● 越谷GC('68年TBSオープン開催コース)、36Hが18Hに縮小
・・・ 週刊ゴルフダイジェスト誌より (2008/09/16)
私がゴルフを始めた当初、よく利用させて貰ったのがこの「越谷ゴルフ倶楽部」。河川敷コースながら、「吉川コース」と「三郷コース」と計36Hがあるので、週末などでも結構予約が取りやすい。また、立地的には、都心から首都高速道路のみで(常磐道、東北道などを使うことなく)現地に行け、近いという意味では葛西近くにある「若洲ゴルフリンクス」を除けば、私の家(都心)から最も近いゴルフコースです。
河川敷、手引きカート利用の低料金コースでありながら、かつて'68年TBSオープン(現日本オープン)くらいですから、結構それなりに面白いコースでした。現在は、PGM傘下のゴルフコースとして、経営改革とサービス向上を進めているところに、こんな話が浮上したようです。
この越谷GC、江戸川の河川敷コースなもので、大雨が降ったあとコースが冠水してしまい、しばらくクローズしたことがありましたが、今回、国土交通省がそうしたことのためであろうか、堤防強化工事のために一部、コースを閉鎖を求めてきたようです。
越谷ゴルフクラブには2つのコースがあります。1つが距離が長めの「吉川コース」、そしてもう1つ「三郷コース」です。私の見た範囲では、上級者は吉川コースを好むようです。しかし今回、工事のためクローズするのは、こちら、吉川コースということなので、その意味では、買収したPGMも経営的に苦労するのかもしれない。
こうしたニュースは以前から聞いていたが、9月16日のゴルフダイジェスト誌では、更に詳しく書いてあった。一旦クローズする吉川コースは、工事終了後に9Hに改造され、更に、追加工事は三郷コースにも及ぶのだそうで、こちらも工事完了後には9Hになるのだそうだ。つまり、36Hあった越谷ゴルフクラブは、すべての工事の完了する6年後には、新18Hとして生まれ変わるのだそうです。
現在は、上記の絵のようにコースが直線的にレイアウトされているが、生まれ変わる時は、ゆったりとしたレイアウトにし、戦略的にも面白いものになるようです。
今回は越谷ゴルフ倶楽部の工事というニュースですが、同様な工事は他の河川敷コースにも波及しそうです。最後に、河川敷は、もともと国が所有しているので、今回のように工事が入って営業が縮小を余儀なくされても、保障の対象にはならないのだそうです。河川敷の課された宿命は大雨・冠水だけでなく、こんなところにもあったのですね。
■2008/07/27 up | |
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その後:(2008/10/02)
以下の報道資料は日付が8月27日となっているが私が知ったのは、今日でした。これによれば、PGMのコース・オブ・ザイ・イヤーに「越谷ゴルフ倶楽部」が選ばれたのだとか。せっかく、いろいろな面で改善がなされているなかで、コース縮小はなおのこと残念ですね。以下にPGMのホームページから拾った情報を紹介しますが、更に詳しくお知りになりたい方は「こちら」をご覧ください。
<選考理由> PGM 運営総本部 東日本本部長 前地尊之のコメント「手引きカートの河川コースですが、マネージメントチームが従業員のモチベーションを向上させたことによって、ホスピタリティのあるサービスをお客様に提供し、顧客満足度の高いゴルフ場に改善することが出来ました。単価の低いゴルフ場でもしっかりした経営力によりゴルフ場を改善することができたという非常に良い例だと思います。」 |