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2007年12月12日  「第4コーナー」さん、 「進歩するゴルフの楽しみ、まだまだゴルフが上手くなる60歳代のゴルフ」


前書き

 日本経済新聞に「私の履歴書」なる連載記事があります。いつ読んでも自慢話が満載でいやになります。一般に 人間、頭がよく、偉くなると大体このような話になりますが、「俺が俺がの自己中心度」、「負けず嫌いの勝ち気度」の強さに応じて権力・地位が高くなる相関関係があるのでしょうか。また、人格・品格とは逆比例の関係にあるように思うのですが如何でしょう。この投稿も話題によっては似たような話を披露することになりますが、会社人間を卒業した一人の人間のゴルフ談義とご理解のうえお付き合いいただければ幸いです。


今の状況

 さて私事になりますが、あと一ヶ月で62歳を迎えます。最近のゴルフ状況はかなり満足のいく状況で、飛距離、スコアともパワーのあった40代・50代と比べ格段にレベルアップしている実感があります。この辺の事情を仕事中心の現役時代、40代と定年後、時間に余裕のある60歳代との比較でまとめてみることにします。ゴルフが大好きな、今ひとつ伸び悩んでいるシニアの方に参考になるといいのですが。


「基本」に戻る

 人それぞれ体力、精神力、ゴルフの取り組み姿勢など違いがあります。私の場合、身長は170センチ弱、体重は75キロ前後、取り組み姿勢はかなり前向きと思っています。特に仕事柄、仮説・検証、即ち問題に対してどのような対策が有効か、この問題の原因はこうで、結果がこうなると推定し、練習で実験・検証する、このような取り組みが好きです。

 現役時代は仕事最優先で過ごしていましたが、ゴルフを楽しみ始めてから、前書きにも書きましたように、ご多分に漏れず、「ドラコンをとりたい!「いいスコアで上がりたい、優勝したい!」とコンペが近くなると練習場に行き、いいスコアで回れるよう打球を重ねたものです。日常的には週末は家族サービスが優先し練習する時間も少なく通勤時の行きかえりにゴルフ雑誌などで、向上のヒントなど読み、「これが原因だ、これで分かった」を連発したものです。段々年を取ってくると、ゴルフの基本ができていないにも関わらず、今更レッスンは受けない、自分で解決するんだといった驕りが出てきます。それが最近まで私の悩みの種、フック、ダフリそして飛距離と問題が解決できず長期化したと反省しています。結局、当たり前の話になりますが、グリップとアドレス、そしてテークバックの基本に問題あることが判明し、更なるレベルアップに取り組んでいる最中です。

 とかく雑誌、本などに書かれている改善・教えは大体があるレベルに達したプロなどが書いているので、アマチュアが本当に聴きたい点、どのように飛距離を改善してきたか、どんな悩みがどんな過程で、段々と改善されたのか、具体的な細部について書かれた記事にめったにお目にかかれません。例えば 握り方について言えば後ろの3本指でしっかり握ると書いてありますが、左の人差し指はどうなのか、シャフトへの当て方はどこから始めるのか、シャフトと関節の位置関係は?「手打ち」とは両手のことか、両腕とかひじとの関係はどうなっているのか、色々細部の疑問が出てきます。この辺は自分で探求しなければならないことなのでしょうか? 後ほど私なりのグリップ論を書きますが、ゴルフを始めたころはジャックニクラスが好きで、インターチェンジの握り方でした。その後オーバーラッピング(飛距離)にし、さらにダブルオーナーラッピング(安定性)、そして現在のオーバーラッピング(飛距離)と変遷を重ねてきました。まさにグリップの悩みの歴史です。とにかくグリップの仕方が決定的に重要なことが最近また判ったのです。


さて、最近の私のゴルフ・プロファイルを紹介します。
・ 平均スコア 80台後半
・ ハンディキャップ 15
・ 飛距離 220−230ヤード
・ クラブセット
   ドライバー: テーラ−メード(TM) バーナーTP 50g
   FW: 3、5,7 TM バーナー
   アイアン: PRGR 915 M43
   ウエッジ: SRIXON I―404(PW,AW,SW)
・ ゴルフの回数・機会
   コース: 月2−3回、但し平均で夏場は月5−6回の時もある
   練習場: 問題と改善点の確認に応じ随時、最近はあまり多く打たない(1-2箱)
         その代わり、自宅の庭で素振り練習を多くしている
・ 目標とするところ
   80前後のスコア、町内のゴルフ・コンペをシングル・ハンディで回る


