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ゴルフと老眼 (2003.12.27)

 某メガネ屋さんの広告に、「若い頃、遠くが良く見えた人ほど老眼は早い年齢から自覚します」とあったが、これは事実です。私が若い頃は、平均視力が1.2〜1.5位でした。老眼かな?と思い始めたのは40歳代始めだったかと思います。地下鉄の路線図が見えずらくなったり、飲み屋に行った時、部屋が暗いせいかメニューの文字がみずらかったのを覚えています。

 さて、こちらはそのメガネ屋さんの広告から、

知られざる老眼とゴルフの相関関係

 ゴルフの本当の面白さが分かり始めるシニア世代。しかしそれと反比例するように下がり始めるスコア。クラブはボールをあれこれ変えても効果は?お心当たりの諸氏さぞや多いと思われる。

 私の場合は、50歳を過ぎて始めたので、最初から心当たりがあった。スコアが上がる、下がるというより、最初から上手く(スイートスポットにボールが)当たらなかった。

 答えは簡単、「老眼だから」。50歳を過ぎたら遠視も禁止も多くが老眼に、避けられない水晶体の弾力の低下による、目の調節力の衰えだ。筋トレもこればかりは及ばない。適正な度数の眼鏡で矯正するしか道は残されていない。

 たしかしそうですよね。トレーニングすればなんとかなる、というものではないですよねぇ。

 「えっ?確かにデスクワークには老眼は困ったものだが、ゴルフにはそれ程関係ないんじゃないの?」と思われたアナタ、まだお若い。表のように55歳を過ぎる頃はテレビさえも見づらくなる。

[正常な視力だった人の年齢と目の焦点が合う距離の変化]

年 齢

焦点が合う距離

40才

∞〜 22cm

45才

∞〜 40cm

50才

∞〜 67cm

55才

∞〜100cm

60才

∞〜200cm

65才

∞〜400cm

70才

∞〜  ∞cm

 ましてはゴルフ。確たる自覚の無いまま首をひねりながらのプレーを続けた経験者は多いハズ。まずは芝目がみずらい、パットのボールがボヤける。スコアカードが見えにくい。これではコース戦略などたてられるワケが無い。

 そもそも私の場合はまあ、芝目など読めるレベルではないので、この部分は問題は起きていない(感じていないだけ?)。問題は、「ボールを良く見て!」といわれても、この距離がちょうどよく見えないのだ。ボールがぼけて見える。もっとも、人間、繰り返し練習をしていると、感覚的に補われる部分はあるようだけれど(#7アイアンはかなり練習をしたので、ボールがぼけていても、そこそこ打てるもの)。


シャンクの元凶 遠近両用眼鏡

 遠近両用眼鏡をかけながらプレーをする人もいるだろう。だが、これはゴルフの足をひっぱることはあってもプラスにはならないと考えられる。ゴルフというシビアな要求に応えるにはやはり専用のメガネが必要なのだ。それは「視差」に原因がある。つまり見る物が実際より高い位置にズレて見えてしまう。55歳の人がかける眼鏡の場合、1mで1cm程度というから約1%の誤差が生じることがある。これぐらい日常的には全く無視できる数字だが、ゴルフでは致命的な問題が生じる。

 致命的といえば致命的かもしれない。トップやダフリの原因にもなる。(目以外の問題、ということもありうるが、、ううっ)


 個人差、クラブの差はあるものの、ショットの場合はその視差は2cmにも及ぶことがある。つまり遠くのボールを一所懸命打とうとしている訳だ。その結果、ボールはヒール付近に当たる。そして恐ろしいシャンク地獄に落ちている。

 これ、これ。ボールにしっかり当たらないのはこのせい(ということにしておこう フフフ)。

 またグリーン上では傾斜の読み違えが問題となる。平らなラインは登りに、下りのラインは平坦に見え、これに足元の歪みが加わって弊害はさらに深刻に。

 そこまで配慮してもらえると恐縮です。広告文を引用させて貰ったので、このメガネ屋さんのホームページもご案内しておきます。(こちらです) ちなみにゴルフ専用メガネのお値段は33,000円からだそうです。

 

 とまあ、こういうことです。老眼の皆様、どうされていますか?よかったら、あなたの体験、教えてください。 


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