104.あなたは何歳まで働きたいですか? ・・・ (2012/02/26)
2月23日の日経新聞だったかと思いますが、厚生労働省の調査結果ということで紹介されていました。それがこれ「第6回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況」、調査結果のポイントは以下の通りです。
【調査結果のポイント】 以下はいずれも、第6回調査時に60〜64 歳の男女、13,792 人の回答について分析した結果。 1 就業希望と実態 第1回調査(55〜59 歳)時に、60〜64 歳の時点で「仕事をしたい」と希望していた人のうち、今回の調査で「仕事をしている」人の割合は74.8%。その理由としては、「現在の生活費のため」など生活費に関わる理由が最も多いほか、「健康を維持するため」、「今の仕事が好きだから」、「社会とのつながりを維持したい」などの回答が多い。 2 65 歳以降の就業希望 今回の調査時に仕事をしている60〜64 歳の男女のうち、65〜69 歳の時点でも「仕事をしたい」と回答した割合は56.7%、70 歳以降でも「仕事をしたい」割合は28.7%。 3 生活のまかない方の希望と実態 第1回調査時に、60〜64 歳の時点での生活を、主に「本人が働いて得た所得」でまかなうつもりだった人のうち、今回の調査時の収入の中に「働いて得た所得」がある割合は70.9%。一方、主に「公的年金」でまかなうつもりだった人でも、収入の中に「働いて得た所得」がある割合は46.5%で、特に男性は60.4%と高い。 4 健康維持のために心がけていること 今回の調査で健康状態が「よい」と回答した人の割合は79.4%。中でも、第1回調査時から継続して健康維持のために心がけていることが「適度な運動をする」、「年に1回以上人間ドックを受診する」、「ストレスをためない」とした人は、割合が高い。 |
要約すると、55〜59 歳時に、60〜64
歳の時点で「仕事をしたい」と希望していた人のうち、実際に「仕事をしている」人の割合は74.8%。更に今後(65〜69
歳の時点)でも「仕事をしたい」と回答した割合は56.7%、70歳以降でも「仕事をしたい」割合は28.7%だったそうです。
どんな印象ですか?私の印象としては、多くの人は、「悠々自適の生活をし、仕事などしたくない」ということだと思っていましたので、意外でした。これ程に多くの人が、仕事をしていたいと思っていたとは。農業、漁業、自営の人は体が動くうちは続けたいということだろうと思います。私が、何かを伝えられるとすれば、勤め人の人たちに対してかと思います。このホームページでもお話しをしたように、私が定年退職した後、ハローワークに通ったわけです。通った結果としては、自分にフィットするものはあまりなく、あっても相手が受け入れてくれそうな感じがありませんでした。60歳でこれなのですから、上手く再就職したとしても、同じ経験、再就職活動をを再度65歳でやらなければならず、しかも状況はもっと難しくなるだろうと思ったのです。これが自分で事業を始めた背景でした。
では、どんな事業をしたらいいのか?これが大変でした。我々団塊の世代の特徴は、指示をされれば一生懸命に全うしようとするのだが、自分で方向を作り出すということは不得手、とはある新聞に書いてあったことでした。その通りなのかもしれません。60歳までに、幾度かの転職を経験し、自分の方向は自分で見つけ出すことが出来ると思っていた私ですら、まったく新しいものを探そうと思ったら、見つけ出すのは大変でした。つまり自分が何をしたいのかを探すのが大変だったわけです。
こういう時は、頭で考えるてもダメで、まず行動をしてみるしかありません。そこからやりたい方向を導き出すのが正攻法なのかと思います。私の場合は、漠然とですが、貿易をやってみようか、ということでアフリカのガーナに行ってみました。そこにはアメリカ留学時代の仲良しが居て、彼のところを尋ねていきました。(詳しくはこちらをご覧ください)
これですんなり決まった訳ではなく、ここから貿易をする商材を何にするかをめぐって考えあぐね、調査の結果、現在やっている「中古車の輸出」というところに辿りついた訳です。
2月19日時点で、