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2010年7月13日  W さん  ・・・ ゴルフをもう一度究めたいという熱い思いが胸に去来して


 はじめまして、私33年前まで、某大手ゼネコンに勤めていました。今は畑違いの仕事をしています。

 その当時、ゴルフ場建設ラッシュがあり、私のいた支店もご多分にもれず沢山のゴルフ場を手がけていました。そのころから、若くしてゴルフをはじめました。建設中のゴルフ場(開場寸前)にキャデー教育と称して無料で毎週ゴルフをさせていただいたのがきっかけです。その後転職し、HC10までになりましたが、忙しく、所謂テンカスのまま接待ゴルフにはまり、最近ではフロントでも90がもめています。調子が悪ければ100たたきも珍しくありません。最近ハンデーは恥ずかしくていえません。

 年のせいだとばかり思っていましたが、最近ではめっきり飛距離が落ちました。一生懸命振りますが、弱々しい玉が右によれて行きます。終わると腰痛も出ます。最近同窓コンペがありました。腰痛が出て、途中リタイヤです。「退職したら、皆でゴルフしようといっていたのにそれじゃーどうしようもないな」といわれました。言ってくれた友人はシングルさん、それも片手です。昔は張り合った仲です。何とかしなければ友達が遊んでくれない、と思い、腰が治ってから練習場へ。でもやればやるほど腰は痛く、玉はよれるばかりです。



 そうこうしながらある日なにげに書店に行くと本書が目に留まりました。ゴルフの本なんて買うのは何十年ぶりかです。還暦をすぎ、この際ゴルフをもう一度究めたいという熱い、悔しい思いが書店まで足を運ばせたのかもしれませんが、著者紹介を読むと私と同じ某大手ゼネコンのサラリーマンだったと知り、これも何かの縁だと思い「普通のサラリーマンが2年でシングルになるための7つの基本動作」を購入し読ませていただきました。何しろゴルフを若くして覚えたのはゴルフ場工事をやっていたお陰だからです。

 手首の縦コック、正直目の覚める思いでした。早速クラブを持って試しました。バックスィングして顔を右に向けまっすぐインパクトまで振り下ろしました。なんだかお百姓(失礼)さんが鍬を振り下ろしたような変な格好だな、と思いながら正面の鏡を見てビックリ。頭が残り(右を向いているのだから当たり前)まるでプロのようなインパクトの格好をしているではありませんか。すぐに庭に出てマットの上で素振りをするとマットの音がすばらしい音がしました。あっという間の開眼?でした。

 気が早いようで申し訳ないけど翌週早速ラウンドし、その日はスコアを捨てて、試してみました。とはいえ、最初は疑心暗鬼で元の打ち方と新しい打ち方の混合になり、かえってミスショットばかりになり、大きくスコアを崩し、3番を終わって6オーバーです。そうすると助平根性が無くなり開き直って縦コックを本気で実行しました。ドロー気味のすばらしいショットが飛んでゆきました。私はスライスしか出なかった(左に曲がるときはチーピン)のですがその玉を見て思わず涙が出ました。わかりますよねこの気持ち。その後は?・・・・・・・・・

 飛ばないのは年だからと諦めていたのですが、打ち方が悪かったのですね。若いころはそれでも力とか反射神経でまっすぐ言っていたものが、年を取るとそうは行かなくなっただけです。やはり基本が大切だと思ったしだい。あ、それとこのスィングをするといくら素振りしても体が痛くなりませんね。腰も痛くないです。パットも「今のスィング良かったな」と思うと90%は入ります。山口さん(本の著者)の言われるとおり基本はパットだと実感しました。パットのときの振り子の感じと、ショットのときの感じが同じになればヘッドスピードが上がります。それと「腕の自然落下」の項「右脚を緩める」、いい表現ですねー。この一言、大きな参考になりました。この言葉のお陰で、腰が痛く無くなりました。今まではトップからいきなり腰を回そうとして無理がきていたのですね。打ちにいっていたのですね。余裕ができ間が取れるようになりました。

 お陰で、還暦後、今後いつか仕事をやめたあとの人生に福音をもたらしました。ありがとうございました。この本は大切にバックにいつも入れておきます。おっと、健康のためゴルフのためにもストレッチも取り入れました。体が軽くなりました。手首のぐるぐる回し仕事中にもやっています。なんだか人生楽しくなりました。私にとってこの本、ゴルフというより精神的健康の本だったように思います。


 追伸
p66「アプローチ練習」イラストが無いので、うまく理解できません。仕方が無いので私なりに考え、前述のように顔を右へ向け縦にコックしてそのまま振り下ろす練習をしています。良かったらご教授ください。

 


<管理人> ご質問の件ですが、当ホームページはこの本の著者である山口信吾さんとはご縁があり、過去にも幾度か原稿を頂戴しています。ですので、この件については著者にメールをしてお尋ねしてみます。運良くお答えを貰うことが出来ましたら、あらためてこちらのページにてご紹介しますので。



※ 山口信吾さんからご返事を頂くことができました、ご紹介します。<管理人>


 追伸に対するご返事

マットを叩きながら手首のタテ動作を何度も繰り返してください。
そのうえで、30ヤードぐらいの目標を狙うアプローチの練習をします。
アプローチの練習をしながら、また、手首のタテ動作に戻ります。

最初のうちは、意識していないと手首がタテに動きません。
それでも続けていると、しだいに無意識に手首がタテに動くようになってきます。

手首がタテに上がっていることを確認するためであれば、
テイクバックで顔を右に向けるのは意味があるかもしれません。
テイクバックで右を向いておいてコックを深くすると、
シャフトが額の真ん中に当たるはずです。
額のど真ん中に当たれば、手首はタテに動いています。

