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473.河川敷ゴルフコース、宿命からの回復 ・・・ (2020/05/29)    

  昨年の台風、その爪痕からの復活に半年を要しました。

 コロナウイルスによる外出自粛解除後の5月29日は前回のゴルフプレーから考えて2ヶ月たっていた。関係者の努力と自然の復活力(芝の)に感心し、またプレー出来るようになったことに感謝した。

 こちらが私が利用している河川敷のゴルフコースです。写真左下が白くなっている部分、お分かりでしょうか?普段でも利根川の流れが砂を運んで来ています。

 昨年の台風による増水した流れもここからコースに入りこんできました。ですので13番ホールは大量の「砂」で埋め尽くされました。一月ほどでゴルフ場は再開したのですが、ここ13番ホールだけは回復に時間がかかり、Par5をPar4に縮小しての再開となりました。

 13番ホールから流れ込んだ利根川の水はコースのセンターを川下に向けて流れ抜けていきました。途中にあった木々はことごとく押し倒されていました。根元を見てみると、もともとが砂地ですので、割と根が浅いもので、ひとたまりもなかったようです。




  昨年11月20日は晴天で遠くに富士山が見えていました。

 写真は18番ホールのグリーンです。水はコースに沿って流れたため、コースそのものは流れを妨げなかったからか被害は限定的ながら、コース間をセパレートしていた木々がなぎ倒されていました。
 以前からこの河川敷には沢山の小動物が暮らしているようでした。我々がプレーしていると鳥の鳴き声がしたのでその方向を見るとキジがいました。増水した時期は河川敷はすべて水没していたはずですが、どこに退避していたのでしょうね。良かったね。

こちらが昨年11月の写真、倒れた木々の片付けがまだ間に合っておらず、そのまま放置されています。  こちらが台風による被害から半年超、しかも季節は5月、見た目にもかなり回復しています。

 今回の増水から学んで、コースのあちこちに、コース回復を早めるために水はけを良くする溝が作られています。12番ホールの左側(11番側にも)溝が作られています。  13番ホールの改修に一番時間がかかりました。川上から”大量の砂”が運ばれて来て、大きな砂場状態だったのです。それら砂を重機で左に寄せて出来たの左側に延々と続く万里の長城(?)のような砂の土手なんです。スゴイでしょ?

 (半年前)根を張っているようでも、そこは砂地。あっけなく倒れています。  なんとか残された木も、今後風の影響で倒れたりしないようにバッサリ上の部分を切り落としてあった。

 (半年前)17番と18番をセパレートしていた溝(17番ホール側から見た状態)。水が溢れそうだったが、、、。

 今は溝の水もほとんどない。セパレートする木々も無くなったので、なんともあっさりとしてしまった。

 (半年前)18番ホールと向こう側17番との間には木々にひっかかった瓦礫が垣根のように積み上がっていた。

 その後、重機を使って瓦礫を取り除き、すっきりした状態に。

 少し先へ行ってみると、排除した倒木が土手に寝かせてあった。プレーに支障のないものは、撤去を後回しにしたのだろう。

1番ホール。ここだけ見ていると、増水の痕は残っていなさそうだが、、。 

 隣のホールとの目印にか、木の幹が残されているところも、  ゴルフ場の回復と並行して、国道交通省による利根川土手の増強工事が行われていたが、それも完了していた。
 この先に新幹線の高架橋があるが、そこへの影響を減らすためかブロックで強化された厚みを増した土手が続いている。  工事中、土手とコースの間に仮設のフェンスが作られていたため、カート道をコース側に迂回させていた。これは鉄板が敷き詰められいたなごり。
 こちらも仮設のカート道、鉄板痕。今は本来のカート道が復活している。  増水後、水はけを加速させるべく細い溝をコースセンターに作っていた。
 (半年前)陸側の土手は増強工事中で、コースとの間にフェンスがあった。  コース端の3番ホール、グリーン。コース外に増水時の名残の倒木が。左手、土手のたもとにあったフェンスも工事終了にともなって撤去されていた。



(写真上・現在)草がからみついた木がコース外にはわずかに残っている。

 (写真左・半年前)利根川氾濫のあとが残っていたが。

 

 

 ティーグランドも補修中?スペースシャトルのタイル状(?)に芝が追加されている。

 8番ホール、ここまで下流にくると増水の痕跡の無い少ない。


 台風による増水で多くの河川敷ゴルフ場が廃業を余儀なくされたようだ。私のホームコース、栗橋国際カントリー倶楽部は、関係者の努力の甲斐あって復活してきた。昨年秋の段階ですでに関係者から聞いていたが、最終的には自然が芝を復活させてくれた時(今?)が復活の時だと。夏を前にようやくここまで回復してくれ、河川敷コースといいながら、とても良いコンディションになってきた。

 今年はコース復旧の関係で、2月、3月に1回づつプレーしたのみ。そして今年3回目はコロナによる自粛要請解除後の5月末の今。いまだコロナ禍の影響で、食堂はバイキング方式は止め弁当でランチを提供。夏場はせめてシャワーはあって欲しいところだが、風呂場は6月一杯は閉鎖とのこと。夏場の河川敷ゴルフは暑さが半端ないので、梅雨明け"前"にもう1度プレーして、あとは秋風が吹く時期まで待とうか?





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