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 Amazon のコンピュータシステムも間違える?  ・・・ (2020/11/22)



 アマゾンに「本」を注文したら翌日配達されてきた。いつもながら素早い対応に感心した。

 ところがである、数日後に注文もしていないのに写真のような製品が配達されてきた。一瞬、最近TVニュースで話題になっている、中国からの不明品の送りつけか?と心配した。


 もしかして自分のIDやPWがハッキングされたりしていないだろうかと心配になり、アマゾンの自分のページから「購入履歴」を見たが、該当するものはない。

 アマゾンのカスタマーサポートにメールしてみた。最初のメールのやりとりは、アマゾンによる事実関係のヒアリングであった。
 アマゾンでは12桁の番号で管理しているのだそうで、下4桁について問われた。「2454に該当するものは注文しましたか?」と。これは先に配達されてきた本が該当するので、「確かに本を注文しました。しかし、それは既に配達されていますが?」と応えた。
 アマゾンからは、「調べて見ますので、少しお時間をください」との返事。結論から先に言うと、2度メールは来たものの1ヶ月経ってもトラブルの原因そのものの説明されなかった。


 私はエンジニアではないものの、かつては外資系IT企業に勤めていたこともある人間、私の視点で推測してみたのが以下だった。

1.まずラベルは2つから構成されている。上半分は顧客宛のラベル。これは私が「実在」している訳だからこれそのものに間違いはない。

2.次は下半分。これは注文を受けた製品のコード番号らしい。ケンジントンというメーカーは、かつて私がMacintoshパソコンを使っていた時代にトラックボールを買ったことがあり、きちんとしたメーカーということを知っていた。

 ここから、問題は、どうしてこの組合せ(頼んでもいない商品を私という人物宛に発送したのか)だった。私の宛名ラベルに商品ラベルと同じコード番号が印字されている。それをなんと手書きで書き直している。どうやら発送した人物は、コンピュータで照合したら、私という人間がこの商品を注文していないことが分かったからだろう。ここでアマゾンの商品発送担当者はどうしたか。コード番号が間違っているのだと判断したようで、私が直前に注文した本のコード番号に”手直し”して、発送を完了させた。結果、この商品は私に発送されてきた訳だった。アラ、アラ


 どうしてこういう間違いが起こったのだろうか。もしかしたら、私になりすましてこの商品を注文した人がいるのかも?と心配になった。また、実際にこの商品を注文した人がいて、その人にとっては注文をしたのに商品が届かないと困惑しているかもしれない。そんな心配をしながら、アマゾンからの返事を待った。

 2週間して届いた返信は、まったく要領を得たものではなかった。推測したのは2つ。カスタマーサポートは必ずしもコンピュータに精通している訳ではないので、同社のコンピュータ担当からの説明をきちんと理解出来なかったのかも?と。
 もう1つ推測されるのは、たまたまコンピュータプログラムのバグかなにかで起こったトラブル。とてもお客さんに説明出来るものではない、ということなのかも?と。


※ 外資系IT企業に在職していた時代に私が扱っていた製品は、Webシステムに対して「負荷テスト」を実施するものだった。多人数が一気にアクセスするようなシステム、例えば、イベントのティケット販売サイトなどで、コンピュータの処理能力を超えたアクセスが続くと誤動作を起こすことがある。こうした事象が起こる可能性があるのかどうか、事前検証するためのソフトだった。
 もしかしたら、コロナ禍で家籠りした大勢の人からの注文が一時的に集中したタイミングがあったもので、アマゾンのコンピュータシステムの処理能力を一時的に超え、誤動作を起こしたのかしら?いずれも、可能性としてはあるが、説明がないことにはなんとも言えない。


 ともあれ、あれから1ヶ月がたったが、アマゾンからは「何故こういうことが起こったのか」という説明はいまだに得られていない。




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