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103.価格からみたゴルフクラブの選び方 (2006/04/09) 

 このホームページの自己紹介にも書きましたが、ゴルフはまったくの初心者です。ですので、ゴルフ用品についても同様でした。自分のクラブを買う時も、職場に相談する(ゴルフをする)人がいなかったので、ゴルフ雑誌を買い、そこに出ている「売れ筋商品」を手堅く購入したくらいですから。

 さて、ゴルフクラブについては詳しくなくても、単なる価格比較なら私にも出来ます。またインターネットの世界からいろいろな情報を「検索」するコツは心得ていましたので、ならばと、皆さんへの情報提供がてら、ゴルフ用品の価格情報提供を行ってきました。10万アクセスという結果からすれば、それは当たっていたようですね。まあ、それを毎週、しかも2年以上もやってくると、それなりの傾向が分かってくるものです。以下はその紹介です。


 ゴルフクラブの価格帯としては、国産一流ブランド(ダンロップ、ブリヂストン、プロギアなど)は海外ブランド(ナイキ、テーラメイド、マグレガーなど)に比べると、一段高い価格帯になっています。例外はキャロウェイで、こちらはほぼ日本製品と同価格レンジと言えます。具体的には、国産ドライバーだと7万〜5万くらいでしょうか。それが海外ブランドなら5万〜3万といったところでしょうか。
 ですので、ゴルフを始める方が、道具一式を揃える場合、国産ブランドで揃えるのと海外有名ブランドで揃えるのとでは、かなり金額が違ってくるのでしょう。特に海外ものは、並行輸入品などもあり、同じクラブでも探してみると結構安いお店が見つかりますが、国産品はメーカーの力が強いからでしょうか、値引き巾もそこそこで、各店間にそれほど大きな開きは見られません。

 ではどこのショップでもたいして値段の違わない国産品をなんとか安く買う方法はないのでしょうか。ほぼ2年おきに新しいブランドを発売してきますが、新製品が出る前から、旧製品の値下げが始まります。余談ですが、メーカーは、新商品を売らなくてはいけませんので、旧タイプより新タイプが「こんなにも飛ぶぞ〜」と宣伝をしますが、本当にそうでしょうか。ある川柳によれば、それが本当なら自分はそろそろ300ヤード飛んでも良いはず、とありました。新製品だから旧製品だから、というよりは、自分の力量に合う、合わないがあったからかもしれません。

 さて、中古ゴルフ用品のチェン店、ゴルフパートナーが発行している無料の会報誌「Com」があります。・・・最新号はインターネットからも見れますので、左の写真をクリックしてみてください。

 写真では分かりにくいかもしれませんが、左側のメニューに、「新旧ゼクシオどこが違うの?」をはじめ、「ブリヂストンViQ」「ナイキのイグナイト」「テーラーメイドのr5とr7」、それぞれにユーザの意見が取り上げられています。
 こちらは中古ゴルフクラブショップの意見ですので、幾分それを割り引いて考える必要がありますが、発行している会報誌の宣伝文句では、圧倒的に「旧タイプの方がよかったぞ〜」でした。

 さて、話を戻して国産クラブの旧タイプの買い時ですが、新製品発売後、半年から1年といったあたりが良いかもしれません。それ以降あまり値下がりは期待出来ませんし、フェアウェイウッドなどでは値下がりをを待っていると、好みの番手が揃わない、などということも出てきますので。

 もっとも、掘り出し物探しには「安ければ買ってやろう」、という待ち方をするのも面白いかもしれません。2002年モデル(2002年〜2003年にかけて販売)のゼクシオのフェアウェイウッドも、新製品発売2年後(2005年)にはネットで3.5万円、半端ものとして特定の番手だけがショップ(実店舗)で3万円以下で販売されていたこともありましたから。

 その後、今年にになってオールニューゼクシオ2006年モデルが出ていましたので、2002年モデルなどは、新品としては市場からは完全に姿を消していました。もしどうしても同じラインナップでフェアウェイウッドを揃えたいなどということであれば、あとは中古ゴルフショップを頼るしかありません。中古ゴルフショップの利用価値はこの時点からだと思っています。ちなみに私も2002年モデルのゼクシオフェアウェイウッド(MP200)9Wをインターネットの中古ゴルフクラブショップ(Golf Do!)で2.2万円で購入しました。中古品質ランクCでしたが、自分で使っている5Wよりも綺麗だったくらいでした。


