ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ
215.ケガ(五十肩)の功名 ・・・ (2010/08/15)
先日、久しぶりにホームコースへ行きました。連れは、ご近所さん。私より若く、ゴルフ歴も長いゴルファー。飛距離で彼を超えることなどは、まぐれ以外にはあり得なかった。ところがです、この日に限っては、なぜか五十肩の後遺症を抱えたシニアの私のドライバーショットが、数回、彼をオーバードライブしたのです。
どうやらこれは五十肩のお陰(?)のようなのです。理由は、
1.右腕の筋力が極端に落ちたこと。
指圧の先生にも言われたいますが、五十肩の後遺症で静養している関係からか、かなり右腕の筋力が落ちてきています。以前なら
(若さもあってのことなのでしょうが)
8Kgの鉄アレーを両手それぞれ持ち、胸の前に突き出したそのまま左右、水平に開く、といったことも出来ていました。しかし今は1.5Kgのものでも、右肩に少し痛みを感じるもので、おっかなびっくりしながら、という感じです。
ところがです、今までのミスの原因の多くが、右腕がでしゃばった結果、ということが多かったのですが、右腕の能力低下のお陰で、右腕がでしゃばることなくボールが打てるようになりました。つまりは、右利きの私が始めて左手リードでボールが打てた、という感じでしょうか。
2.右手の握力が落ちたこと。
男性が最も「握力」が高い年代は30−34歳で、49.62キロだそうです。私の30歳台の時も左手はそんなものだと思います。が、右手はなんと63キロあったのです。頭では理解しても、高松志門プロ言うところの「ゆるゆるグリップ」がどうしても出来ませんでした。しかしこちらも、五十肩のお陰で(プラス、年齢的なもので?)グリップ力も落ちました。
こんな具合に右利きの人間にとって、肝心の右腕が利かなくなった訳ですから、スウィングする時も、腕を頼ってフルスウィングから、肩全体(もしくは体全体)でスウィングするように自然となってきました。
とまあ、簡単に言えば、ドライバーを振る時の、力みが無くなった(特に右腕の)、というのが好結果をもたらした要素のようですが、五十肩の静養から復帰して、当然、飛距離は落ちる、と思ったもので、この結果はほんとうに意外でした。
時々コースで見かけるシニアの方が、ゴルフボールを親の敵に見立てたのか、必死でアイアンを振っているのを見かけます。方や、20歳そこそこの女子プロが軽やかにドライバーショットで200ヤード超を飛ばします。これなどを考えても、ボールを飛ばすことって腕力はさほど必要ないのですね。リズミカルに、それも良く言われるように、”クラブヘッドにお仕事をさせて”やれば、軽やかにクラブを振っても、結構、遠くに飛ぶものなのですね。
ホーム / 目次 / 前ページ / 次ページ