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102.レッスン書はマンガ解説がベスト (2006/04/02) 


  「人は見た目が9割」は新刊書籍のベストセラーに入っているようです。その中からゴルフに関係しそうな部分を紹介します。

 私も、子供の頃はしゃにむに読んでいたマンガですが、今は床屋に行って、見るものがない時にパラパラとめくるくらいです。昔はあれだけ面白く読んでいたのに、今読んでみると、なんとも目がチカチカして読みずらいのです。私自身はそんな感じでいたのですが、竹内一郎氏の「人は見た目が9割」にあった、マンガについての項であらためてマンガに感心させられました。また、ゴルフスウィングの解説として、文章による表現は勿論、分解写真よりも分かり安い理由が分かりました。

 マンガが原作となったアニメは世界中に輸出され、海外では日本の首相より遥かに知名度が高いはずだというから無視できません。何故、これほどまでに社会的影響力が強いのか。最大の理由は「伝達力の高さ」にあるようです。

 マンガは詰まるところ「見た目」勝負の文化なのだそうだが、コミュニケーションにおける伝達手段としては、「言葉」は全体の7%しかないのだそうです。言葉以外、つまり「ノンバーバル」な部分が多くを語っている。マンガでは「言葉」に代わってこの「ノンバーバル」な部分を絵(マンガ)で伝えてくれ、音までも上手く伝えることが出来るというからすごいですね。

 動作を言葉(活字)で説明されても良く分からないとは以前から思ってきたこと。同様に、ショットの分解写真を見せられても、同様に初心者には分かりずらい。これなども、マンガならずっと分かりやすく表現してくれるはずと思う。それはマンガは、特徴を分かりやすくする為のデフォルメをほどこしてあるからでしょう。
左は、マンガの伝達力を示した一こま「パンチの衝撃度がアングルで変わる(画・上原香理)」です。写真はありのままに映しだしますので、こうしたデフォルメはしてくれません。マンガのこの表現力がゴルフの解説書にも役にたつのではないかと思っています。

 ※ 「人は見た目が9割」 竹内一郎 著 新潮新書 680円 より


 週刊ゴルフダイジェスト4月18日号にティーチングプロの鶴見功樹氏が大山志保プロの指導に関わった際のお話しが紹介されていました。

 私(鶴見)がであった当時の志保は、ボールを飛ばす素質はあっても、それを生かし切れていませんでした。スウィングをビデオに撮って、タイガーやアニカとどこがどう違うのか説明してもチンプンカンプンだったほどです。

 これを読んでゴルフ初心者の私も安心したのですが、プロでも、ビデオでは分からないことがあるのですから。私のようなゴルフ初心者が、雑誌に出ているプロのスイングの分解写真を見てピンとこなくても無理はないわけです。

 では私のような初心者に何を持って説明したら良いかと言えば、マンガなら可能と思ったわけです。

 

 50歳を過ぎて、1からゴルフを始めようという方は、今更と言わず、一度マンガで解説したゴルフ書をご覧になってみてはいかがでしょうか。以下は私が読んでみた本です。

       

 


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