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2006年11月26日 佐久の鯉太郎さん  「百聞は一見に如かず」


 63歳の秋、仕事を離れ趣味や地域活動、そして孫の相棒などが主要な行動単位になりました。趣味の方を見ますと残念ながら某ファンドの代表者のようにお金をもうける技が無いので、稼ぎまくった金額を誇ることはできません。

 趣味でできることは4年ほど経験した陶芸と限りなくスコアが劣化し続けるゴルフ、そして多少の料理ですが、料理といっても超辛口の手製カレー、鯉の旨煮、イカの塩辛、いくらの醤油漬けなどを作る程度です。
 陶芸は酒器専門で薩摩の黒千代香もどきや焼酎のお湯割りの器を作っています。作品が貯まると昔の仲間の迷惑を気にせずに押し付ける迷惑おじさんをやっています。


 
 さて、ゴルフの方を振り返って見ますと仕事をしていた頃は年間40回程度ラウンドしていました。この10年間で平均スコアは10以上増えましたが、だらだら下手になったのではなく、組織の中で責任が軽くなることが決まった後に著しくスコアが劣化してきたように思われます。どうやら私の場合には見栄っ張りでスコアを引っ張ってきたのかもしれません。そして、今や仕事は無くなり、地域活動もすべてボランティアなので見栄を張る余地は無くスコアが良くなる要素を新しく作らなければ、悪いままの人になってしまうではないかと思ったのです。

 そんな私を近所に住む弟がビデオで撮影してその映像を見せてくれました。その無理だらけの醜い姿、間違いなくダフリ、トップ、チーピン、天婦羅、ダットサンなどチョンボのデパートのような自分の姿を目にしたのであります。
 特に、トップではシャフトが妙にシナルし、スウィングでは無く打ちに行くし、力でたたきに行く自分の姿を垣間見て、私は「無理の無いスウィング」を目指そうと目からうろこをどっさりと剥がすことができました。しかしながら、自己流で長い間に身体に沁み込んだタイミングや力加減を内藤雄士プロや中島常幸プロなどのレッスン書にあるように正常化できるでしょうか?!下手を固める練習の成果から時には目の覚めるような球が出る、結構いけるではないかと誤解を重ねスウィング改造は実に困難なことと思います。




そこで、私としては、まずは;

1. グリップはやわらかく、右手はかぶせない

2.自分の頭はボールより後ろ、インパクト後のクラブヘッドは手より前

3. 力まずに、ゆったりバックスウィングし、浅めのトップで軽く振る

4.トップオブスウィングは控えめにして、右腰を伸ばさず、ダウンスウィングで左ヒザを逃がさない。


 以上の作戦でやり直して居ります。困ったことは練習場で弟が見に来るとナイスショットがでて、自分だけで打っていると球はアチコチに行ってしまいます、どうやら、見栄っ張りなところは変ってはいないのかも知れません。安部総理は真剣に「美しい国」を目指すそうですが、私は見栄っ張り心で「無理の無いスウィング」を目指して参ります。  

 


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