではありましたがギア付き50ccバイクに乗っていました。すでに二人子供がいましたので私の親父が大反対。「小さな子供がいるのに事故にでもあったらどうするんだ!」と。我をはるほどのものでもなかったのでバイクは同僚にプレゼントしてしまいました。なんだか時代は繰り返しますね。

 日本経済新聞によれば、シニアのライダーが増えているとのこと。1つには、バイクにもオートマチック二輪が普及し始めたことと、それにそったオートマ限定免許制度が出来たことがそれを後押ししたようでした。かつて二輪に乗っていた若者が楽しんだツーリングの世界を今1度と思った時に、オートマバイクと免許制度のお陰で手の届くところに来たわけです。



 お陰で私の仕事も順調で、第三四半期(9月末)で昨年1年間に匹敵する売り上げを達成したのを機に、仕事と同量の「自分の世界」充実を考え、通勤途中にある自動車教習場を尋ねてみました。免許さえ取れば、息子のバイクに乗れるのですから。


 さて、いよいよ教習場通い。乗ってみると分かりますが、かつての原付とはパワーが全く違いました。それはそうですよね、教習所のバイク(上記写真)は400ccで更にパワーがあり、またホイールベースも長めです。四輪の教習と違って、同乗して指導する訳にはいかない二輪は路上教習がないので(あるのは教習所内だけですから)これはもう、免許取得云々以前に、しっかり練習しないと事故のもとですよね。

 教習場通いの中でいろいろな出来事があったりしていますが(変速機付きにトライしたものの、運動神経が追いつかず、どうやら免許取得に時間がかかりすぎることが分かった為、急遽教習場の事務局にかけあってオートマ免許に方向転換)、楽しく教習を受けています。

 来春、暖かくなるころまでには免許を取得し、散歩よろしくバイクでゆったりツーリングを楽しみたいと思っています。


続編(2005/11/20)

「ゴルフ」と「バイク」の共通点

・グリップはゆるく・・・ハンドル操作時、グリップをしっかりと握ってしまいますと操作がしずらくなります。ゴルフ同様グリップはゆるく握ること。

・体重移動・・・原付バイクでも運転したことのある方は分かるかと思いますが二輪は体重移動で曲がります。

・遠くを見る・・・スラロームの練習時、間近を見るとコントロールが難しくなります。目線を少し先へ向けると手前のボールを上手く通れます。

・リラックスして・・・慣れない時は肩に力が入るもの。肩の力を抜くと運転が楽になります。(路面の判断にはある種緊張が必要ですが)


 最初に二輪に乗った時期からなんと25年が経っています。かつて乗れたのだから、という考えは甘かったようです。第一50ccと400ccでは別物でした。最初、変速機付き二輪にトライしましたが、おっかなびっくりなもので、つい両足を着けるように準備してしまいます。そうすると、肝心な後輪ブレーキは右足操作なのですが、留守になり、つい前輪ブレーキに頼りがちになります。4輪なら安定して止まれるだろう路面で、二輪は後輪から制動していかないと思わぬ転倒になりかねません。(停車する時も、万が一転倒する時も、左側へ、が原則のようです)

 右足ブレーキ、左足でギアの切り替え、左手はクラッチ操作、右手でブレーキと、かつて出来たことが車体が大きいことに圧倒された部分もあり、これは命あってのものだねと(なにがなんでも取得しなければならない免許でもないので)早々に、オートマに変更させて貰いました。

 硬くなって来た筋肉。反応がにぶくなってきた神経。そんな中での練習ですが、楽しくやっています。ゴルフの役に立つのかと言えば、なんとも分かりません。が上記のように、ゴルフもバイクも、原理原則だけは共通点が多いようです。


 続編:(2006/01/29)

 この1月に3回実車して(3回目が卒業検定)、晴れて二輪ライダーの仲間入りすることとなりました。卒業検定の試験官が「スラロームが若干遅めなのと、反対に一本橋(30cm巾の板)の通過時間が早め」ということを除けば、あとは問題なし、とのこと。まあ、運動神経がそこそこの55歳にとっては、無理をして不合格になるよりは安全・確実(これに有利、が付くとなんだか投資信託の宣伝みたい?)に卒業検定をクリアする、ということでよかったのだと思っています。

 振り返ってみれば、45歳でスキューバダイビングのライセンス(ナウイのオープンウォータU)を取り、そして今回56歳を前に、二輪(オートマ)を取得しました。さて、65歳は何にチャレンジしようかな。


 


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