                              山口 信吾




こちらは8月4日より発売される新著だそうです。(管理人)


月イチゴルファーが無理なくシングルになれる72の法則

 PHP研究所
2010年8月2日初版第1刷発行
定価:本体1300円(税別)



<内容紹介>
日々の練習法から悪癖の修正、実戦練習、ラウンド術まで、
壁を突破するための全ノウハウを紹介。

<目次>

はじめに
第1章 仕事で培った知識と経験を生かす
 01 期限を切ったプロジェクトを立ち上げる
 02 上達の「PDCAサイクル」を回す
 03 「かかりつけコーチ」と二人三脚をする
 04 「練習ノート」をつけて小さな開眼を積み重ねる
 コラム クラブ選びの「技」を磨く
第2章 しなやかでキレのあるゴルフボディをつくる
 05 「クラブのぐるぐる回し」で手首をやわらかくする
 06 一日5分の「大の字腹筋体操」で体幹を鍛える
 07 一日5分の「真向法」で股関節をやわらかくする
 08 「股関節歩行」で股関節周りを鍛える
 09 一日5分の「ダンベルスクワット」で足腰を鍛える
 10 「開眼片足立ち」で平衡感覚を鍛える
 11 ドライバーの全力振りで瞬発力を養う
 コラム せめて総重量の流れを点検しよう
第3章 基本的なカン違いを改める
 12 カン違い@「クラブと打球練習に気前よくお金を使う」
 13 カン違いA「形を真似る」
 14 カン違いB「やみくもに打つ」
 15 カン違いC「難しいクラブの練習に励む」
 16 カン違いD「腕っ節で飛ばす」
 17 カン違いE「肩を回す」
 18 カン違いF「危険を顧みないでがむしゃらにプレーする」
 コラム クラブ選びには、フィッティングと試打が欠かせない
第4章 我流で身についた悪癖を矯正する
 19 悪癖@「アドレスで右を向く」
 20 悪癖A「テイクバックで右ヒザが流れる」
 21 悪癖B「テイクバックで起き上がる」
 22 悪癖C「テイクバックでクラブが寝る」
 23 悪癖D「トップで左手の小指がゆるむ」
 24 悪癖E「切り返しでキャストする」
 25 悪癖F「フォロースルーで伸び上がる」
 26 悪癖G「フォロースルーで左ヒジを引く」
 コラム ドライバー選びでは総重量と重心の位置に注意
第5章 スウィングの「基本動作」を身につける
 27 手首は3通りに動く(タテ、ヨコ、回転)とわきまえる
 28 手首をやわらかく使う
 29 コックは「タテ動作」をすると肝に銘じる
 30 左手の「小指球」を押し下げて、手首をタテに動かす
 31 「自然体のストロンググリップ」を覚える
 32 手首に「タテ動作」を染み込ませる
 33 手首のタテの動きと体幹のヨコの動きを合成する
 34 コック、リリース、リコックの練習に励む
 35 スウィングの急所「リコック」を身につける
 36 右手と左手の役割分担を覚える
 37 「タメ」を利かせてヘッドスピードを上げる
 38 フェース開閉の邪魔をしない
 39 力まずにブランコを漕ぐようにスウィングする
 40 腕と手をゆるめてスウィングする
 41 腕の重さを感じながらスウィングする
 42 肩とクラブを同調させて「ライン」を出す
 43 肩と腕とクラブを「三位一体」にしてゆったりと動かす
 44 「運動連鎖」を使って軽やかに飛ばす
 45 股関節を使って骨盤を50度回す
 46 体重移動で一気に腰を切る
 47 腰を入れてスウィングする
 48 2つの「運動軸」を意識する
 コラム ドライバーはリシャフトしよう
第6章 スコアに直結する実戦練習を積む
 49 「特高」ティでスウィングを矯正する
 50 踏み台で、傾斜地ショットのコツを身につける
 51 自由自在のコントロールショットを身につける
 52 「スパットゴルフ」を身につける
 53 打席を選んで、「斜めショット」を身につける
 54 一発必脱のバンカーショットを身につける
 コラム クラブは調整したうえで永く愛用する
第7章 自由自在の寄せ技を身につける
 55 アプローチ専用の練習場を確保する
 56 アプローチでも下半身主導でスウィングする
 57 アプローチは馬鹿の一つ覚えでよい
 58 目測だけで距離が合うアプローチを身につける
 59 「ランダム型」の練習で効率的に上手くなる
 60 「開眼」をアプローチ練習で検証したうえで取り込む
 コラム 単品ウェッジは憧れでよい
第8章 パットこそ、だれでも名手になれる
 61 両目をラインの真上に保って、頭を微動だにさせない
 62 「人間振り子」のテンポを体に染み付ける
 63 「究極の振り子スウィング」を身につける
 64 「100球連続カップイン」を日課にする
 65 自分の「基準スピード」を確立する
 66 距離感を磨いて3パットを撲滅する
 コラム 運命の一本に連れ添う
第9章 ワナにはまらないラウンド術を身につける
 67 よどみのないルーティンを身につける
 68 心を無にして、しっかり振り切る
 69 腹式呼吸で交感神経を鎮める
 70 危険を避けずに、フェアウェイのど真ん中を狙う
 71 3つの選択肢を考え、自分の心の声に従ってプレーする
 72 ラウンド後に「感想戦」をする
おわりに




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