それでは各論に入ります。

最近10年来の悩み

 ドライバーの度重なるレベルアップ、グリップ、アドレス、スイングいろいろな試み・実験を繰り返してきましたが、
   @ヒール・サイドの打点、飛距離のロス、弱々しい打球、打ったときの快感がない!
   Aアイアンのフックとダフリの悩みが交互に出てくる、安定性が持続しない!
   Bドライバーの飛距離 ランを入れても200ヤード!


悩みの改善状況

 対策は、100%完璧に効果が得られ、達成できるわけではありませんが(それができればプロ!)、私の結論は なんと@、A、Bともグリップとアドレスに問題があり、その改良で安定性を高めることができたと確信しています。なお、飛距離については、スイングのありように改善点があり、さらに現在改良を進行中(後述)

この改良の通過点として、下記のスコア、飛距離になっています。



 

40代

50代

60代

飛距離

220ヤード

200ヤード

230ヤード

安定度(OB)

4−5発

1−2発

殆どなし

スコア

平均100 

平均93 

平均88 

100叩き

常時

時々 

殆どなし

70台 

なし

1回 

2回

主要なクラブ

ブリジストン
ジャンボ仕様

ミズノ
高反発 

テーラーメード
低反発

  注:ここ最近は大体3年ごとに飛ぶクラブと評判のドライバーを購入していました。

 

「60過ぎて体力低下してきたにも係らず何ゆえ飛距離が伸びたのか」―基本の確認

 50代は飛距離が200ヤードと落ちて非常に悩みました。何が原因で落ちたのか分りませんでした。最近の要因分析が正しければ、高反発・クラブヘッドを大きくしてからこの問題が出てきたように思います。昔撮った連続写真を見ると、バックスイングで腰が回りすぎ体重が左に乗る形になりダウンスイングで腰が更に左に移り、腰が回りきれないフィニッシュになっています。楽なスイングで、ボールに当てにいく、ヘッドスピードの出ないスイングになっていたようです。これを解決するため、その場で回転するとか、左の腰を切るとか、右腰を押し込むなど色々雑誌などに書いてある対応を講じました。それらは結局納得できる対策ではありませんでした。ところが昨年「瓢箪から駒」で、低反発のXXIOにドライバーを変え、加えてセットアップ(アドレスの仕方)を変えてから飛距離が戻ってきました。ヒール打点が少なくなり飛距離のロスが少なくなったためと分析しています。

 改善ポイントは、アドレスでの構え方にありました。私なりには、レッドベターのアドレスとセットアップ(剣道のメン構え)に従ったことと、私の体格に沿った変更、腰を落として構える修正、を実施したのが効を奏したと思っています。次にグリップですが、レッドベター流の構え方をすると、両腕・両手が伸びた形で握ることになります。その形で握ることで正しいグリップになったと思っています。是即ち、レッドベターの教科書に忠実に従って、少し自分なりの体格にあわせた修正を入れて、基本に従ったことで力の入ったスイングが蘇ってきたということになります。


「ドライバーの正確性がよくなったのはなぜか」- 新兵器が貢献

 最近は、ドライバーのOBでトリプルとか、ダブルパーなどめったに叩くことがなくなりました。これもひとえに最新のクラブのおかげです。10―20年前のクラブは、ラウンド中にスライスやフックが簡単に出て、スコアが全くまとまらない状況でした。それだけ精度の高いスイングで打てなかったわけです。今年友人の勧めで購入したテーラーメードのバーナー・ドライバーは飛距離・精度ともこれまで使ってきたクラブのなかで一番良い結果を出しています。もともと大きなヘッドは好きではなかったのですが、このクラブは460ccでもなんら違和感なくいいフィーリングで振れます。

 ちなみに私のスペックは下記のとおりです。ヘッドスピード40m/s前後の人でも軽くて振りやすいクラブ設計になっていると思います。
   バーナーTP50 S 9.5 305g

