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85. トランプ氏と「ゴルフ外交」やってる場合か? ・・・ (2018/04/15)     

 このタイトルはメールニュースにあったもの。

 発端は、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入品に対する追加関税を導入したのに続き、通商法301条(スーパー301条)に基づいて中国による知的財産侵害に制裁関税を課す方針を発表したもの。これに関連して、日本を含む国々に、同様の制裁関税をかけようとするもの。韓国は除外されたが、日本には除外は適応されなかった。




 とまあこんなもの。私がテレビで見たものが同じかどうか分からないが、私が聞いたのはこんな感じ。

 「安倍首相の笑顔は、歴代のアメリカ大統領をうまく納得(ごまかす?)させることが出来たという笑顔。でも今後はそうないかないぞ」、というトランプ大統領の発言でした。

 思ったこと2つ、

1.相手の方から歩み寄って貰えるだけの内容を持たない側の交渉は悲惨

2.こちら側に内容がともなうものがあったとしても、それを相手にきちんと伝えることの出来る交渉力が必要



 思い出したのがイラク戦争のこと。カナダに旅行した際にカナダ在住の日本人から聞いた話し。イラクが大量破壊兵器を所有しているとの理由でイラク攻撃を始めたアメリカに日本も同調した。その時のカナダの対米外交はどうだったのか、と。

 カナダはアメリカと緊密かつ友好的な. 関係を築いてきた。日本とカナダは対米関係の重要性において様々な共通点を持つが、日.本の小泉首相はイラク戦争への支持を表明した一方で、カナダのクレティエン首相は不支. 持を表明した。

 とまあこんなもの。つねにイエスを言うのが良い友人なわけではない。必要であればNOというのが、言えるのが、「対等」な良好な関係のように思う。

 まあ安倍首相がトランプ大統領とゴルフをやるのは構わないが、日本国内での劣勢を挽回しようと、くれぐれも卑屈な外交はしないでほしいものだ。



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