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  欧州の夜行列車が復活 ・・・ (2021/08/22)

  今朝(8/18)のテレビ番組でこんな話題があった。フランスでは温暖化防止の観点から夜行列車が復活するのだという。高速列車(TGVなど)の普及から、一度は廃止になった寝台車。1980年台の列車を現代に蘇らせるには手間と時間とお金がかかることから政府は補助金を出すのだそうだ。

 市民も寝台列車復活を好意的に受け止めている。温暖化防止の動きから、飛行機で2時間以内への場所への移動は航空機の利用を止めるよう法制化も進んで来ているのだそうだ。



 あれは1977年の早春、アメリカ留学を終えた私はボストンからロンドンに飛び、その後、事前に買っていたスチューデント・レール・パス(ユーレイルパスの学生版で一定期間鉄道が乗り放題)でフランス・パリを皮切りにベルギー、オランダ、ドイツ、デンマークへと行った。真冬だったもので人魚象の周りも、噴水もすべて凍っていた。これが北へ行く限外とその後南下して一旦フランスへと戻った。

 そこからポルトガル(リスボン)、スペイン(バルセロナ)と回った。イタリア北部には、アメリカの英語学校で知り合った友人がいたので彼のところに寄ることにした。スペイン最後の寄港地、バルセロナから列車に乗ったのは夕方だった。車掌が回ってきて、スペイン語(?)で何か言っている。両手を右の頬っぺたに当てる仕草をしてクーシェット(?)とか言っている。寝台車はどうだ?と聞いているようだった。支払いはドルで良いか?と札を見せるとOKとの返事。欧州旅行で寝台車に乗ったのはこれが初めてだった。長旅の疲れから、ベットに横になったとたん深い眠りについた。誰かに荷物を持っていかれても起きることはなかったろう。

 目が覚めてみると列車は海岸沿いを走っていたカンヌあたりを走っているようだった。そして列車を乗り換え、目的地であるイタリア・ミラノに到着した。ここで一泊し、翌日迎えに来てくれたイタリアの友人の案内で彼のいるBresciaに向かった。                     







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