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● サザエの呟き(つぶやき)

  
 「呟く」という言葉だけではあまりに唐突すぎるので何か呟いてくれる代弁者を考えていていた。何気なく思い出したのが「貝」。さらに、そのベースになったのは「私は貝になりたい」というドラマ。近年、SMAPの中居正広さんによって再演されているが私が思い出したのはフランキー堺さんが主演した時のもの。詳細は忘れてしまったが、MP(ミリタリーポリス)に逮捕され両脇を抱えられて連行されるシーンが脳裏によみがえった。

 やはり「呟く貝」ならサザエでしょ。
 




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あらすじ ・・・ ウィキペディア(Wikipedia)より

第二次世界大戦中の昭和19年。高知県幡多郡清水在住の清水豊松(しみず とよまつ)は、気の弱い平凡な理髪師。戦争が激化する中、豊松にも赤紙が届き、応召することになる。

内地のある部隊に所属した豊松は、厳しい訓練の日々を送る。ある日、撃墜されたアメリカ軍B-29の搭乗員が裏山に降下。司令官の「搭乗員を確保、適当(2008年の映画版では「適切」)な処分をせよ」という命令が豊松の中隊に下り、山中探索の結果、虫の息であった搭乗員を発見。そこで豊松は、隊長から搭乗員を銃剣で刺殺するよう命じられた。しかし生来の気の弱さから、実際には怪我をさせただけに終わる。

終戦後、豊松は除隊。無事に帰郷し、妻と営んでいた理髪店で再び腕を振るっていた。しかしある日、特殊警察がやってきて捕虜を殺害したBC級戦犯として彼を逮捕し、豊松は理不尽な裁判で死刑を宣告される。彼は処刑の日を待ちながら「もう人間には二度と生まれてきたくない。生まれ変わるなら、深い海の底の貝になりたい」と遺書を残すのだった。

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