 さて、そもそもゴルフクラブって新モデルと旧モデルでどの程度違うものでしょうか。パーシモンがチタンになったように素材革命的な変化もあることはありますが、それは10年に1度といったレンジでの話しでしょう。構造的なものもメーカーが言うほどには大きな変化はないように思います。恐らくは低重心、スピン、云々とかいった飛ばしの要素はほぼ解析できていて、やれることはほとんど全てやりつくしてしまっているのだろうと思います。
 しかも使う人間そのもの技量に大きなばらつきがありますから、飛びや正確さのすべてをクラブの責任に出来ないところが辛いところです。余談ですが、コンピュータソフトの世界でもパッケージソフト(既製品)の世界では、「使用許諾契約書」のなかで結果責任は負わない、とあるそうです。これも、使う人間によって、結果の出方にばらつきが大きいので結果について一律な責任は取れない、というのが法律家の見解のようです。

 中古パター相性ピタリ (日経新聞 2006年4月17日朝刊より)・・ 不動裕理、ライフカードにて優勝

 不動の持ち味はどちらかといえばこれまではショット。だが今大会の優勝はパットが原動力だった。(中略)武器となったパターは、1月に知人が中古店で買い、譲ってもらったものだという。値段は「1万円もしないもの」。「私の読みとパターのはじき、ボールの転がりがぴったり合う」

 











詳しくは写真をクリック!

 以下は1つの例ですが。実は昨夏から話題になった低反発のことで、シミュレーションゴルフレンジに知名度ナンバーワンの「ゼクシオ(2002年モデル)」と、キャロウェイとは言え知名度さっぱりのオールカーボン(どう考えても低反発)の「ビックバーサC4」を持ち込んでテストしてみたところ、なんと「ビックバーサC4」が飛距離でゼクシオを上回りました。
 この2つを比較してみると、ゼクシオが売れた最大の理由はあの"カキ〜ン"という音ではないかと思えてきます。かたや、ビックバーサC4は、"バコッ"ですから、これはもう、勝負あったという感じです。ちなみにこのC4、その昔はアニカ・ソレンスタムも使っていたというから、けしてダメなクラブではありません。

 同様に10万円のパターが1万円のパターより高い確率でカップに入るなどということは、間に人間が介在する以上保障されるものではありません。ただ,ゴルフのスコアに影響する要素の中で、メンタルな要素が半分くらいあるのだそうですから、高額パターを使うこと、もしくはカキ〜ンという快適な音を残してボールを飛ばしてくれるドライバーへの信頼感は、意味あるものなのかもしれません。そうしてみると、どうやらゴルフ用品は成熟製品として既に実用品の領域から趣味・嗜好品の世界に入りつつあるということでしょうか。


 
 ところで。私が管理しているホームページは、アクセスログというものが見れるようになっていて、どのページにどの位アクセスがあるのかが分かるようになっています。それによれば、圧倒的に知名度の高い商品にアクセスが多くなっています。私のような庶民は、安かったけど良く飛ぶというものを見つけると、とても嬉しくなります。例を上げれば上記の「ビックバーサC4」はつるやゴルフで1.8万円だかでバーゲンセール対象製品になっていたものですし、また、お気に入りで手放せない「ベイヒルクラッシックのユーティリティ」は、確か2本で9800円なりの品物です。もっとも私の自宅にはこの他に、買ったけど、やはり値段程度でしかなかった、というクラブが沢山ほこりを被っているので、こうした買い方は、若干博打的ではあるのですが。

 とまあ、反省の色もみせずに言ってしまえば、皆さんも、ブランド品ばかりではなく、こうした掘り出し物を見つけてみてはいかがでしょうか。もし見つかったら、是非当ホームページにご一報ください。

 

<管理人のため息>
 ホームページへの訪問者数を着実に増やすには、更新の「ネタ」が欠かせません。当初は私が以前主宰していた「フィジー・マナ島」のホームページのように、どんどん「旅行記」が届くと思っていたのですが、対象を50歳以上に絞ったこともあり、原稿集めにはとても苦労しています。そんなことから始めたゴルフクラブの価格紹介ですが、週に7〜8時間を使ってデータ収集、ホームページ更新をやっています。

 こんな客寄せをしなくても、シニアの皆さんからのメッセージが沢山届くようになると楽になるのですが。


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