104.ゴルフのスコアアップは、メンタルトレーニングが最も効果的 (2006/04/16)
この号の週刊ゴルフダイジェスト誌が発売されるのを心待ちしていた。この号に月イチゴルフで90を切る、という特集があり、そこに読みたい記事があったからなのです。
"月イチゴルフで90切り"を研究する集団が福岡にいた"、です。村瀬さん(HC3、53歳)を中心にゴルフ上達を目指している集団がいますが、実はそこに参加している一人が私の知り合いなのです。その人の奥様が東京へ来た際に、わざわざ私にくれたメモが手元にあります。実はこのメモは、彼らの研修資料なのです。
記事と共通する部分からご紹介しましょう、
1.ゴルフのスコア向上の要素としては5項目。 ( )はウエイト
(1)スイング技術(15%) 万人に万人の理論存在します。プロとアマに違い。
(2)コースマネジメント(15%) ベストスコアを出すための戦略がゲームの真髄
(3)フィジカルマネジメント(10%) 筋トレよりストレッチ&ヨガ&気功
(4)ギア(10%) 自分にあった道具との巡り合い
(5)メンタルトレーニング(50%) 素振りと本番の違いは?平常心とは?
とにかく時間があり過ぎる(スイングは1%のみ)。左脳VS右脳。脳内物質。根性はいらない。
これで分かるように、全体の中で15%しかウエイトのないスイングだけを一生懸命練習したとしてもそれだけでスコアアップに繋げていくことは出来ないという説明です。本当は、スコアに一番関係してくるのはメンタルな部分だというのが村瀬さんのアドバイスです。
で、次が面白いんです。次の5項目の実践がスコアアップに有効なのだそうです。HC3になった方が言うのだから信じる価値はありますね。
(1)笑顔 楽しさは笑顔に通じます。楽しくなければ何故ゴルフをするのですか?
(2)感謝 ゴルフが出来る環境そのものが感謝です。最後に感謝でプレーを終了
(3)丹田複式呼吸 丹田は体の中心。気を入れて、3−2−6&8−8です。
(4)正しいウォーキングトレーニング ゴルフは歩くスポーツ。正しい歩き方とは?
(5)イメージトレーニング 右脳はイメージと実践との区別がつかない?
これは村瀬さんが、仲間を集めて行った研修の資料からの抜粋ですが、この後のメッセージがすごいんです。「次回コースへ行った時に実践してください。スコアがアップしなかったら、小職まで連絡ください。責任を持って個人レッスンをさせて頂きます」 だそうです。 これを聞いて、この研修メンバーである知人が羨ましくなりました。なにせ彼のスコアは、以前に比べ、明らかに上達しているからなんです。レッスン料を取らない勉強会がこれなのです。レッスン料を取るゴルフスクールも見習って欲しいものです。プロとして指導に自信があるのなら、例えば100が切れるようになるまで一定額で何度も指導するとか、、、。
さて、この他に効果が高いと聞いていて、私が即実行してみたいことにスコアカードのアレンジがあります。90を切るためには設定スコアを90とし、(写真にあるように)スコアカードに印刷されているパーの打数をマジックペンで塗りつぶします。で、3ホール毎に横にもラインを入れます。これは3ホールをひとつの単位として、気持ちを切り替えるためだそうです。あとは、同伴競技者のカラムは自分なりのテーマを3つ書き込みます。写真の例では、「笑顔」「呼吸」「ゆっくり」という具合です。
これは、いくら頭の中で「ボギーペースでいい」と思うようにしても、実際のパーの打数が書いてあると、そこを無意識に目指してしまい、ひいてはそれがスコアを崩す要因になるからだそうです。人間、視覚からくる影響は思っているよりずっと大きいのだそうで、この方式が、いろいろあるアドバイスの中で最も効果が高いのだそうです。
私が入手した研修資料には、この他にもいろいろな貴重なアドバイスがあったのですが、あれもこれも、と言っても一気にはムツカシでしょうから、ここまでのまとめを以下に紹介します。
● スウィング技術を追い求める気持ちは捨てる
● 好スコアを出す要素はメンタル50%
● 笑顔で感謝の気持ちが一番の基本
● パー90に書き換えたスコアカードで自分自身を暗示にかける
だそうです。さて、私も試し、その成果をご紹介出来ればと思っています。楽しみ、楽しみ!
村瀬さんのアドバイスの1つ、「笑顔で感謝の気持ちが一番の基本」を見て思い出しました。還暦プロゴルファーの古市プロの本にも同様なことが書いてありました。大事なんですね、感謝の気持ちと笑顔が。
「技術が10%、体力10%、道具5%、あとの75%は心」
本業はカメラ店経営だったのだそうです。30歳でゴルフを始め、50歳の時にハンディ0に。阪神淡路大震災に遭いお店もなにもかも失った。そこで思いついたのがゴルフのプロテストに合格すること。古市さん のすごさ、素晴らしさは、60歳になる2週間前にプロテストに合格したこと。だからこの本は意味が出てくる。 |