 昔のクラブは、スイングの基本ができていないと打点のばらつきがで、とどこに飛んでいくか分からない、ボールに聞いて欲しい状況で、アマチュアには難しかったと思います。

 


「アイアンの正確性をどう確保したか」― 定年後の時間が解決に結びつく

 ここ10年悩んでいたアイアンのフック病が治りかけてきました。色々な経過があり、悩み多き時間を費やしてきました。例えば後ろ足体重が問題だとか、グリップがフックにぎりであるとか、色々仮説と検証を繰り返しましたが分からずじまいでした。問題を簡単に説明すると、アドレスし、握って構えて素振りをし、アドレスの位置に戻すとフェースが被ってしまう、素振りをすると左グリップが反時計回りに動き結果フェースがかぶる形になります。スイングではインパクトで、フェースが少し閉じた状態で入ってくるので場合によってはドフックになっていました。また、何とか出ないように体で調整するので、とんでもない方向へ飛んで行ったり、シャンクが出たりと散々でした。スコア的にはショートアイアンで引っ掛け、パー3でパーが取れないのでなかなか90を切れない最大の要因でした。この原因がどうしても分かりませんでした。

 ところが、最近、定年後の時間的な余裕もでき、またドライバーの飛距離もそれなりに戻り、課題はフック問題に絞れたことでフックの根本問題解決に取り組みました。自宅の寝室でクラブをああでもない、こうでもないと色々握り方を変え、色々シミュレーションをしてみました。、当初は右手小指の位置を半時計回りに変えればフックは矯正できる、また右手は指先、第二関節で握ると良いとか色々アイデアが出てきました。それなりの効果が得られたのですがどうもしっくりいきません。色々しっくりしない箇所を突き詰めていくと、問題は左手の人差し指と右手の小指の接点に違和感があることがその原因と分かりました。しかも左人差し指の握りが弱いとクラブフェースが閉じて戻るスイングになることが、また、この改善の為にはグリップの仕方にも順序があることが分かってきました。これまでは、「左手は後ろ3本指で握るのだ」といったセオリーを守ってきたため、人差し指の力加減が疎かになり、左手先がゆるくなりフェースが動くことに繋がってしまったことでした。ではどうすればいいのか、問題点が明確になれば、解決は簡単です。右人差し指と親指で最初にシャフトにあてがえば、人差し指でしっかり握れ、力も入り、さらに後半の3本指でしっかり握れば、前に説明したフックフェースになるグリップにならないことが判明したではありませんか!さらに、これまでだましだましの握り方で調整してきたフック対策がこれでいい方向に向くことが練習場で確認できています。

 つまり、左手は3本指で握るとか、ストロンググリップがいいとか色々書かれていますが、自分のフィーリングにあった、自分の左腕・左手の強さにあったグリップの仕方があるということになります。左手の3本指で握るといっても、正しく左の人差し指が握られていないとしっくりした、左腕の伸びた、フィニッシュの決まるスイングにならないということになります。これはどの本にも書かれていませんので、多分個人的な問題かもしれません。

 つまり、左手を握る時にも、人によっては順序があるということになります。

   これまでは→ 一度に左手の指の根元にシャフトを当て、その後後の3本指で握り、それから親指を重ねる

   改善後は → まず人差し指と親指で位置を決め、人差し指の先端をシャフトに巻きつけ、
            これが重要、しっかり握り、そのあと残りの指をあてがう

 尚、右手は、これまた悩んでいましたが、中指と薬指の第二関節をバックラインにあてがうことで方向性がよくなっています。

 

「飛距離アップ再考」

 まだ60歳前半では、飛距離はこれ以上伸びないト諦めるわけにはいきません。少しでも遠くへ、例えば、400ヤードのパー4を残り150ヤード近辺で打ちたいと願うのは私だけではないと思います。このため、ヘッドスピードを如何に高めるか、この研究が最近のテーマです。これまた素振りを繰り返し、簡易計測器でどんなスイングが一番早くなるか試して来ました。直近では、ブリヂストンスポーツ発売の「サイエンスアイ」を購入しどうすればスイングスピードが上がるか試しています。
      

