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２０１０年３月２日　　川上　義正さん  ・・・　ニュージーランドのゴルフ場巡りの旅　

　―　はじめに　−

　　足掛け９年に及ぶ西オーストラリアでのゴルフ場巡りの旅を西オーストラリアのゴルフ場ガイドブック「Golfing Westralia」（文芸社、2100円）の出版をもって区切りとした。　・・・　（参考）


　　次の旅はお隣の 国、ニュージーランドでゴルフ場巡りをしょうとは、かねがね脳裏をかすめていたことであったのだ。人口１０、０００人に１コースあるといわれほどのゴルフ大国であるから、ゴルフ場を物見遊山しようと。

　　２００８年は北島を、２００９年には南島でゴルフ場巡りの旅をした。オーストラリアでの「足」を公共交通機関にこだわった徹をニュージーランドでも引きずり続けたのだ。公共交通機関だけに依存して、はたしてどれほど多くのゴルフ場を廻れるかが私の旅の狙いでもあった。
　　Aucklandを除けば、電車網が乏しいお国柄であるからバスが主体となった。私に好都合なバス路線が揃っているとは限らず、また便数が少ないバスを待つよりは歩いた方が早く目的地にたどり着けることもあるのだ。そのうえに、歩いていると、車窓からでは瞬時に通りすぎる通りの看板や他人様のお宅を垣間見るなどと、土地柄を知る恩恵にあずかったこともあったのだ。日曜日にはバス便がない地方では、片道１０Km歩いたのが最長距離である。行きずりのおじさんとお喋りをして、気が紛れたのはいいが、案の定くたびれた。しかし、帰りは車が拾ってくれたので大助かりだったのだ。


　　ゴルフ場を訪問したい。しかしバス便がない。しかも歩ける範囲ではない。公共交通機関に固守して、行き漏らすと、私が目論んでいるゴルフ場ガイドブック作りに落ち度が出来そうだ。そんな心の葛藤に負けてタクシーを使ったのは４コース（Terrace Downs, Harewood, Coringa, Southland）だけである。

　　代表的な町での訪問したゴルフ場の数は Auckland(１７コース), Wellington(１１コース), Christchurch(１５コース), Invercargill(５コース),　Dunedin(４コース),　Queens Town(４コース), Palmerston North(４コース), New Plymouth(３コース)などである。その他にも、１つの町に１ゴルフ場だけある分をあわせると総計８８コースを訪問したことになる。 

　　　　※　2010年３月１週時点でのレート：　1 NZD = 61.8 JPY

　　大多数のグリーンフイが＄４０前後という中で、飛びぬけて高価な＄５００といわれる北島の北部にある、海辺のKauri Cliffsと南島の東部にある、これも岸壁沿いの Cape Kidnappers は、余りにも僻地に位置し公共交通機関ガ存在しない。したがって、訪問するには高額なタクシー代が予測されるので、諦めが早かったのだ。この２コースを除けば、名立たるゴルフ場をすべて訪問した、と自らを慰めているからだ。ゴルフ場ガイドブックの作成を目論んでいる野心からすると、心残りではあるが今回は断念することにして、またの機会に訪問することにした。ルートの法則や２８の法則に当てはめると、数の上からはニュージーランドのゴルフ場を巡ったと見做せるだろう。


 

当地のガイドブックに掲載されているゴルフ場数を数えたら９ホールコースをも加えると、３８３コースあった。未掲載分があるかもしれないから、人口４０００万から単純計算すると、統計的には人口１０、０００人に１コースの計算になる。私がバスで移動した先々の、僅か３、４００人が住んでいる町や村にも、必ずといっていいほどにゴルフ場があるのだ。そしていずれのゴルフ場にもレディズデイ、メンズデイ、ミックスデイ、ベテランデイなどと称したコンペが毎週組み込まれてあるのだ。みんなゴルフが好きなんだなと思う。 　　ゴルフ場巡りの旅のついでに、話の種、目の肥やしにと観光もした。主なところは、初体験の熱気球（Methven）、物見高く氷河見学（Franz Josef）。行き着くところを好んでのニュージーランド北端の 地の灯台（Cape Reinga）、南端の島（ Stewart Island）にも足を運んだことである。 　　グリーンフィについて 　　ニュージーランドのゴルフ場ではビジターを下記のような仕分けによって分類し、ビジターのグリーンフィが異なるのだ。 １）ニュージーランドの他のゴルフ場メンバー（NZ Affiliated Member）か否か。 ２）ニュージーランドの他のゴルフ場メンバーで、当該クラブのメンバーと同伴か否か。 ３)何所のメンバーでもなく（Non Affiliated Member）、当該クラブのメンバーと同伴か否か。 ４）オーバーシ　ビジター（観光客） ゴルフ場によっては１）と４）とでは約２倍の差があるゴルフ場もある。 　　ディスタンスマークについて 　１）距離表示は「メートル」である。 　２）グリーンまでの距離を９０M、１３５M、１８０Mと一見、半端な数字で表示してある。１０％加算して「ヤード」に換算すると、それぞれが　約１００Y、約１５０Y、約２００Yとなる。フェアウエイに赤、白、青のデイスクがこの順（ゴルフ場によっては黄を使ったり、並び順がこれとは異なるコースもある）に埋めてある。 　　テイグランドにあるマーカーついて 　　一般的に、赤は初心者用、黄は女性用、白は男性用、青はクラブコンペ用とされている。 　　関連情報入手 　　ニュージーランドのゴルフ場情報は下記ウエブから、居ながらにして得られる。 The New Zealand Golf Guide ( www.golfguide.co.nz ) New Zealand Golf ( www.golf.co.nz ) ( www.nzgolf.org.nz ) Golf Courses, Hotels and Travel Services of New Zealand 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　( http://www.nzgolf.net/ ) PGA of New Zealand ( www.pga.co.nz ) GOLFING NEW ZEALAND ( www.golfing.co.nz ) 　　観光立国だけあって、観光関係のウエブは掃いて捨てるほどのインフォメーション・ウエブがあるから、ネイション・ワイドの代表的なものだけを記した。 Visitor Information Centres（ www.i-site.org ） New Zealand Travel & Business ( www.newzealand.com ) Inter City Coachlines ( www.intercity.co.nz ) Quality Hostel Accommodation - YHA New Zealand ( www.yha.co.nz ) The official website for Northern New Zealand ( www.northlandnz.com ) Southland - Visitor, Business and Community Information 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ( www.southlandnz.com )

こちらは川上さんの文とは直接関係ありませんが、ゴルフダイジェストオンラインに、「人口1人あたりのゴルフコース数」のお話しが出ていましたので、ご紹介しておきます。詳しくは左写真をクリックしてみてください。 　　　　　　　　　　　＜管理人＞ 　　人口1人あたりのゴルフコース数が世界一のニュージーランド。コースの数は現状役400コース。競技人口が多く、ラグビーやクリケットに並ぶ国民的スポーツとして愛されている。グリーンフィも＄10-30（NZ）からプレーできるパブリックコースから、＄100（NZ）前後からプレーできるリゾートコースまでバリエーションが豊富。Tシャツや短パンで気軽にプレーできるのがニュージーランドスタイル。