 最近の庭先練習場の結果は、これもまた基本の話になりますが、上半身の捻転とダウンスイングの速さにあります、これを行うためには、

   1.アドレスで作ったひざの角度、前傾でできた腰の角度を変えずに
   2.右肩甲骨でテークバックし、左肩甲骨でダウンスイングする。尚、左ひざ・左腰の角度は維持したままであることで
   3.230ヤードは出ます。

 但し、練習場で打ってみると、220ヤードのネットまで届かないので、あくまでも計測器の話となります。これでも、従来の数値に比べ3−4m/sはコンスタントにアップします。



纏めてみると

素晴らしき60代、よみがえるゴルフの楽しみ
 ・ 頭のなかに、あれもしなければ、これもしなければといった仕事のことが詰まっておらず、
   ゴルフに専念できる。現役時代は、仕事中心で集中できない。

   − いつでも問題を分析・改善を試みれる、住んでいる場所にもよりますが
     平日のゴルフ機会に恵まれる、とにかく安くいつでもプレーできる


 ・ 取り組みの姿勢
   − 40代は頭先行、週刊誌などに頼る、練習の時間が殆どない
   − 60代は実践先行、仮説・検証できる時間がある

私の悩み
 ・ ドライバーの飛距離  
   @ヒール打ち
   Aヘッドスピード
 ・ アイアンンのダフリ
 ・ アイアンのフック

向上のヒント
 1.自分の連続写真を撮ること
 2.思いついたら直ぐに練習すること
 3.基本に戻ったチェックをすること
 4.できるだけメモを残すこと
 5.仮説・検証で原因と結果の根拠が納得できるもの

私のスイングの問題点
 ・ アイアンでボール前方のターフが取れていない!
 ・ インパクト時、左胸が回っていない、
 ・ インパクト後左腕がひける、伸びていない!
 ・ フィニッシュ決まらない、前後によれる!



スイングの改善のポイント
 ・ 胸を突き出したアドレスになっているか?
 ・ クラブヘッドの最下点がグリップ(指の関節に沿って)と同じか?
 ・ ダウンスイングで右腰が飛球線に向かって押し込まれているか?
 ・ 左サイド(肩甲骨・左腰)で切り返し・ダウンスイングをリードしているか?
 ・ アドレスのヒザの角度、前傾姿勢でできた腰の角度をインパクトまで
   維持したスイングか?

基本の確認
 ・左手のグリップ、握り方の順序 → 先ず親指と人差し指で握る
 ・右手のグリップ、どこで握るか→ 指の根元


(投稿者 第四コーナー)





<管理人> 第四コーナーさん、投稿有り難うございました。定年を好機と考える前向きさに頭がさがります。これから定年へと進んでいく私(まもなく58歳)にとっては、とても夢のあるお話しで、うん、うん、と頷きながら読ませていただきました。ちなみにペンネームの「第四コーナー」ですが、読ませていただいて感じたのは、これが最後の第四コーナー? むしろまだまだ余力があるから、もう1周するぞ、という強いエネルギーを感じたのですが、いかがでしょうか?

  話し変って。20年、30年前にゴルフを始めた友人達(58歳)の中には、そろそろ息切れしてきた人もいますが、私などは、そもそもゴルフを始めたのが53歳ですから、今が面白い盛りです。道具の進歩のお陰もあってか、少しづつではありますが、今でも飛距離は伸びています。あとはベテランの皆さんのような小技を習得していき、定年までには、せめてコンスタントに90台で回れるようになりたいと思っています。


 
 さてこうした、シニアになってから更に腕が上がった、というお話しは、第四コーナーさん以外にもあって、左の写真の著書(退官した大学教授が執筆)などでも、当初100前後だったスコアの著書がシングルにまでなっています。

定年後はゴルフでシングルの腕前をめざそう icon」  佐藤 拓宋(東京工業大学名誉教授)著 亜紀書房 1,500円(税別)

 東京工業大学の教授を退官し、通常なら同分野で活躍を続けるところを氏は、アメリカにゴルフ留学を決意、ついにはシングルになる。こうした生き方には、ある程度の経済的な裏付けが必要であろうが、一番必要なのはジャンプする勇気。迷いを軽減する意味でこの本の中で現地での生活を詳しく解説してくれている。私もこれを読んで定年後にはゴルフ留学をしたくなりました。  <詳しくはこちらへ



 


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